これは、2012年3月に書いてその後も追記を続けてきた「東京電力が発表してきた福島第一原発の汚染水情報のまとめ(1)」、そのあと少し書き直した「東京電力が発表してきた福島第一原発の汚染水情報のまとめ(2)」の続編に当たります。そのため(3)になっています。基本的には新情報のアップデートのみですが、放射能汚染水の情報を見たかったらここに必要なリンクはほとんど全て網羅されています。
「東京電力が発表してきた福島第一原発の汚染水情報のまとめ(1)」は昨年3/24に書いてからも、何度もリンク先を追記してきました。さすがに「追記」の山でちょっと見づらくなってきたので、内容的には変わりませんが、体裁を整え直して(2)を書きました。でも、同じく「追記」の山になりましたので今回改めてまとめ直しています。
下記は昨年3月に(1)を書いた時の書き出しをそのまま残しています。2012年に書いたという前提で読んでください。
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早いもので、私がこのブログを初めてもう1年が経過しました。今年の3/11以来、時々「1年前は何をしていたかな?」と振り返っています。3/20以降は、ブログに記録を残しだしたので、去年の今頃何に一番興味があったのかわかるようになりました。1年前の3/24は水道水の汚染がどうなっているのか、茨城県の各市町村のデータを一生懸命に集めてまとめていました。
4月に入って、2号機のトレンチから放射能汚染水が直接海に流出したことがわかりました。水道水やほうれん草の騒ぎが一段落したこともあり、その後私の興味は海洋汚染に向かいました。その時に痛切に感じたのが、いったい何トンの水が原子炉の冷却に使われて、その後残った水はどれだけの濃度で汚染されたのか、何もまとまった情報がないということでした。原子炉の冷却に使用した水がどうなるのか?ということについてマスメディアが記者会見などで追求していた様子はありませんでした。
今回の原発事故による海洋汚染を正確に把握するには、まず海に流出した汚染水の量を把握することが大事です。今でこそ各種のシミュレーションが出てきていますが、その当時は一切そのような情報はありませんでした。
そこで私は、海洋汚染による海水(最近は海底土も)や魚介類の汚染状況をチェックするとともに、放射能汚染水がいったいどれだけの濃度と量があるのか、という事にも注意を払って情報を収集してきました。それがこのブログには放射能汚染水について詳細な情報がある理由なのです。おそらく放射能汚染水にこれだけこだわっていろいろな情報を載せているサイトはあまりないと思います。
今日は、今週初めに出ていたタービン建屋の溜まり水のデータが気になっていたため、久し振りに東京電力が発表している汚染水のデータをまとめようと思って始めました。解析をするにもまずはデータを整理しないといけないので、今回はどちらかというとデータへのリンク集という位置づけです。その当時の私の主なブログ記事へのリンクもつけてあります。
皆さんはおそらくこのデータから何が言えるのか、について興味があると思いますが、解析については今日は時間がないのでまた別の形で後日になると思います。(このリンク集を作るだけで5時間近くかかってしまいました。)続編をいずれ書くつもりで(1)としました。
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→データの解析については、「福島第一原発2号機の謎に迫る(仮題) 目次」に記載のまとめにいろいろ書きましたので、ぜひお読みください。
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