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7/25 東京電力の海水の測定、6月末から検出感度が上がっていました(お詫びと訂正)

 
今回の記事は、「7/21 東京電力の沿岸の測定はなぜ第一原発と第二原発で感度が違う?」における内容の訂正の記事です。元の記事にも追記をしておきます。

これまで、東京電力の海水の放射能測定において、測定感度が悪いとさんざん書いてきましたが、事実誤認があったので、訂正をしないといけないことがわかりました。


7/21 東京電力の沿岸の測定はなぜ第一原発と第二原発で感度が違う?」において、私は沿岸のデータが福島第一原発の「5,6号機放水口北」と、「1-4号機放水口南」は検出限界が高いが、福島第二原発の「福島第二原発」と「岩沢海岸」の検出限界が低いということを指摘しました。そして、以下のように書きました。

『やればできるのです。東京電力が測定している沖合のデータも、福島第二原発と岩沢海岸と同じ検出感度で測定してください。そうすれば、不検出ではなく数値が検出できる場所がきっとあるはずです。』

しかし、その際に沖合のデータの検出限界値については確認をしませんでした。

ところが、実は沖合のデータも、さかのぼって確認すると6/27に発表された6/26のデータから、Cs-134の検出限界が4Bq/L、Cs-137の検出限界が5Bq/Lになっていることがわかりました。日によってCs-137の検出限界が4Bq/Lになったり6Bq/Lになったりしてずれますが、放射性物質の測定とはこのように毎回ずれるものらしいです。

本来ならば福島県や大洗町が行っていたような、1Bq/Lまで測定できる方が望ましいのですが、5Bq/Lまで測定できるならば、許容範囲だと思います。Cs-134とCs-137でそれぞれ5Bq/Lを検出できれば合計で10Bq/Lの放射性セシウムまでを検出できます。魚での生物濃縮を50倍と考えれば、現在の暫定基準値の500Bq/kgになりうる危険性のある海水のエリアがわかることになるのです。魚での生物濃縮は100倍とする文献が多いようなので、そうするとCs-137で2.5Bq/Lまで検出感度が下がって欲しかった(このブログの過去記事を見ていただければ、4月頃から同じ主張をしているのがわかると思います)のですが、それまで15Bq/Lだった検出感度をここまで下げて測定するようになったことは評価すべき事と思います。

こういう変更は、非常にいい取り組みなので、記者会見やHPでもっとアピールすべきだと思います。記者会見では、おそらくこの検出限界値の意味を理解できるマスコミ記者はいないでしょうから、話していたかもしれませんが、無視されたのでしょう。HPで感度を上げました!とアピールするくらいでもよかったと私は思います。

本音を言えば、あと1ヶ月早く(5月下旬に)この感度で測定してくれていたら、もっと意味のあるデータが取れていたことと思います。ちょうど5月下旬では、沖合15kmの地点のデータがNDになるかならないかという頃でした。この頃は、検出限界値を公表してくれていませんでした。例えば5/23のCs-137のデータで岩沢海岸沖合15kmで5.2Bq/Lという結果が出ていたので、その前後のNDというのは5Bq/L前後なのだろうと予想するしかありませんでした。

6月末から検出感度が変わっていたのになぜ今日になってわかったかというと、最近は沖合のデータはほとんど全て不検出(ND)であるため、細かい検出限界までは確認してきませんでした。今日はたまたまデータを見ていて気がつきました。少なくとも、@tmiyamaさんに指摘された時(7/21)に気がつくべきでした。反省材料ですね。

なお、東京電力の茨城県沖の測定は、7/12-13の分(7/15発表の続報15)まではCs-137で16Bq/Lでしたが、7/14-16の分(7/20発表の続報16)からCs-137で9Bq/L、7/19の分(7/22発表の続報17)では7Bq/Lに検出限界値が下がっています。おそらく、今までは東京電力の茨城支店で測定していたのですが、測定方法を変えるか、測定機器を変えるかしたのでしょう。こういう変更はしっかりと発表して欲しいです。

また、宮城県沖の測定は、これまで2回発表されていますが、2回ともCs-137で6-7Bq/Lと低い検出限界値を達成しています。

ということで、現在の東京電力の海水の測定値は、茨城県の海水のデータが検出限界値が7/22発表分から下がってくれたので、現在は福島第一原発の「5,6号機放水口北」と、「1-4号機放水口南」以外はCs-137でも5-6Bq/Lの検出限界で測定していることになります。この二つについても、そろそろ濃度が下がってきたので感度を上げて(検出限界値を下げて)測定して欲しいです。

したがって、東京電力の沖合のデータで、6月末からはNDというのはCs-137でも5Bq/L以下であると考えてよかったということになります。

一方で、文科省関係の測定は、いつも4・6・9(I-131が4Bq/L、Cs-134が6Bq/L、Cs-137が9Bq/L)です。本来、測定によって微妙にずれるはずなのに、いつも同じ検出限界を出しているということは、文科省が発表している検出限界値は測定ごとに計算して出しているものではない(信頼性が低い)ということになります。今度はこちらを何とかして欲しいですね。


毎日同じようなデータを発表していて、ある日から微妙に数値が変わったのを見抜くのは、思い込みがあるために難しいのですが、今後は注意深くデータを見ていきたいと思います。


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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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