今週は、守谷市の人の質問に答えるために、これまで避けてきた小学校の年間20mSvか1mSvか、という話に首を突っ込まざるを得なくなりました。そのついでに、食品の暫定基準値についてもまとめようと思っています。
でも、食品の暫定基準値の話をするにしても、必ず避けては通れないのが「今はいったい平常時?それとも非常時?」ということに対する理解です。
このことを理解しておかないと、大きな誤解を産みます。政府がしっかりとこのことを広報しないおかげで、誤解にもとづく混乱が広がっています。今週は、下記の3本のシリーズ記事で、守谷市の学校の基準値をめぐる解釈が正しいのかどうかということについて、考えてきました。さらに昨日、新たな動きを受けて関連記事を一つ追加しました。今日は、「
6/6 学校の20mSv/年の基準をめぐる騒ぎについて 後編」の
5.今はいったい平時?非常時?を補足したまとめです。
「えっ、そうなの?知らなかった!」というような内容も入っていますので、よく読んでください。できるだけわかりやすく説明しますが、まだ難しいかもしれません。余裕があれば、後ほどもっとわかりやすく要点だけを記したスライドを作成します。まずはこの文章を読んで理解できるところまで理解してください。追記:「6/11 仮想記者会見を作ってみました。気楽に読んでください。」をご覧ください。-----------------
(学校の年間20mSvをめぐるシリーズ記事)
「
6/6 学校の20mSv/年の基準をめぐる騒ぎについて 前編」
1.日本の法律のしくみ日本の法律の構成について簡単な解説です。
2. 3.11以前の法律実際に「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」にどんなことが書いてあるのかの解説です。武田先生のブログも引用しながら解説しています。「公衆の被曝線量は年間1mSv」を確認しました。
「
6/6 学校の20mSv/年の基準をめぐる騒ぎについて 後編」
3. 3.11後の文科省の指示文科省の指示が世論の激しい反発を受けて5/27に変換したことを示しています。また、年間20mSvとは明言されていないことも示しました。
4.守谷市の考え方は正しいか?守谷市の考え方は間違っているのではないか?と疑問を提示しました。
5.今はいったい平時?非常時?この時はまだよくわかっていませんでした。
今日はここを解説します。
「
6/7 学校の20mSv/年の基準をめぐる騒ぎについて おまけ」
おまけ1.厚労省のHPより厚労省HPから補足しました。
おまけ2. 年間1mSvのエリアはこんなに広い!ここで示した地図と「1mSvを守ろうとしたらどれだけのエリアでその対策をしないといけないか、ということについて、衝撃的な地図を見ながら考えます」のフレーズがtwitterで話題になりました!
「
6/10 守谷市の学校は年間1mSvに変わりましたが、まだこんなひどい子供だましをやるのか!」
守谷市は文科省の説明を受けて年間1mSvに方針を変更しましたが、その理屈が信じられない子供だましです。
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(ここまで過去記事の解説とまとめ)
【6/11 今は非常時?平常時?まずこれをしっかりと理解しましょう!】の続きを読む

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