8/14 コメの放射能測定結果:今日までのまとめ
先週は旅行に行ったため、あまりニュースを詳細にチェックすることができませんでした。それでもいくつかコメの測定データが出てきたのでご紹介しています。これもスマホとツイッターのおかげです。
静岡県の菊川市のデータが最初だったと思うのですが、今日までにいくつものデータが発表になっていますので、それを簡単にまとめておきたいと思います。
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静岡県の菊川市のデータが最初だったと思うのですが、今日までにいくつものデータが発表になっていますので、それを簡単にまとめておきたいと思います。
これまで静岡県、千葉県などで予備調査および本調査の結果が発表されています。放射性ヨウ素はもう不検出ですので、放射性セシウムについてのデータがどうなったのかを記載しておきます。
【静岡県】
8/3発表 静岡県 菊川市 不検出(検出限界値:Cs-134:2Bq/kg、Cs-137:2Bq/kg)
8/10発表 静岡県 菊川市・焼津市 不検出(検出限界値:Cs-134:2Bq/kg、Cs-137:2Bq/kg)
この8/10発表の結果をもって、静岡県は下記の地域のコメの出荷を可能としました。
中部(静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町)
西部(浜松市、磐田市、掛川市、袋井市、湖西市、御前崎市、菊川市、森町)
東部については8月下旬に検査するそうです。検出限界値(検出下限値)が2Bq/kgと低いのはいいのですが、中部と西部を焼津市と菊川市で代表させて大丈夫なのか?という疑問は若干あります。ただ、静岡県は距離的な問題(土壌の汚染状態)から考えて、コメの放射性セシウムを心配する必要はそれほどないと思いますので、この判断は妥当だと思います。
【千葉県】
予備調査:
8/9発表 千葉県 多古町 不検出(検出限界値:Cs-134:20Bq/kg、Cs-137:20Bq/kg)
8/12発表 千葉県 八千代市、東庄町、芝山町 不検出(検出限界値:Cs-134:20Bq/kg、Cs-137:20Bq/kg)
本調査:
8/11発表 千葉県 館山市・鴨川市・南房総市 不検出(検出限界値:Cs-134:20Bq/kg、Cs-137:20Bq/kg)
この8/11の結果を以て、千葉県は館山市・鴨川市・南房総市のコメの流通を可能としました。
現時点での千葉県の出荷可能な地域

なお、千葉県の最新情報はHPに掲載されています。ここには今後検査結果がいつ出るかも記載されていて、親切なHPだと思います。これで検出下限値がもっと低ければ千葉県のコメの安全性をアピールできたと思うのですが、その点だけが残念です。
【岐阜県】
試験場でのコメについて、試験的に調査しました。岐阜市の農業技術センターの「あきたこまち」については不検出でした。
8/13発表 岐阜県 岐阜市 不検出(検出限界値:Cs-134:?、Cs-137:?)
【宮城県】
予備調査(出穂期前):
8/12発表 宮城県 柴田町、大和町、大崎市、栗原市、登米市 不検出(検出限界値不明)
8/12発表 宮城県 白石市 3.87Bq/kg
8/12発表 宮城県 丸森町 23.1Bq/kg
これを航空機モニタリングによる地図上で示すと、放射性セシウムの降下量(Bq/m2)との関係がわかります。残念ながら検出限界値が不明ですが、白石市が3.87Bq/kgなので、おそらく3Bq/kg以下でしょう。

