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2018年10月13日

8月末に、公聴会を前に「トリチウム水の放出について」ということで書きました。その時には全く公表されていなかったデータが9月末に公表されました。また、10月1日には経産省で多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第10回)も開催されました。

9月28日の毎日新聞の記事「海洋放出、前提危うく 再処理コスト増も」を一部引用します。

「東京電力は福島第1原発の汚染水浄化後の処理水について、敷地内のタンクで保管する約89万トンのうち約8割の約75万トンで、トリチウム(三重水素)以外の放射性物質の濃度が国の排水基準値を上回っていたことを明らかにした。東電は処理水の再浄化を検討しているが、予定外の設備の新設や増設などが必要になり、廃炉コストも増大する可能性がある。【鈴木理之】」(毎日新聞より)

「しかし今回の東電の発表によると、処理水計約94万トン(20日現在)のうち約89万トンを分析した結果、トリチウム以外で排水基準値を下回るのは約14万トンで、約75万トンは超過すると推定される。基準値超えの中には半減期が約30年と長く、体内に入ると骨に蓄積しやすいストロンチウム90も含まれており、サンプル分析では最大で基準値の約2万倍の1リットル当たり約60万ベクレルが検出された。
 基準値超えの原因として東電は、ALPSの不具合や、放射性物質を浄化する吸着材の交換時期が遅れたことなどを挙げた。」(同じく毎日新聞より)

【トリチウム水の放出について ALPS処理水のデータが公表されました】の続きを読む

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2018年8月31日

ずいぶんと時間が空いてしまいました。
もう以前のように福島原発事故についてエネルギーを割くことはできないと思います。
ただ、久しぶりに、ニュースで福島原発事故の話をやっていましたので、簡単にコメントしたいと思います。

タンクにためているALPS処理水の処理についての公聴会のニュースを見ました。
8月30日(木)と8月31日(金)に公聴会を行うというものでした。


いろいろとまとめている余裕がないので、詳しく知りたい方はこちら(トリチウム水処理の公聴会が開かれるのに、多核種除去装置はまだHOT試験中)をご覧ください。
ALPS処理水についてよく整理してくれています。

8/30のニュースは、予想通りの内容でした。ただ、NHKのニュースを見ていて一つだけ感心したのは、トリチウム水は原発を稼働したあとで海に放出している旨を言及していたことです。

8/31も公聴会が行われていると思います。その結果は見ていませんが、おそらく昨日の意見と同様のものと思います。

さて、私の意見は数日前にツイートしましたが、簡単に書くと以下のような整理になります。

1.これまでの議論を見ても、ALPS処理水=トリチウム水であるという前提で話をしているようですが、その前提が成立するのかどうかの確認が必要である。
ALPS処理水の処理、特に海洋への放出については、ALPS処理水=トリチウム水かどうかをまず確認する必要がある。
ここでいうトリチウム水とは、放射性物質として検出限界を超えるものはトリチウムだけを含む水のことです。他の核種は含んでいても、検出限界以下に抑えられている水のことを意味します。

全ての情報をフォローできていないのですが、実運用したALPS処理後の水の放射性物質のデータは全ては公開されていないのではないかと思います。それをまず東京電力に公開させるべきだと思います。(もし全て公開されていたらごめんなさい。)

2. 情報を確認した結果、ALPS処理水=トリチウム水であれば話は簡単です。 他の稼働中の原発でもトリチウムは大量に海洋放出しているので、同じように希釈して海洋に放出することで問題がないはず。風評被害、という議論が出るのであれば、他の原発付近の海でも同じである事を広く広報して福島の海だけの問題ではないことを示せば良い。

3. ALPS処理水=トリチウム+他の核種(例えばI-129やRu-106など)が検出される(N.D.ではない)場合は、その核種についての濃度と安全性を議論してから処理方法を決めるべきと思います。問題ない量(濃度)であれば、そこを丁寧に説明すれば海洋への放出も可能かもしれません。

重要なことは、まず事実(この場合で言えばALPS処理水=トリチウム水なのかどうか)を知ること。そのあとで議論を行うべきだと思います。現在のニュースを見ても、そういう視点での議論はされておらず、ALPS処理水=トリチウム水である前提で、トリチウム水を海に放出してもいいのかどうか、という話に持って行こうとしているように思いました。私の意見としては、トリチウムだけを含む水であれば希釈して海に流すのが現実的な解決策だと思います。もし福島の海への風評被害という事を懸念するのであれば、費用はかかりますが、タンカーなどでタンクのALPS処理水を稼働中の原発の海まで運び、そこで希釈して海洋に放出すればいいと思います。同じトリチウム水ならばそういう手段も可能だと思います。

