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4/25 海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その30

これまでいろいろなデータを加工、分析してきましたが、考察から漏れているところがなかったかどうか、少しずつ検証していきたいと思います。


今日は、東京電力が沿岸で測定している、4カ所のデータ、特に福島第二原発の北放水口付近と、岩沢海岸付近について再度データを見返してみたいと思います。

追記:文科省の2回目のシミュレーションが4/16に出ていることをこの記事を書き終わってから知りました。今日は時間がないので、明日にでも解説してみたいと思います。



東京電力が発表しているデータには、沿岸4カ所と、沖合12カ所(うち6カ所は最近加わったものの、悪天候のため、3回しか測定されていない)があります。沿岸4カ所のデータは、毎日欠かさず測定してくれています。

さて、場所をもう一度確認しておきましょう。下図において、赤字で書いた、黄色いピンが福島第二原発付近のサンプリング地点③と、岩沢海岸付近④です。地図でもう少し北に福島外一原発(赤いピン)があり、その南側に1F南放水口付近①と、北側に1F5~6放水口北側②があります。
4/25Map2


実際に地図上で縮尺を変えて確認したい方はこちら↓をご利用ください。目印をクリックすると説明が出ます。
Google Map:コウナゴ(イカナゴ)の取れた場所と放射性セシウムの濃度

Google Mapに説明は書いてありますが、わかりくい方は
4/23 海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その27」
「4/23 海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その29」をご覧ください。


この沿岸の4点のCs-137の推移をグラフにしたのが次のグラフです。
4/25Cs-137
青が②の1F5~6放水口北側赤が①の1F南放水口付近で、残りの緑の③の福島第二原発付近と、紫の④の岩沢海岸付近は同じグラフでは見えませんよね。

そこで、緑の③の福島第二原発付近と、紫の④の岩沢海岸付近を見えるように拡大したのが、次のグラフです。
4/25Cs137-2

②の1F5~6放水口北側①の1F南放水口付近は同じグラフでは振り切れてしまっていて表現できませんが、今日注目したいのは緑の③の福島第二原発付近と、紫の④の岩沢海岸付近なのです。

東京電力の資料によれば、3番の福島第二原発付近は約10kmの距離、4番の岩沢海岸付近は福島第一原発から約16kmの距離ということです。しかし、3番も4番もグラフを見る限りほぼ同じ挙動をしていますよね。4/4から4/5にかけて急激に上がって1000Bq/kgを超え、その後も16km離れた4番で4/15まで、10km離れた3番で4/17までは500Bq/kgを超えています。

その後、だんだん下がってきて、今では100Bq/kgを切るようになりました。法定の濃度が90Bq/kgですから、本日発表されたデータでは、3番(76Bq/kg)も4番(67Bq/kg)も法定濃度よりも下回っています。

この4/5から始まった高濃度の汚染は、どうみても、4/2に見つかった、大量の高濃度放射能汚染水がもれて南に流れてきたものと考えられます。2-3日のタイムラグがあるのは、10-16kmの距離を考えれば妥当だと思います

沿岸においては、潮の流れは岸に平行に流れることが多いということなので、このデータを見る限り、上に示した地図で赤く書き込みましたが、この時期は北から南の流れがあり、それに乗って汚染水が北から南に移動していったと見るのが妥当だと思います。

もちろん、南から北へ行く流れもあったかもしれませんが、それについては沿岸で北側にモニタリングポイントがないので、確認はできません。少なくとも北から南に向かう流れがあったことだけは間違いありません。

4/25Map3

ここでもう一度同じ地図を載せます。赤い矢印の先に何があるか?赤い風船のようなマークが3つありますよね。これは、いわき市で取ったコウナゴのポイントです。この場所は水産庁のHPに載っていたものからこの辺だろうということでプロットしたものなので、正確ではありませんが、ほぼこのあたり、ということを示しています。

先ほどお見せしたGoogle mapで見てもらって実際に赤い風船を押してもらうと、このポイントで取れたコウナゴから、10000Bq/kgを超える放射性セシウムが検出されたことがわかります。

4/5~4/15まで4番のポイントが500Bq/kgを超えていました。そして、4/19には、上の地図に数字を赤で書き込みましたが、このあたりの黄色いピンのポイントで、軒並み200Bq/kg前後の数字が観測されていいます。そこから想像すると、地図にオレンジで線を引いたエリアの内側は、4/19には300Bq/kgを超えるCs-137があったと考えられます。

ですから、4/13及び4/19にとれたコウナゴの放射性セシウムが12000Bq/kgを超えたのは当然だと思います。いわゆる生物濃縮は、農薬のように10000倍も起こらないが、50-100倍は起こる、という文献データを裏付けるような数字が出ていると思います。

となると、この汚染水がいったいその後どうなったのか?です。単純に拡散して、薄くなってくれていればいいですが、このままあまり希釈されずに南下すると、その南下のスピードにもよりますが、北茨城市や高萩市の海水が心配されます。幸いなことに、21日に高萩市沖でとれたコウナゴは、放射性セシウムが254Bq/kgと500Bq/kgを超えなかったので、そこまでは影響が行っていないのか、あるいは希釈された可能性があります。文科省の【10】で高い数値が確認されていないので、希釈されたのかもしれません。いずれにせよ、1週間前は200-300Bq/kgの汚染水がかなりのエリアに広がって存在していた可能性があるので、しばらくの間はモニタリングデータと、魚の放射性セシウムのデータからは目を離せません。








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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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