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6/4 福島県の川の水は大丈夫だが、川底はやはり汚染されていた!

環境省は3日、福島県中通りと浜通り地方の23河川29地点で実施した水質と川底の放射性物質濃度の調査結果を発表しました。

解説 YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110603-OYT1T00903.htm

この調査は、環境省が国土交通省と連携して行ったそうです。河川の水は問題ありませんでした(検出限界以下)が、川底の土のデータは、福島県の土壌とほぼ同じ傾向を示していたそうです。

若干の解説をします。

発表データはこちら。
文科省HP
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/06/03/1306870_0603.pdf
11/16追記:今はこちらから見て下さい。
http://www.env.go.jp/water/suiiki/urgent/result201106.pdf


YOMIURI ONLINEの記事によると、『同省水環境課では「濃度はすべての地点で周辺の土壌とほぼ同じレベル。今のところ、川の中で濃縮はされていない」としている。』ということでした。

文科省のHPの発表の仕方って、いつも思うのですが、サンプリングした地図は示してくれるんですけれど、ついでにその地図にデータを書き込んで欲しいんですよね。こんな風に。

6/4_河川土壌

30ヶ所くらいだから、と思ってつい作ってしまいました。これは環境省が発表した地図にCs-137の数値を書き込んでいます。本当ならば放射性セシウムとして、Cs-134の数値も足して記入するべきなんでしょうけど、足し算が面倒でCs-137だけにしてしまいました。Cs-134とCs-137の数値はほぼ同じですので、2倍すればOKです。

確かに、原発から北西に向かって飯舘村などが高く出ているので、特に川底の土が高いという感じではありませんでした。下記の分布図と頭の中で重ね合わせれば納得できる数値です。

6/4エネルギー省との合同地図

ただ、先ほど作成した図を見ていて一つだけ気になったのは、アユの放射性セシウムです。「5/31 明日からアユ漁解禁。淡水魚の放射性セシウムは大丈夫?」でまとめたように、福島県のアユは2回だけ暫定基準値を超えています。それが地図上でどこなのだかわからなかったのですが、今回初めて地図付きで川の名前が出てきたので確認しました。

下記のサイトの記事にも川の図の解説があります。
http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY201105280577.html

鮫川は15番で、川底の土のCs-137は770Bq/kg、夏井川は12番と13番でCs-137が94~220Bq/kgです(調査日は5/24-29でした)。放射性セシウムにするとその約2倍です。一方、鮫川で取れたアユ(5/13)は放射性セシウムが720Bq/kg、夏井川でとれたアユ(5/26)は放射性セシウムが620Bq/kgです。

アユは、川底の汚染されたコケを食べたり、川底の土から汚染したプランクトンなどを食べたために汚染したと考えられます。福島県の中でも川底の土の汚染が比較的低めの夏井川や鮎川でこれだけ汚染されるのですから、川底がもっと汚染されている原発の近くではもっと高く汚染されたアユが出てくる可能性は否定できません。他の魚もヤマメやウグイで暫定基準値を超えているようですので、さかなによっていろいろと特性はあるでしょうが、福島県の川の魚は注意が必要ですね。

また、今回の発表でわかったことは、

1.川の水の汚染はないこと。
2.川底の土は汚染されており、周辺土壌と同じ程度の放射能で汚染されていること。

です。このことはおそらく周辺の茨城県や栃木県、群馬県の川についても同様の傾向が言えると思いますので、このことを頭に入れて川の魚の汚染について考えていく必要があると思います。


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コメント

Re:地図 情報ありがとうございました

コンタンさん

情報の橋渡し、ありがとうございました。きっと誰か作っている人いるんだろうな、と思いつつ、探している時間がないので、こうやって教えていただけると本当に助かります。

福島県内の河川の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)http://bit.ly/mm2SQW

には、昨日の福島県独自調査のデータも一部含まれていましたね。この地図もコンタンさんの作品ですか?

あと、今気がついてコンタンさんのページ
http://konstantin.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-1470.html
を見ましたが、生茶葉のマップもあるんですね。今度時間のあるときに紹介させてもらいます。

地図

いつも興味深く読ませて頂いています。

福島県内の河川の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)http://bit.ly/mm2SQW

淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(googleマップ) http://bit.ly/llglgY

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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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