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3/24 浄水場や水道からの放射線検出相次ぐ!

今日も水道の放射線物質検出に関する話題は尽きません。

まず、昨日大騒ぎになった金町浄水場のデータから。ヨウ素131のデータで話をします。
もう覚えてしまった人も多いかもしれませんが、通常の大人は300Bq/kg、乳幼児は100Bq/kgが暫定基準値です。

22日  210Bq/kg
23日  190Bq/kg
24日6時 79Bq/kg

これに伴い、東京都は乳幼児の摂取制限を一時解除しました。ただ、二日くらいは注意するように、とのことです。また、ミネラルウオーターのペットボトルを配布するなどの措置も行われています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000585-san-soci

私が昨日予想したように、すぐに下がってしまいました。やはり雨が降ったことによる一過性のものだったのではないでしょうか。昨日摂取制限を呼びかけて、今日解除するというのもどうかな?とは思いつつ、でも情報を公開して、受け取る側に判断を任せる姿勢は評価すべきと思います。

ちなみに昨日の段階で、今後の指標としたいとした、定点観測をしている東京都健康安全研究センター(東京都新宿区百人町)のデータは、
18日 1.47
19日 2.85
20日 2.93
21日 5.25(雨)
22日 18.7(雨)
23日 25.8(雨)
とまだ増加傾向であったことを付け加えておきます。明日発表の24日のデータが下がることを期待します。


続いて、他の地域での水道からの放射線物質検出の情報です。福島県は多いので省略します。

千葉県松戸市では、23日のサンプルのデータで、ちば野菊の里浄水場が220Bq/kgで、栗山浄水場が180Bq/kgだった。ここは金町と同じ江戸川が水源とのことです。
http://www.pref.chiba.lg.jp/suidou/souki/0311dannsui-36.html

埼玉県川口市では、22日のサンプルのデータで、新郷浄水場で120Bq/kgになったため再度24日にサンプルを取って測定したところ、46Bq/kgと下がったため、現在は安全だと発表しています。
http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/Files/1/94010022/attach/230324_1550.pdf

茨城県では、23日のデータでは
東海村で188.7Bq/kg(第3報)、
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110323_21/
追加:日立市でも、数字は不明ですが100Bq/kgを超えました。
http://www.city.hitachi.ibaraki.jp/viewer/info.html?id=4246
北茨城市で116.1Bq/kgのデータが観測されました。
http://www.pref.ibaraki.jp/20110311eq/pdf/0179.pdf
追加:笠間市では、170Bq/kgのデータが観測されました。
http://www.city.kasama.lg.jp/cgi-bin/upsys/view_hp.cgi
また、22日に一部で245Bq/kgの放射線物質を検出した常陸太田市は23日のサンプルのデータでも2カ所のデータが100Bq/kgを超えていました。
http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/news.php?code=1291


一方、24日の発表されたデータでは(Bq/kg)、
笠間10.0、龍ヶ崎62.2、常陸大宮58.8、守谷80.1、結城5.6、那珂65.2、大子23.7(以上23日のサンプル)、水戸28.6、かすみがうら4.9、大洗56.2、利根町59.4、高萩73.9(以上24日のサンプル)と、全て100Bq/kg以下でした。
第4報(23日のサンプル)
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110324_13/files/suidou4.pdf
第5報(24日のサンプル)
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110324_16/files/20110324_16.pdf


今日の発表では数値が下がって100Bg/kgを超えた地区がない(常陸太田を除く)のはいいとして、茨城県ではなぜか定点観測をしてくれていません。文科省の都道府県集計のデータでは、ひたちなか市のデータが発表されていますが、それがどこのHPに出ているのかまだわかりません(ひたちなか市のHPには出ていない)。
→ひたちなか市のHPにあることを確認しました。前見たときはなかったのですが・・・
http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/SKYU/saigai/mizu.html


また、私の住んでいるつくば市の水道のデータも非常に気になるのですが、茨城県のHPで20日のサンプルのデータが発表された(4.9Bq/kg)だけで、雨が降った後のデータが発表されていません。大気中の放射能のデータは産総研、KEK、筑波大学などと非常に多くの場所で測定して公表されているのですが、飲み水に関してはつくば市の機関で測定してくれないのが残念です。つくば市にお願いしたら、どこかの機関で測定してくれるでしょうか?

ところで、おまけですが、アクセス解析をしたら、カスミ 純水21のキーワードで昨日の内容を読んでくれている人がいることに気がつきました。みんなやはり気になるんですね。

繰り返しになりますが、カスミの純水21は、イオン交換や逆浸透膜(RO)を通しているため、元になる水道水にヨウ素イオンやセシウムイオンが混入していたとしても、おそらくほとんどが除去されるはずです。0.0001ミクロン(=0.1nm)までの微粒子を除去できるということなので、理論的には現在の程度の放射線物質であればほぼ完全に除去できるはずです。もちろん、実験してみないと正確なことは言えませんが。
→3/25修正。今日、カスミで水を汲んできましたが、イオン交換をしているという記載はありませんでした。訂正します。ただし、逆浸透膜は間違いなく使用しています。ヨウ素(I-)よりも小さな塩素(Cl-)、フッ素(F-)やセシウム(Cs+)よりも小さなカリウム(K)ナトリウム(Na)が97-99%除去できていることを考えると、逆浸透膜の性質からして、より大きなイオンはほぼ確実に除去できるはずです。もちろん、実験データはないので推論であることは付け加えておきます。




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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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