8/5 文科省が発表(8/2)した福島県の線量測定マップ
8/2、文科省のHPに「放射線量等分布マップ(線量測定マップ)の作成について」が発表されました。
今回発表されたのは環境放射線のデータで、土壌のデータは8月末に発表されるそうです。
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今回発表されたのは環境放射線のデータで、土壌のデータは8月末に発表されるそうです。
このプロジェクトは、全国94の大学・機関と3つの民間企業の協力で成し遂げたもので、409人の参加がありました。
調査目的は以下の通りです。
『文部科学省は、住民の健康への影響及び環境への影響を将来にわたり継続的に確認するため、梅雨が本格化し、土壌の表面状態が変化する前の時点において、東京電力(株)福島第一原子力発電所から概ね100km圏内の約2,000箇所において土壌を採取するとともに、当該箇所において放射線測定器を用いて、空間線量率を測定しました。
また、道路周辺における放射性物質の分布状況を詳細に把握するため、同区域の国道や県道を中心に走行サーベイを実施し、連続的に空間線量率を測定しました。』
『測定実施日:
(1)土壌採取地点における空間線量率の測定:第1期6月6日~6月14日、第2期6月27日~7月8日
(2)走行サーベイによる空間線量率の測定 :6月6日~6月13日』
6月からやっていたのは、梅雨の前に測定する必要があったからなのですね。雨で土壌からセシウムなどが流されてしまうと、その後に測定しても意味がないからです。
測定目標として、当該範囲は2kmメッシュに1箇所の地点について調査を実施し、80~100㎞及びこの圏外の福島県においては、10㎞メッシュに1箇所の地点について調査を実施したということです。
では、どんなデータが出たのかさっそくご紹介しましょう。これは、土壌を採取した地点の地上1mの環境放射線データです。

文科省が以前航空機でモニタリングした結果と比較しても、ほぼ合致していました。コメントとして、「一方、局所的に高い箇所が新たにいくつか確認された。」という考察がなされています。
今回二つの測定方法によってあまり違いがなかったということは、いちいちそこに行って測定をしなくても、航空機によるモニタリングを行うことで、全体像を把握することができるということですね。
つぎに、福島第一原子力発電所から100km圏内及びその圏外の福島県における走行サーベイの結果です。

この走行サーベイの測定値から評価された地上1mの高さの空間線量率の測定結果は、全体の傾向は航空機モニタリングの結果と良く一致していました。また、「また、航空機モニタリングでは観察が困難な数10~100m 程度の局所的な空間線量率の変化を観察するのに有効であることが確認された。」という考察がなされています。
また、『本調査では、京都大学が独自に開発した走行サーベイシステム「KURAMA( Kyoto Univ. RAdiation MApping System)」を福島県の協力により使用した。』そうです。日本の独自技術なのですね。
HPには、航空機モニタリングと重ね合わせた図もあるのですが、わかりにくいのでここには引用しませんでした。
私が知りたいのは土壌のデータなのですが、それは今回は発表されませんでした。測定自体は終わっていて、現在測定データの妥当性チェックをしているそうです。8月末が楽しみです。
調査目的は以下の通りです。
『文部科学省は、住民の健康への影響及び環境への影響を将来にわたり継続的に確認するため、梅雨が本格化し、土壌の表面状態が変化する前の時点において、東京電力(株)福島第一原子力発電所から概ね100km圏内の約2,000箇所において土壌を採取するとともに、当該箇所において放射線測定器を用いて、空間線量率を測定しました。
また、道路周辺における放射性物質の分布状況を詳細に把握するため、同区域の国道や県道を中心に走行サーベイを実施し、連続的に空間線量率を測定しました。』
『測定実施日:
(1)土壌採取地点における空間線量率の測定:第1期6月6日~6月14日、第2期6月27日~7月8日
(2)走行サーベイによる空間線量率の測定 :6月6日~6月13日』
6月からやっていたのは、梅雨の前に測定する必要があったからなのですね。雨で土壌からセシウムなどが流されてしまうと、その後に測定しても意味がないからです。
測定目標として、当該範囲は2kmメッシュに1箇所の地点について調査を実施し、80~100㎞及びこの圏外の福島県においては、10㎞メッシュに1箇所の地点について調査を実施したということです。
では、どんなデータが出たのかさっそくご紹介しましょう。これは、土壌を採取した地点の地上1mの環境放射線データです。

文科省が以前航空機でモニタリングした結果と比較しても、ほぼ合致していました。コメントとして、「一方、局所的に高い箇所が新たにいくつか確認された。」という考察がなされています。
今回二つの測定方法によってあまり違いがなかったということは、いちいちそこに行って測定をしなくても、航空機によるモニタリングを行うことで、全体像を把握することができるということですね。
つぎに、福島第一原子力発電所から100km圏内及びその圏外の福島県における走行サーベイの結果です。

この走行サーベイの測定値から評価された地上1mの高さの空間線量率の測定結果は、全体の傾向は航空機モニタリングの結果と良く一致していました。また、「また、航空機モニタリングでは観察が困難な数10~100m 程度の局所的な空間線量率の変化を観察するのに有効であることが確認された。」という考察がなされています。
また、『本調査では、京都大学が独自に開発した走行サーベイシステム「KURAMA( Kyoto Univ. RAdiation MApping System)」を福島県の協力により使用した。』そうです。日本の独自技術なのですね。
HPには、航空機モニタリングと重ね合わせた図もあるのですが、わかりにくいのでここには引用しませんでした。
私が知りたいのは土壌のデータなのですが、それは今回は発表されませんでした。測定自体は終わっていて、現在測定データの妥当性チェックをしているそうです。8月末が楽しみです。
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