ただ、今回の議論では、まずその前提が成り立つのかどうかをはっきりさせる必要がありますよ、という事です。そこに議論が行っているのかどうか、細かく資料をチェックできていないので申し訳ないのですが、おそらくそういう議論は抜けているのではないかと思ったので久しぶりに書きました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上が8/31の時点で書いたことですが、本日(9/1)にニュースを見ていくつか補足と修正をしておきます。

トリチウム以外の核種データについては、増設ALPSのA系列のデータのみですが、公聴会資料にも掲載されていました。

0901公聴会資料 


Ru-106はND(検出限界値以下)ではないということがはっきりと記載されていますね。
しかもALPSには既設ALPS、増設ALPS、高性能ALPSとあり、それぞれに何系統かあるので、これは7系統あるうちの1系統のデータでしかありません。日経の記事(不安・不信 合意形成難しく、福島第1トリチウム水の公聴会 )を見ても、下記のように記載があります。

不信感の大きな理由は、トリチウム以外にも除去し切れてない放射性物質が残留する問題だ。公聴会の開催決定後に広く報じられたため「国民に十分な説明がされていない」「議論の前提が崩れた」との反発が続出した。資料には処理水は「取り除くことのできないトリチウムを含む」との記述があるが、他の物質への言及はほとんどない。

やはり、まずは都合の悪い事実はできる限り隠す、という今までの姿勢を正し、わかっている事実を公開し、もし他系列の処理後の核種データを測定していないならばとってそれも公開して、その上で公聴会に臨むべきだと思います。それをやらずにALPS処理水はトリチウム水である、として公聴会を設定するのは、アリバイ作りのための公聴会(実際そのつもりかもしれませんが)と言われても仕方ありませんし、感情的な意見が多く出るのは仕方ないと思います。

また、東京新聞(トリチウム水放出 郡山でも反対多数 福島第一公聴会)の記事にあったように、「容認する意見でも、放射性物質を測定して安全性を確認する」というのは海洋放出の前提として必要だと思います。

以上、非常に荒削りの文章で申し訳ないですが、今回の公聴会に関して簡単なコメントとさせていただきたいと思います。久しぶりにブログを書いたら、ツールの使い方も変わっていてやりにくいです。いろいろと不具合があったら申し訳ありません。


 
2/24、東京電力は2号機原子炉建屋の大物搬入口の屋上にたまっていた比較的高濃度の放射性物質を含む水(汚染水)が近くの排水路を通じて海に流出していた事を発表しました。東電はこの事実を昨年4月から知りながら10ヶ月間も公表しなかったそうです。

この問題は各メディアで大きく報道されました(毎日読売日経朝日NHKなど)。2/25に行われた福島県漁連組合長会議でも「信頼関係が失われた」などと厳しい指摘が相次いだそうです。福島原発事故から4年経ち、汚染水漏れがあってもあまり報道されなくなった中で今回は比較的大きく報道されたように思います。直前にあった港湾内への流出事故の影響もあるかもしれません。

今回は、この報道から見えてくるマスメディアの不思議な報道ルールについて考えてみたいと思います。

【「K排水路から汚染水が海洋流出」報道からわかる、排水路の港湾内への付け替えの意味】の続きを読む

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東京電力は7/17の記者会見において、C排水路の付け替え作業を7/14に実施したことを発表しました。

これは、C排水路と呼ばれていた排水路が海に直接流れ出す構造になっており、2013年8月のH4タンクエリアからの300トンの汚染水漏洩においても、この排水路を通じて汚染水が海に流れ出した可能性があったため、今後同様のタンクからの汚染水流出があったとしてもそれが海に流出しないようにするために根本的な対策として求められていたことの一つです。
同時に、側溝放射線モニタを設置し、排水路の水を常時モニタリングできるようにしました。

今回はこの話を簡単にまとめます。


【福島第一原発 やっと行われたC排水路の付け替えと側溝放射線モニタの設置】の続きを読む

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NHKオンラインのHPはよく見ているのですが、久し振りにふだんあまり見ないところを見ていたら、「40年後の未来へ 福島第一原発の今」というページがあることに気がつきました。

