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8/2 環境省が行った福島県の河川および川底の結果。川底のセシウムは雨で流されて河口へ!

 
8/1、文科省のHPに環境省が行った福島県の河川の水質および川底の放射性物質による汚染の2回目の測定結果が発表されました。
11/16追記:今は環境省のこのページにしかデータはありません

この結果は、5月に測定した時と比較するため、「降雨後増水時における福島県内の河川の放射性物質の水質、底質の測定」を行ったものです。

一回目の発表をしたときは、「6/4 福島県の川の水は大丈夫だが、川底はやはり汚染されていた!」でご紹介しましたが、それとの比較により、環境省が調べて確認したいと思っていたようなきれいなデータが出てきています。

まず、前回(サンプリングは5/24-29)は平常時のデータ、今回(7/1)は6月下旬に降った雨の後の増水時のデータです。そういう位置づけであるということを頭に入れておいてください。

河川の水質のデータでは、前回は全ての地点で放射性ヨウ素、放射性セシウムともに不検出でした。ところが、今回は17番の観測地点(阿武隈川 大正橋)では放射性セシウムが15+17=32Bq/kg検出されました。この意味についてはあとでふれますが、一カ所検出されたということです。

次に川底のデータです。HPに掲載されたものに若干計算を加えて放射性セシウムの合計をわかるようにしたのと、前回と今回の比較ができるようにしました。黄色は前回よりも上昇したところ、緑は前回よりも減少したところです。

8/2川底1

HPにも、「前回(通常時河川)の調査結果と比較すると、おおむね、中通りで減少、浜通りで増加という傾向が見られました。」というコメントが記載してあります。でも、これだけ見ても福島県の地理を知らない人にはわからないですよね。ということで地図上に今回のデータを書き込んでみました。

8/2川底2

こうすれば、浜通り(川の下流)では上昇していて、中通り(川の上流)では減少している傾向を一目でつかむことができると思います。

また、先ほど、一カ所だけ17番の観測地点では川の水でも放射性セシウムが検出されたということを書きました。上の表にあるように、17番では、前回は23000Bq/kgもあった放射性セシウムが、今回はわずか600Bq/kgにまで減少しています。これは言い換えると、川が増水して流れが激しくなったことにより、川底にあった放射性セシウムがほとんど全部流れ出してしまった、ということです。

その結果、流れ出した放射性セシウムが、17番では川の水でも検出できるほどの濃度になったということです。上の表で、一番右の列には前回との増減幅を示しておきましたが、17番だけは22400Bq/kgも減少しており、ついで7番の地点ですがそこは10400Bq/kgと半分しか減少していません。検出限界値は10Bq/Lということですので、おそらく7番の地点で検出されるかどうかギリギリだったのでしょう。


今回の比較データではっきりわかったことがあります。それは、

・雨が降って増水すると、川底の放射性セシウムは流されて下流に移動する。
・増水時に再度川底から浮き上がった放射性セシウムは、水質検査でも検出できるくらいの濃度になることもある。(他の地点でも感度を上げると川の水で検出できるかもしれない)

ということです。考えてみれば当たり前のことですね。でも、こういう比較データを取ろうと実験してみた環境省の判断は非常に正しかったと思います。これにより、一度川底に沈殿していた放射性セシウムも、増水時などには流されて下流に移動していくということがはっきりとデータで示されたわけです。

当然のことながら、この行き着く先は河口です。このセシウムがまた海へ流れて行くわけですから、海底土の調査も、河口付近とその周辺という形で調査をして欲しいと思います。

もう、一度大量にばらまかれた放射性セシウムが、いろいろな形で再循環を始めてしまっています。それを考慮に入れながら私たちは生活していかないといけません。この辺の話(廃棄物や循環の話)は、先週末は時間がなかったのですが、どこかで一度まとめたいと思います。

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これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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