6/15 文科省が地上1mの環境放射線データを公開し始めました。
文科省HPには毎日、47都道府県の環境放射線データが公表されています。しかし、そのモニタリングポストの設置場所は、高さ18mのところに設置されているものがあったりして、鳥の住んでいる場所の放射能を測定しても意味がない、という批判がありました。
福島県の小学校で地上1mの測定を始めてから、多くの県での自治体の測定も地上1mの測定を多く行うようになってきたため、文科省はこれまでの測定に加えて地上1mのデータも追加する、とアナウンスしていました。このことは「6/9 茨城県の環境放射線データ3回目の発表 特に大きな動きなし」においてすでにご紹介しています。
昨日14日から発表が始まった文科省のHPでは、下記のように1mのデータも追加されています。
14日発表のデータ
15日発表のデータ
これについて、簡単にコメントします。

非常に小さい数字で書いてあって、わかりにくいのですが、これまで毎日積み重ねてきた測定データと、そのモニタリングポストの高さと、地上1mのデータを記載してくれています。上の図は本日15日に発表されたデータです。一部を抜き出してつなぎ合わせたもので、本当は2ページにわたってびっしりと数字が書いてあります。南の方の県のデータは問題ないのではしょってしまいました。
細かいデータの解析はここではしませんが、いくつかポイントを書いておきます。
・福島県、茨城県のように、まだ準備中のためにデータが出ていない県もあります。
・これまでのモニタリングポストの高さを見ると、実は結構10m以上の高さに据え付けられていたものが多かったのだということがわかります。
・東京(新宿区)の1mのデータは0.07μSv/h(これまでのモニタリングポストでは0.06μSv/h)になっていますが、これについてはおかしい、そんなはずはない、という声がネットでは上がっていることをお伝えしておきます。
地上1mでの測定というのが全国標準になりつつあるようで、いいことだと思います。
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