よく見ると、過去のNHKで紹介した福島第一原発事故関係のニュースが(動画はなく文字だけですが)2011年3月からアーカイブの形で残されており、通常1週間もすると消えてしまうニュースがここにはずっと残されていることのありがたさに気がつきました。

一方で東電が発表した海水モニタリングのデータも記載されており、それを見た瞬間に「ひょっとして?」と思いました。よく調べたら「やっぱりここのサイトも間違っている」ということがわかりました。NHKには知り合いもいないわけではないので、こっそり指摘してあげるという方法もあるのですが、ちゃんと情報を確認していればこんな基本的な間違いをするはずはありません。東電が誤解させやすい情報開示をしていることがそもそもの問題なのですが、NHKがこの程度の不勉強では困ると思い、あえてブログの形で指摘させていただきます。良いサイトなのですから、間違った図は修正し、今後は情報を正しく伝えて欲しいと思います。


【NHKの「40年後の未来へ 福島第一原発の今」もひっかかった「南放水口付近」のワナ】の続きを読む

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前回5/20に「地下水バイパスの地下水は明日(5月21日)初めて海に放出へ」としてお伝えしましたが、東京電力は5/21に地下水バイパスで汲み上げた水561トンを海に放出しました。

沿岸のモニタリング結果が公開されたり、地下水バイパスに関する情報提供のページができましたのでご紹介します。


【5/21に地下水バイパスの地下水を海に放出開始。その影響と情報公開について】の続きを読む

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2/5の「東京電力のSr測定法の誤りの原因判明。信じられない説明資料の作り方!」と2/7の「東京電力の全β核種の測定はあまりにも杜撰だった!」においてご紹介したように、東京電力の放射能の測定方法、そしてその結果の公表の仕方に問題があることが改めて明らかになりました。その後の2/10の記者会見を聞いてみても、やはりまだしっくりと来ないところがあります。

そこで、東京電力は原子力規制庁に対してはいつどのように報告していたのか、規制庁の面談記録から少し事実関係を洗い出してみました。その結果、予想外の事実が明らかになりました。

記者会見では出てきていない資料については、ここでご紹介します。


【東京電力のSrと全βの測定結果の問題点について、規制庁はどこまで知っていたのか?】の続きを読む

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2/5に「東京電力のSr測定法の誤りの原因判明。信じられない説明資料の作り方!」を書いて、Srの測定法がおかしかった理由がわかったという事をお伝えしました。同時に、その資料の概要版に一番重要な結論が記載されていないのは資料の作成方法としてはおかしい、ということを書きました。幸いなことに、この記事は多くの方に読んでいただけました。

これでもうSrの測定は問題ないと思ったのですが、昨日発表されたSrのデータを見たらビックリしました。Sr-90のデータが全βの5倍程度あるようなデータを平然と公表しているのです。今日はその話を書こうと思います。


【東京電力の全β核種の測定はあまりにも杜撰だった!】の続きを読む

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本日の東京電力の記者会見では、これまで半年ほど海水サンプルなどのSrのデータがなかなか発表されなかった真の原因が明らかとなりました。しかし、私が驚いたのはその説明用資料の信じられない作り方です。

ここでは、東京電力の発表資料の作り方について焦点を当てて今回の発表について簡単にまとめます。


【東京電力のSr測定法の誤りの原因判明。信じられない説明資料の作り方!】の続きを読む

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今回の話は、12/17に書いた「汚染水処理対策委員会が12/10にまとめた対策」についたコメントを受けての話です。


【T-2-1で判明した10Bq/L程度の全βの検出は何を意味する?】の続きを読む

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9/8(現地時間9/7)のIOC総会で、2020年のオリンピックが東京で開催されることが決定しました。

このIOC総会には、東京の猪瀬都知事はもちろんのこと、安倍総理も乗り込んでスピーチを行い、その直前まで海外で大きく報道されていた福島第一原発の汚染水問題についても発言しました。その発言をめぐり、そのあと2週間でいろいろな人のいろいろな発言が物議を醸しています。

東京オリンピック決定から約2週間がたち、そろそろ落ち着いて振り返ることができる頃だと思いますので、私なりにまとめてみたいと思います。その際、ツイッターやネットの情報において安倍総理の発言、そしてその元の資料の意味を誤解していると思われる事がありましたので、それについても触れたいと思います。


