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10/21 「今後の海域モニタリングの進め方」(魚も含む)が発表されました

 
昨日、文科省のHPに「今後の海域モニタリングの進め方」という資料が発表されました。

海洋や魚の汚染に関心がある方は必読です。

なお、この文書は、文部科学省、水産庁、海上保安庁、気象庁、環境省、福島県、東京電力株式会社の連名で発表されています。

基本的な考え方は次の通りです。

『本年度内の海域モニタリング計画を以下のとおり改定する。
• 科学的に長期影響を見るため、海水の目標検出下限値を海域に応じて下げるとともに、調査海域を拡大する。
• 海底土については、放射性物質の沈着状況をより広範囲に把握するため測点を増やす。
• 東京電力福島原子力発電所の燃料由来の放射性物質や炉内構造物の一部が放射化してできた放射性物質の漏洩を確認するため分析核種の追加や分析地点の増加(Mn、Co、Ce、U、Am、Cm)。
• 前面、沿岸海域において東京電力が分析する一部測点については分析値の確認のため、文部科学省としても数点において海水、海底土の分析を実施する。
• 水産物は一層の安全性の確認を行うため、緊急時避難準備区域であった 20-30km 圏内の海域においてもモニタリングを実施。 』

また、「9/12 文科省が検出感度を大幅に上げて海水の放射能を再測定してくれました!」でもご紹介しましたが、海域の呼び方を以下のように定義しています。
(1)前面海域:東京電力福島第一原子力発電所から 30km 半径の海域
(2)沿岸海域:宮城県、福島県、茨城県、(一部岩手県沖)の海岸線から概ね 30km 以内
(3)沖合海域:海岸線から概ね 30~90km の海域
(4)外洋海域:海岸線から概ね 90~280km とその外側の海域

以下、海水、海底土、水産物について簡単にコメントします。

まずは海水です。これまでの165地点という測点数を上回る数にするということです。目標検出下限値を下げて測定するという方針は続けるとともに、測定する核種についてもMn-54、Co-60、Ce-144を追加するということです。

10/21文科省海洋1

続いて海底土です。これまでの62地点から87地点程度に増やすということです。頻度、検出下限値はこれまでとあまり変わりません。海水が検出できなくても海底土は検出されているので、こちらは検出下限値はこれまで通りで問題ないと思います。『Sr-89、Sr-90、Pu-238、Pu-239+240、Cm-242、Cm-243+244 の測点数を増やす。』ということなので、Srの情報に期待したいと思います。

10/21文科省海洋2

さて、多くの人が感心があると思われる水産物です。

『東京電力福島第一原子力発電所沖を含む東日本の沿岸・沖合・外洋海域に生息・回遊する種を対象に、9月~平成24年3月に各県の水揚げ状況に応じて原則週1回の調査を実施。
9月30日に緊急時避難準備区域が解除されたことを受け、東京電力福島第一原子力発電所から 20~30km 圏内も調査対象。』

『沿岸性種(スズキ、カレイ、ヒラメ等)及び広域回遊性魚種等(カツオ、サンマ、サバ、サケ等)について、東日本海域を中心に、水揚げされる水産物の検体買い付けや、調査船等によるサンプリング等により採集を行い、採集した検体に含まれる放射性物質の調査を実施。』

上の二つはいいと思うのですが、『Cs-134、137、I-131(Sr-89、Sr-90 については随時実施)』ということで、Sr-89やSr-90についてどこまでやってくれるのかがわからないところがちょっと残念です。できるだけ放射性セシウムの多いサンプルについてSrの測定をしてくれることを望みます。Sr/Cs比率はみんなが興味あるところですので。

10/21文科省海洋3

このあとに示すのは、測定する予定の海域の図です。すぐ下の図は昨日の「10/20 文科省は海洋放射能汚染の調査を感度を上げて実施!その2」も含めてこれまで何回もご紹介してきました。
9/12海洋4

この下の図は今回初めて発表されたものです。

10/21文科省海洋5

今後の測定結果の発表に期待しましょう。

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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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