8/14 東京電力が発表した海底土のデータのまとめ
8/7-11にかけて、東京電力のHPに海底土の放射能汚染のデータが発表されました。
今回の発表において特筆すべき事は、今までのような単発の発表データに加えて、まとめのデータをつけてくれたことです。それも地図にデータを記載するという事までしてくれています。
今回はこれについて解説します。
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今回の発表において特筆すべき事は、今までのような単発の発表データに加えて、まとめのデータをつけてくれたことです。それも地図にデータを記載するという事までしてくれています。
今回はこれについて解説します。
今回は、8/7、8/8、8/9、8/11に発表した海底土のデータと、まとめのデータがHPに掲載されています。
今回のデータに、7月にすでに発表されたデータ(「7/19 東京電力の海底土のデータ更新。」参照)も合わせてまとめたものが以下のデータです。
生データ

(クリックで別画面)
まとめの図(東京電力作成)

今回まとめの図と地図へのプロットを作ってくれたのが、今後も毎月、あるいは二ヶ月に一回作ってくれるつもりなのかどうか、その意図がはっきりしませんが、できれば今後も同じようにデータが更新された時に作成して欲しいです。
さて、このデータの解釈は、半径30km圏内のみならず、東京電力が色分けしてくれた方法に従えば、文科省が発表している海底土のデータを重ね合わせることができます。この後の記事で説明しようと思っている文科省が発表している図に、上の図を重ねてプロットして見ると下記のようになります。

こうやってみると、青でない海域(50Bq/kg以上)というのは、茨城県の沿岸にまで広がっていることがわかります。海水の汚染はすでに検出限界以下ですが、海底土の汚染はかなり広がっているということが視覚的に理解できると思います。
となると気になるのは底魚がどうなっているか、です。
底魚については、コンタンさんが最新のデータをまとめてくれています。ヒラメ、カレイ、コモンカスベ、アイナメ、メバルといった底魚のデータを見ていただけばわかるように、ほとんどの底魚は少ないものでも30Bq/kg程度、多いものでは暫定基準値を超える程度の汚染が起こっています。つまり、検出限界以下(不検出)という底魚は、特に7月以降はほとんどいないということです。魚のデータがとられているのは福島県、茨城県の魚が中心ですが、海底土の汚染とともに、徐々に底魚へも汚染が進んで来ていることがわかります。
今回のデータに、7月にすでに発表されたデータ(「7/19 東京電力の海底土のデータ更新。」参照)も合わせてまとめたものが以下のデータです。
生データ

(クリックで別画面)
まとめの図(東京電力作成)

今回まとめの図と地図へのプロットを作ってくれたのが、今後も毎月、あるいは二ヶ月に一回作ってくれるつもりなのかどうか、その意図がはっきりしませんが、できれば今後も同じようにデータが更新された時に作成して欲しいです。
さて、このデータの解釈は、半径30km圏内のみならず、東京電力が色分けしてくれた方法に従えば、文科省が発表している海底土のデータを重ね合わせることができます。この後の記事で説明しようと思っている文科省が発表している図に、上の図を重ねてプロットして見ると下記のようになります。

こうやってみると、青でない海域(50Bq/kg以上)というのは、茨城県の沿岸にまで広がっていることがわかります。海水の汚染はすでに検出限界以下ですが、海底土の汚染はかなり広がっているということが視覚的に理解できると思います。
となると気になるのは底魚がどうなっているか、です。
底魚については、コンタンさんが最新のデータをまとめてくれています。ヒラメ、カレイ、コモンカスベ、アイナメ、メバルといった底魚のデータを見ていただけばわかるように、ほとんどの底魚は少ないものでも30Bq/kg程度、多いものでは暫定基準値を超える程度の汚染が起こっています。つまり、検出限界以下(不検出)という底魚は、特に7月以降はほとんどいないということです。魚のデータがとられているのは福島県、茨城県の魚が中心ですが、海底土の汚染とともに、徐々に底魚へも汚染が進んで来ていることがわかります。
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