【「汚染水の影響は港湾内の0.3km2で完全にブロック」発言で本当に議論すべき事は何か?】の続きを読む

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9/13に規制庁の第1回の海洋モニタリングに関する検討会が開催されました。この海洋モニタリング検討会は、7/31の原子力規制委員会において設置が決まった検討会で中村委員が担当しています。従って、更田委員が担当している特定原子力施設監視・評価検討会と同じような位置づけにありますが、実際にはさらにその下の汚染水対策検討ワーキンググループと連携していくということになっています。そのあたりの会議体については「あまりにも多くなりすぎた汚染水の会議体を整理します。」をご覧下さい。


【第1回海モニ(うみもに)検討会(9/13)は大荒れ!時間のある人は動画を必見】の続きを読む

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6/20に東京電力が発表した事故報告書について、翌日の6/21に「東京電力さん、「福島原子力事故調査報告書」添付資料のあまりにひどいミスを早急に直しませんか?」という記事を書きました。

それに対して、本日、東京電力は私が指摘をしたヶ所を含む合計30ヶ所の修正を行いました。この修正についての報告です。


【東京電力は事故調査報告書のミスを修正してくれました!】の続きを読む

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昨日(6/20)、東京電力は「福島原子力事故調査報告書」を発表し、記者会見を行いました。

私は、当然のことながら自分が興味を持って追いかけてきた海洋漏洩事故と海洋汚染についてどう記載してあるのかを確認しました。しかし、「福島原子力事故調査報告書 添付資料(PDF 32.4MB)」の該当部分でみつけたあまりにひどいミス(しかもそれが1ヶ所だけではなく何ページに及ぶ)は、公表前に社内でろくなチェックをしていないことをうかがわせるものでした。

東京電力の関係者の方が見ていたら、すぐに広報部あるいは関係部署に連絡して修正してほしいものです。

6/26追記:修正版と正誤表が公表されました。「東京電力は事故調査報告書のミスを修正してくれました!」を参照してください。

【東京電力さん、「福島原子力事故調査報告書」添付資料のあまりにひどいミスを早急に直しませんか?】の続きを読む

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本日(昨日は確認していないのであるいは昨日だったかもしれません)、文科省の「放射線モニタリング情報」サイトは昨年度の情報も全て統合して新しいサイトに合体されました。

サイトを統合してくれることはありがたいことですし、しばらくの間は、昨年度の情報は「旧ウエブサイト」で閲覧できますが、いずれ消されるようです。

文科省(あるいは委託されている業者)のサイト運営者は、データを残らず移せばURLが変わってもかまわないと思っているようですが、私にとっては大問題です。

今日はちょっぴりグチを書きます。


【文科省のいじわる!昔のリンクが全部使えなくなってしまった・・・】の続きを読む

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4/13、東京電力はプレスリリースで「福島第一原子力発電所における淡水化装置(蒸発濃縮装置)からの放射性物質を含む水の漏えい事象に関する指示文書等に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(続報)」を発表しました。

この報告書、ぜひいろんな方に読んでいただきたいと思います。表面上で見えていることだけを読んでいると、そうかなと思ってしまうのですが、細かく丹念に見ていくと、「?」というポイントがいくつもあります。

今回は謎に迫るところまで行けませんでしたが、いくつかの疑問を提示したいと思います。

【昨年12月のSr汚染水漏れの報告書(4/13):東京電力は何かを隠そうとしているように見える】の続きを読む

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3/30に、東京電力が4月からの新しい土壌、海水、海底土などのモニタリングの体制を発表したことは、3/31の「東京電力の4月からの新しい海洋モニタリング体制について」でご紹介しました。

東京電力のモニタリングの体制は以前も私のブログでご紹介していますが、
9/5 東京電力の海洋モニタリング方法の変更-海底土の調査を増加
10/24 東京電力の海洋モニタリングに若干の追加(文科省の計画と合わせるため)
以来の大幅な変更でした。

これに関しては4/5の記者会見で数点の修正が入りました。発表された資料も、3/30の資料と差し替えられて、前回あったわかりやすい図が削除されてしまいました。この修正、たまたま記者会見を見ていたからわかったのですが、これがなければ気がつかないところでした。修正版のお知らせをしようと思っていて調べていたら、文科省のHPに全体としての今年度の海域モニタリングの計画が出ていることを発見しました。

ここでは前回の「東京電力の4月からの新しい海洋モニタリング体制について」での修正点をご紹介します。

なお、東京電力だけでなく全体としての海域モニタリング体制については明日にでも別の記事でこのあと書く予定です。できればそちらも見ていただければと思います。
4/8追記:「文科省が発表した本年度の海域モニタリングの考え方」をご参照下さい。