丸森町は放射性セシウムの降下量が100,000-300,000Bq/m2の地域が多いため、この地域で23.1Bq/kg、白石市(60,000-100,000Bq/m2)の地域で3.87Bq/kgとすると、福島県の付近では、100,000Bq/m2で玄米に10Bq/kg前後という予想もできます。宮城県の7市町村でのデータはこの計算と大きくは矛盾しません。だとすると、福島県の多くの地点で100Bq/kg以下という可能性があります。ただ、データが少ないのでまだなんとも言えません。
今日までの発表データはおそらく以上だと思います。その他、飼料用コメのデータもあるのですが、混乱するといけないので、時間があれば別途まとめます。
来週にはいると、千葉県を初めとしてデータが追加されてくると思うので、追記するか、別の記事でまとめていこうと思います。
8/15追記:
【茨城県】
つくば市(独自の事前調査) 不検出(検出限界値:Cs-134:6.3Bq/kg、Cs-137:10.1Bq/kg)
詳細は「8/15 つくば市南部のコメ、事前調査でセシウム不検出!」に。
8/17追記:最新情報は「今年のコメの放射能検査の最新状況のまとめ(随時更新用)」をご覧下さい。
【静岡県】
8/3発表 静岡県 菊川市 不検出(検出限界値:Cs-134:2Bq/kg、Cs-137:2Bq/kg)
8/10発表 静岡県 菊川市・焼津市 不検出(検出限界値:Cs-134:2Bq/kg、Cs-137:2Bq/kg)
この8/10発表の結果をもって、静岡県は下記の地域のコメの出荷を可能としました。
中部(静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町)
西部(浜松市、磐田市、掛川市、袋井市、湖西市、御前崎市、菊川市、森町)
東部については8月下旬に検査するそうです。検出限界値(検出下限値)が2Bq/kgと低いのはいいのですが、中部と西部を焼津市と菊川市で代表させて大丈夫なのか?という疑問は若干あります。ただ、静岡県は距離的な問題(土壌の汚染状態)から考えて、コメの放射性セシウムを心配する必要はそれほどないと思いますので、この判断は妥当だと思います。
【千葉県】
予備調査:
8/9発表 千葉県 多古町 不検出(検出限界値:Cs-134:20Bq/kg、Cs-137:20Bq/kg)
8/12発表 千葉県 八千代市、東庄町、芝山町 不検出(検出限界値:Cs-134:20Bq/kg、Cs-137:20Bq/kg)
本調査:
8/11発表 千葉県 館山市・鴨川市・南房総市 不検出(検出限界値:Cs-134:20Bq/kg、Cs-137:20Bq/kg)
この8/11の結果を以て、千葉県は館山市・鴨川市・南房総市のコメの流通を可能としました。
現時点での千葉県の出荷可能な地域

なお、千葉県の最新情報はHPに掲載されています。ここには今後検査結果がいつ出るかも記載されていて、親切なHPだと思います。これで検出下限値がもっと低ければ千葉県のコメの安全性をアピールできたと思うのですが、その点だけが残念です。
【岐阜県】
試験場でのコメについて、試験的に調査しました。岐阜市の農業技術センターの「あきたこまち」については不検出でした。
8/13発表 岐阜県 岐阜市 不検出(検出限界値:Cs-134:?、Cs-137:?)
【宮城県】
予備調査(出穂期前):
8/12発表 宮城県 柴田町、大和町、大崎市、栗原市、登米市 不検出(検出限界値不明)
8/12発表 宮城県 白石市 3.87Bq/kg
8/12発表 宮城県 丸森町 23.1Bq/kg
これを航空機モニタリングによる地図上で示すと、放射性セシウムの降下量(Bq/m2)との関係がわかります。残念ながら検出限界値が不明ですが、白石市が3.87Bq/kgなので、おそらく3Bq/kg以下でしょう。

丸森町は放射性セシウムの降下量が100,000-300,000Bq/m2の地域が多いため、この地域で23.1Bq/kg、白石市(60,000-100,000Bq/m2)の地域で3.87Bq/kgとすると、福島県の付近では、100,000Bq/m2で玄米に10Bq/kg前後という予想もできます。宮城県の7市町村でのデータはこの計算と大きくは矛盾しません。だとすると、福島県の多くの地点で100Bq/kg以下という可能性があります。ただ、データが少ないのでまだなんとも言えません。
今日までの発表データはおそらく以上だと思います。その他、飼料用コメのデータもあるのですが、混乱するといけないので、時間があれば別途まとめます。
来週にはいると、千葉県を初めとしてデータが追加されてくると思うので、追記するか、別の記事でまとめていこうと思います。
8/15追記:
【茨城県】
つくば市(独自の事前調査) 不検出(検出限界値:Cs-134:6.3Bq/kg、Cs-137:10.1Bq/kg)
詳細は「8/15 つくば市南部のコメ、事前調査でセシウム不検出!」に。
8/17追記:最新情報は「今年のコメの放射能検査の最新状況のまとめ(随時更新用)」をご覧下さい。
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