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7/15 大洗町の海水データ測定を元の方法に戻して欲しい!

昨日書いた、「7/14 相馬港、小名浜港の海水1Bq/kgをどう解釈するか:海から?川から?」では話が拡散してしまうために入れなかったことがあります。それは、大洗町の海水のデータ測定についてです。

大洗町の測定については、「6/25 大洗町の海水データ発表方式変更の謎 圧力がかかったのか?」で取り上げました。私は大洗町のHPでも質問したのですが、全くお返事がありませんでした。

私は6/9までの大洗町のHPの発表を非常に高く評価しています。それが、「6/25 大洗町の海水データ発表方式変更の謎 圧力がかかったのか?」でご紹介したように、悪い方に変わってしまいました。ぜひとも元に戻して欲しいのです。それだけの理由があります。


7/14 相馬港、小名浜港の海水1Bq/kgをどう解釈するか:海から?川から?」でもご紹介したように、福島県はCs-137で1Bq/Lも検出できるような検出感度で測定しています。また、6/9までの大洗町もほぼ同様の検出感度で測定してくれていました(過去形です)。

ところが、すでにお伝えしたように、大洗町の測定は、6/16の発表から突然「I-131で4Bq/L以下、Cs-134で6Bq/L以下、Cs-137で9Bq/L以下」の検出限界に変わってしまいました。この数値設定は文科省の数値と同じです。だから私はどこかから横やりが入ったと判断しました。

では、それまではどういうデータが出ていたのでしょうか?前提として、茨城県の海水のデータはどのように測定されているかを知る必要があります。

・5月の初めにグリーンピースが独自の海洋測定をする、という話が出てきてあわてて沖合を5点測定したのが2回だけあります。文科省のHP参照

・続いて、4/29から東京電力の茨城支店が測定している茨城沿岸の測定データがあります。これは週に一度くらいのペースで現在も続けられています。

・それ以外にも、5/20から文科省が海洋モニタリングの強化で始めた測定データもあります。これも週に一回程度の頻度で続いています。

しかし、これら3つの測定は、どれも同じようにCs-137であれば10-14Bq/L程度が検出限界です。そして、福島原発から100km以上離れた海洋では10Bq/L以上の放射性セシウムが検出されるわけもなく、ND(不検出)という状態が続いています。これは単に、「放射能を測定しましたが不検出でした。海洋には影響ありません」というデータをそろえるためのアリバイ工作のためだけに行っているとしか思えない測定です

しかし、大洗町が行ってくれたデータでは、このような荒い測定ではわからないような微量の放射性セシウムをしっかりと検出していたのです。実際のデータを見てみましょう。

7/14大洗市データ

このLとかMという海域については下の図を見てください。6/9までは放射性セシウムとして、Cs-134とCs-137を合わせた数値を発表していました。それはそれでかまわないと思います。問題は、5/19、6/3、6/9の放射性セシウムのデータです。それまで不検出(たぶん検出限界として1Bq/L以下と思います)だったにも関わらず、6月になってからは5つのサンプリング地点全てで数値が上がってきています。(ちなみに、4月のヨウ素は雨などによる降下だと思います。)

このことは、海底土のデータを見ても、6月になって茨城県に海底の汚染が広がっているという確かな証拠があるため(詳細は「6/25 海底土の汚染3回目の発表。海底土の汚染はどんどん南へ移動!」参照)、このデータは非常に貴重な観測データだったのです。

7/14大洗市沖合

それが、数字が上がってきたからなのか。海水浴場のオープンが近づいて、不検出でないのがまずいと判断した町役場の誰かのせいなのか原因はわかりませんが、精度が高くて非常に貴重な観測データが6/16以降とられなくなってしまいました。おそらく理由は後者だと思うのですが、もしこれが、数字が上がってきたから測定方法を変えさせたのであれば、重大な問題だと思います。

文科省(?)は「不検出」のデータをそろえたいのに、地方自治体が正確な測定をしてしまって、茨城県へも海水の汚染(といっても微々たるものですが)が広がっているデータを公表しているのはけしからん、と大洗町に圧力をかけたとしたら・・・そんなことは想像したくありませんが、20mSv/年の対応を見ていると、文科省ならば平然とやりかねないと思います。

まあ、今書いたことは全く根拠のない単なる想像なのでどうでもいいのですが、事実として、測定方法が感度の悪い方に変更されてしまい、貴重なデータが取れなくなってしまっていることは由々しき事態と思います

誰もが、正確な情報を知りたがっています。はっきり言って、1Bq/L程度であれば大した量ではありません。これくらいの汚染は、検出できる能力(装置)があるらば検出して公表して欲しいと思います。この程度であれば魚介類への影響もほとんど出ないと言えます(100倍の濃縮がかかっても100Bq/kg)し、かえって安心できます。

それよりも、検出限界をあげて10Bq/L以下は不検出、とされると、逆に「5Bq/L程度はあるかもしれない。5Bq/Lあれば魚介類で100倍濃縮されれば500q/kgになる」、と考えてしまいます。だからかえって現在の「不検出」は1Bq/Lよりも危険な可能性もある、と私は判断します。

今は徹底した情報公開が求められているのに、測定方法の感度を悪くしてその説明すらしようとしない、現在の大洗町の態度には賛同できません。ただ、何らかの事情があったのでしょうから、その理由をしっかりと説明するか、できれば元の方法に戻して欲しいと思います。はっきり言って、茨城県では大洗町しか頼れるところがないのです。

ぜひとも大洗町には頑張って元の測定方法に戻してもらいたいと思います。もし茨城県、特に大洗町の方がいたら、大洗町に働きかけていただけますか。私ももう一度お願いしてみようと思いますが、多くの方からお願いしてもらえれば、大洗町も動いてくれるかもしれません。


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これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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