【東京電力の4月からの新しい海洋モニタリング体制についての修正と補足】の続きを読む

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昨日の「4/5【速報】 3/26に続いてまたも同じ種類の配管からSr汚染水が海へ流出?」の続報です。昨日お伝えできなかった、全β核種のデータと、本日(4/6)夕方の東京電力の記者会見の内容をお伝えします。

現時点では、時事通信に最新のニュースが出ています。

【4/6 12トンのSr汚染水が海への流出のはずが実は150mlしか流出しなかった?】の続きを読む

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東京電力は4/5、放射能汚染水を処理する循環システムの中の淡水化装置のところにある配管から汚染水漏れが発生し、12トンの水が流出したと発表しました。

午前中に記者会見し、その時の情報では12トンのほとんどが全て海に流出した、という事だったのですが、夕方の記者会見ではちょっとニュアンスが変わってきて400L程度ではないか、という話になってきています。また、海に流れ出した量はもっと少ないのではないか?という話です。従って、今書いている時点での情報ということで解説しますが、その後の情報によっては大きな修正が必要かもしれません。


【4/5【速報】 3/26に続いてまたも同じ種類の配管からSr汚染水が海へ流出?】の続きを読む

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3/30、東京電力は4月からの新しい土壌、海水、海底土などのモニタリングの体制を発表しました。

東京電力のモニタリングの体制は以前も私のブログでご紹介していますが、
9/5 東京電力の海洋モニタリング方法の変更-海底土の調査を増加
10/24 東京電力の海洋モニタリングに若干の追加(文科省の計画と合わせるため)
以来の大幅な変更になります。

4/7追記:4/5に発表された一部修正にあわせて、アップデートしたものを「東京電力の4月からの新しい海洋モニタリング体制についての修正と補足」で書きましたので、できればそちらをご参照ください。

【東京電力の4月からの新しい海洋モニタリング体制について】の続きを読む

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3/26の朝に起こった福島第一原発の汚染水漏洩による海洋汚染事故、日々新しい情報が追加されてきています。今日は漏洩のあった淡水化装置から海までのルートが図で示されました。

【速報】3/26 またも汚染水循環システムから水漏れで海へ流出!」「3/27 淡水化装置からのSrを含む水が海へ漏れた事故の続報」に引き続き、今日も最新情報をお伝えします。

【3/28 Sr入り汚染水による海洋汚染その3 本日の最新情報 】の続きを読む

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昨日、「【速報】3/26 またも汚染水循環システムから水漏れで海へ流出!」でお伝えしたように、3/26、東京電力の汚染水循環処理システムにおいて、、逆浸透膜という膜を用いて塩分を除去する淡水化装置から、蒸発濃縮装置へ行く間の配管の継ぎ目が外れて、そこからおよそ120トンの水が漏れ出すという事故がありました。

しかもそのうち、最低でも80L(東電のとりあえずの発表値)が海へ流出したということなのです。
本日は、追加の情報をお伝えします。

【3/27 淡水化装置からのSrを含む水が海へ漏れた事故の続報】の続きを読む

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3/26、東京電力は「福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水による放射性物質を含む水の海への流出について」という発表を行いました。

今日は本日のこの話について、現段階でわかる情報をお伝えします。


【【速報】3/26 またも汚染水循環システムから水漏れで海へ流出!】の続きを読む

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3/6に書いた「文科省の発表している海洋モニタリング 2月までの結果のまとめ」では、文科省のサイトにアップされているデータへのリンクをひたすら貼り付けただけでした。もっと系統立ててわかりやすく発表してくれればいいのに、と思います。

そのためには、どういう測定をどこで行っているのかを理解しないといけませんが、文科省自身がまとめてくれているデータがあることがわかりましたので、それに基づいて少し整理します。これを読むと、3月以降の海洋モニタリングの位置づけや変遷がある程度理解できると思います。

今回のまとめだけでは不十分なので、後日追加する予定です。そういう意味で「補足1」です。今回は個別のデータの解説にまではいけませんでした。

【「文科省の発表している海洋モニタリング 2月までの結果のまとめ」の補足1】の続きを読む

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この記事は、1月に書いた「文科省の発表している海洋モニタリング 最近の結果のまとめ」の続編になります。内容としてはかなり重複しますが、全てを並べて変化を追えるようにした方がいいと思うので、1月の記事に追記したものと思ってください。

