8/4 つくば市の放射線に関する基本方針(7/29)
最近あまりつくば市のHPを見ていなかったのですが、いつの間にか「放射線に関する基本方針」なるものが発表されていました。
読んでみて、文科省が発表した資料をそのまま組み合わせて発表しているだけ、という印象を受けました。特に小学校などに対する対応は何も発表されていません。ひょっとして何か目新しい動きがあるかな?と思いましたが、つくば市はいろいろな国の研究機関があるため、かえって思い切ったことは何もできないのですね。
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読んでみて、文科省が発表した資料をそのまま組み合わせて発表しているだけ、という印象を受けました。特に小学校などに対する対応は何も発表されていません。ひょっとして何か目新しい動きがあるかな?と思いましたが、つくば市はいろいろな国の研究機関があるため、かえって思い切ったことは何もできないのですね。
まず、7/29付けの基本方針では、学校の校庭の除染については、次のように書いてあります。
『土壌の除染及び屋外活動制限について下記のとおり取り組みます。
・上記測定の結果,1時間当たりの空間放射線量が1マイクロシーベルト(中学校・公園施設=地上100cm,その他の施設=地上50cm)を超えた場合は,土壌の除染を検討します。
・上記測定の結果,1時間当たりの空間放射線量が3.8マイクロシーベルト(中学校・公園施設=地上100cm,その他の施設=地上50cm)を超えた公立小中学校,幼稚園,保育所,児童施設等での屋外活動を制限するとともに,公園施設は,立入りを制限します。』
これは、「6/10 守谷市の学校は年間1mSvに変わりましたが、まだこんなひどい子供だましをやるのか!」でも書きましたが、文科省の説明会であった内容そのままと思います。守谷市もほぼ同じ対応を取っていたと思いますので。現状で1μSv/hを超えることはまずないので、特に何もしないということです。
そして、この「基本方針」をまとめるに当たり、つくば市には産総研、高エネ研、筑波大学、環境研などがありますので、そこから専門家を呼んでこの方針でいいかどうか助言を求めています。専門家の意見がHPに載っています。つくば市としては「お墨付き」を取っておきたいのでしょう。でも、そのやり方が原子力災害対策本部が原子力安全委員会に助言を求めて、原子力安全委員会が「助言」するみたいな図式でこの「意見」の書き方も原子力安全委員会の「助言」とよく似ていて笑えます。
そのほかにも資料がついているのですが、個人的に満足したのは、以下の「対応方針資料3」です。

これは、実は私が「5/29 つくば市の小中学校の環境放射線データが公表されました」において初めて測定されたつくば市の小中学校のデータをgoogle mapにして、その作り方までブログで公開したものを最新のデータに置き換えて作ったものです(だと思います)。やり方さえわかれば誰にでもできるものですから、記事を書いたときに地図にするとわかりやすいですよ、と震災時にツイッターでお世話になったつくば市の職員の人にも教えてあげました。たぶんそのときに見て覚えていて、やり方を共有してくれていたのでしょう。お役に立てたようでよかったです。
ということでつくば市としての方針は、文科省の出した方針を忠実に守るというイメージが強いです。それに対して、市民の中では子供たちを守るために活動している人たちもいます。宣伝して欲しいとお願いされたので依頼された文章そのままを掲載します。私は下記の活動には参加していませんが、子供たちを守るための活動という趣旨は理解できるので協力することにしました。この署名活動その他の活動については私は一切関係ありませんので、直接リンク先にお問い合わせ下さい。
『つくば市民ネットワークから発足した
「放射能汚染から子どもを守ろう@つくば」が
「子ども達を放射線から守る対策を求める」請願署名を集めています。
http://www.geocities.jp/tsukubahotnet/oshirase.htm 』
実は、守谷市でもこのようなお母さんたちの動きがあることを教えてもらったのですが、それはまた別途ご紹介します。
『土壌の除染及び屋外活動制限について下記のとおり取り組みます。
・上記測定の結果,1時間当たりの空間放射線量が1マイクロシーベルト(中学校・公園施設=地上100cm,その他の施設=地上50cm)を超えた場合は,土壌の除染を検討します。
・上記測定の結果,1時間当たりの空間放射線量が3.8マイクロシーベルト(中学校・公園施設=地上100cm,その他の施設=地上50cm)を超えた公立小中学校,幼稚園,保育所,児童施設等での屋外活動を制限するとともに,公園施設は,立入りを制限します。』
これは、「6/10 守谷市の学校は年間1mSvに変わりましたが、まだこんなひどい子供だましをやるのか!」でも書きましたが、文科省の説明会であった内容そのままと思います。守谷市もほぼ同じ対応を取っていたと思いますので。現状で1μSv/hを超えることはまずないので、特に何もしないということです。
そして、この「基本方針」をまとめるに当たり、つくば市には産総研、高エネ研、筑波大学、環境研などがありますので、そこから専門家を呼んでこの方針でいいかどうか助言を求めています。専門家の意見がHPに載っています。つくば市としては「お墨付き」を取っておきたいのでしょう。でも、そのやり方が原子力災害対策本部が原子力安全委員会に助言を求めて、原子力安全委員会が「助言」するみたいな図式でこの「意見」の書き方も原子力安全委員会の「助言」とよく似ていて笑えます。
そのほかにも資料がついているのですが、個人的に満足したのは、以下の「対応方針資料3」です。

これは、実は私が「5/29 つくば市の小中学校の環境放射線データが公表されました」において初めて測定されたつくば市の小中学校のデータをgoogle mapにして、その作り方までブログで公開したものを最新のデータに置き換えて作ったものです(だと思います)。やり方さえわかれば誰にでもできるものですから、記事を書いたときに地図にするとわかりやすいですよ、と震災時にツイッターでお世話になったつくば市の職員の人にも教えてあげました。たぶんそのときに見て覚えていて、やり方を共有してくれていたのでしょう。お役に立てたようでよかったです。
ということでつくば市としての方針は、文科省の出した方針を忠実に守るというイメージが強いです。それに対して、市民の中では子供たちを守るために活動している人たちもいます。宣伝して欲しいとお願いされたので依頼された文章そのままを掲載します。私は下記の活動には参加していませんが、子供たちを守るための活動という趣旨は理解できるので協力することにしました。この署名活動その他の活動については私は一切関係ありませんので、直接リンク先にお問い合わせ下さい。
『つくば市民ネットワークから発足した
「放射能汚染から子どもを守ろう@つくば」が
「子ども達を放射線から守る対策を求める」請願署名を集めています。
http://www.geocities.jp/tsukubahotnet/oshirase.htm 』
実は、守谷市でもこのようなお母さんたちの動きがあることを教えてもらったのですが、それはまた別途ご紹介します。
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