茨城県のHPに、水道からの放射線物質検出のデータが出ています。
25日現在のデータも追加されました!
http://www.pref.ibaraki.jp/20110311eq/pdf/0194.pdfですが、茨城の地理に詳しい人以外はこの表をみてもよくわからないでしょう。そこで、地図に数値を書き込んでみました。
毎日更新しています。3/30日夜の最新版はこちら。
http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-35.html
これを見ると、やはり傾向として県北は高く、県南は低いということがわかります。但し、利根川に近い方はまた高いです。これには何か別の理由がありそうです。県南地区のデータを詳しく見てみます。
まず、県南地区の水がどこから取られているかということを知っておかないといけません。(県南水道事務所パンフレットより)

利根川から取水している自治体と、霞ヶ浦から取水している自治体があります。数値は24日(23日)のヨウ素131のデータ(Bq/kg)です。セシウムはどこも低いので記載していません。
霞ヶ浦給水系 霞ヶ浦浄水場
土浦市 16.7
つくば市 8.3
美浦村 21.8
阿見町 26.0
県南水道企業団(竜ヶ崎市、取手市、牛久市) これは一部でしょう。
霞ヶ浦給水系 阿見浄水場
土浦市 16.7
稲敷市 測定中
阿見町 26.0
河内町 19.9
利根川給水系 利根川浄水場
県南水道企業団(竜ヶ崎市、取手市、牛久市)
竜ヶ崎市 62.2
取手市 106.5牛久市 測定中
守谷市 80.1(23日)
利根町 59.4
これを見てはっきりとわかることは、利根川給水系は高めの数値が出ているが、霞ヶ浦給水系は低いということです。(県南水道事務所パンフレットより)

県南水道企業団の3カ所の配水場は、3/25現在、高めの数値になっています。
http://www.ibananww.ne.jp/以下、HPより抜粋
『<茨城県南水道企業団における放射線量の測定結果について>3/25 23:45更新
茨城県南水道企業団において採水した水道水中の放射性物質の測定結果を下記のとおりお知らせします。
採水日 採水場所 放射性ヨウ素 放射性セシウム (単位はベクレル/㎏)
3月25日 牛久配水場 91.7 Cs-134 2.60
(牛久市) Cs-136 0.35、Cs-137 3.13
3月25日 若柴配水場 58.2 Cs-134 1.14
(龍ケ崎市) Cs-136 0.33、Cs-137 1.15
3月25日 藤代配水場 84.1 Cs-134 1.72
(取手市) Cs-136 0.54、 Cs-137 2.15
当企業団では、全量を県企業局より受水(購入)しております。
取手市戸頭配水場で3月24日に採取した水道水の一部から、
乳児の飲用に関する暫定規制値100ベクレル/kgを上まわる106.5ベクレル/kgの放射性ヨウ素が測定されましたが、その後、同じ取手市内の藤代配水場で3月25日に採取し測定した結果、84.1ベクレル/kgを暫定規制値内に下がりました。
さらに安全性を確認するため、3月26日からの採取を若柴配水場(龍ケ崎市)、牛久配水場(牛久市)、戸頭配水場(取手市)、藤代配水場(取手市)の各配水場でおこない、測定結果が分かり次第、公表してまいります。』
県南水道企業団は下記の牛久市、竜ヶ崎市、取手市に給水しています。
http://www.ibananww.ne.jp/1-5area.htm