新たな測定のポイントは、8月までCs-134:6Bq/L、Cs-137:9Bq/Lだった検出感度が大幅に上昇して、0.001Bq/L程度のCsの汚染も検出できるようになったことです。


【文科省の発表している海洋モニタリング 2月までの結果のまとめ】の続きを読む

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1/31、東京電力は保安院に対して二つの報告書を報告し、それをHPでも発表しました。(本当は先週のうちに書き上げるつもりでしたが、福島県のコメのまとめが出てきてしまったので、後回しになってしまいました。)

福島第一原子力発電所における淡水化装置(蒸発濃縮装置)からの放射性物質を含む水の漏えい事象に関する指示文書等に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について

この中で、12/12の蒸発濃縮装置からの漏洩事故については、12/4の蒸発濃縮装置と同じ「蒸発濃縮装置」だったことと、海洋へのもれがなかったために私もブログではほとんど取り上げませんでした。今回の報告書は「福島第一原子力発電所における蒸発濃縮装置からの放射性物質を含む水の漏えいに対する対策の実施報告について」というもので、原因もサンプリング用につけたホースを結局使わなかったが、そのままホースをつけたままにしておいた。その際に、サンプリング用の弁が微開になっていたのでそこからもれたというものでした。ここでは省略します。

今回は、もう一つの12/4におきたSrを大量に含む汚染水150Lの海洋への流出事故に関する報告書についてです。
福島第一原子力発電所における蒸発濃縮装置からの放射性物質を含む水の漏えいを踏まえた対応について

【東京電力の1/31の報告書(12/4のSr海洋流出事故)と海水のSr情報】の続きを読む

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文科省の海洋モニタリング体制は何回か変更されていますが、「10/5 文科省は感度を上げた海水の放射能汚染結果を発表!」で取り上げて以降の感度を上げた測定による結果を一度まとめておきたいと思います。新たな結果が出たら追加していく予定です。

1/25追記:1/25発表の、Mn-54、Co-60、Cs-144のデータとSr-90のデータを、それぞれ該当する沖合海域の一番下に追加しました。

1/26追記:1/26発表の外洋海域のデータを該当する場所の一番下に追加しました。

1/30追記:1/27発表の前面海域のデータ(東京電力のサンプルを(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)が再測定)を該当する場所の一番下に追加しました。この測定は、同じポイントでずっと測定してくれていますので、変化が追えます。


新たな測定のポイントは、8月までCs-134:6Bq/L、Cs-137:9Bq/Lだった検出感度が大幅に上昇して、0.001Bq/L程度の汚染も検出できるようになったことです。


【文科省の発表している海洋モニタリング 最近の結果のまとめ】の続きを読む

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11月下旬に、福島県の規制値越えのお米の話で完全に見過ごしていた情報として、東京電力が福島第一原発の近海で海水などのモニタリングを行うために使い始めた無人調査船の話がありました。

今回はそれをまとめます。


【東京電力が導入していた無人調査船による海水モニタリング】の続きを読む

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12/4に蒸発濃縮装置から海に流出した150Lの汚染水については、「12/5 放射能汚染水(蒸発濃縮装置)から水漏れ発生!ストロンチウムはどれくらいある?」でご紹介しましたが、ストロンチウムを大量に含んでいることが予想されていました。12月時点では全β核種での発表でしたが、もれた汚染水のストロンチウム濃度が1/16にやっと東京電力から発表されました。今日はその話です。

この話題についてのこれまでの解説はこちらをお読み下さい。
12/5 放射能汚染水(蒸発濃縮装置)から水漏れ発生!ストロンチウムはどれくらいある?
汚染水処理装置における蒸発濃縮装置の位置づけと汚染水中のストロンチウムなどβ核種の量についての解説

12/6 福島第一原発の蒸発濃縮装置からの汚染水漏れの続報
どこからどのように流出したのか?の解説

12/7 蒸発濃縮装置からの海へのSrの流出量は150Lで260億Bq!
汚染水が海に流出が確定したことを東京電力が認めたことを受けての解説


【1/17 12/4流出の汚染水ストロンチウム濃度やっと発表 Sr-90が1億1000万Bq/L!】の続きを読む

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この記事は「福島原発事故による海洋汚染 2011年3月からの推移 インデックス(作成途中)」の関連記事です。

ここでは、文科省や海外の機関が行った、各種のシミュレーションの解説を書いていきます(まだ作成途中です)。

【5.各種のシミュレーション】の続きを読む

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TSOKDBA

Author:TSOKDBA
twitterは@tsokdbaです。
3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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