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10/29 世田谷区八幡山の110μSv/hや170μSv/hの原因は?

 
10/28、世田谷区の八幡山のスーパー駐車場付近で住民から高い放射線量を示す場所がある、という通報を受け、世田谷区が確認に行ったところ「周辺より異常に高い放射線量の数値」を確認しました。そこで文科省に通報し、文科省が調査したところ、高い放射線量を確認し、アスファルトの下から来ているだろうということが確認できました。

核種も同定できていませんが、アスファルトの下から放射線が出ているということで、福島原発事故とは関係がないだろうということになっています。原因は10/29の昼現在ではまだわかっていません。

10/12にあった世田谷区弦巻の騒動は、「10/13 世田谷区弦巻の3μSv/hを越す放射線は民家の床下にあったラジウム?」でご紹介したように、民家の床下にあった夜光塗料ということで決着しました。10/21の柏市の側溝での騒ぎは、「10/23 柏市の土壌から276000Bq/kgの放射性セシウムを検出!どうやってこんな高濃度が?」でご紹介しましたが、福島第一原発由来だろうということで決着しました。誰かが言っていましたが、このところ毎週、特に先週から文科省の担当部署の方は土日にかり出されてお疲れ様です。

なお、なぜ文科省の職員がこうやってかり出されるのかということについては10/21に出された「当面の福島県以外の地域における周辺より放射線量の高い箇所への対応方針」に書いてあります。今回もこの方針に従って行われています。

『2.周辺より放射線量の高い箇所の報告
・(1)周辺より放射線量の高い箇所(地表から1m高さの空間線量率が周辺より毎時1マイクロシーベルト以上高い数値が測定された箇所)を地方公共団体が発見した場合、(2)または、民間団体等が周辺より放射線量の高い箇所((1)と同じ)を発見したとの公表を行った場合文部科学省へその旨の連絡を行うとともに、可能な範囲で簡易な除染を行うことを要請する。((2)の場合は地方公共団体と連携して対応する。)
3.計測方法の確認等
・文部科学省は、2の報告を受け、簡易な除染を行った後も地表から1m高さの空間線量率が周辺より毎時1マイクロシーベルト以上高かった時には、計測方法及び現場の状況等の確認や当該地方公共団体との調整を行う。
・文部科学省は、状況に応じて、地方公共団体と連携して、再計測や実地検証を行う。』

ここで注意する必要があるのは、地表から1mの高さで周辺よりも1μSv/h以上高くないと文科省は動いてくれないということです。地表面で1μSv/h以上高いところはいくつもありますが、地表から1mの高さでどういう数値になるか、ということがこの方針では重要視されています。ですから、いつも文科省の報告には地表から1mのデータが記載されています。


さて、今回は今までになく高い110μSv/hの放射線という情報が流れたことで、「今回はいったい何?」とみんなが思ったことでしょう。

世田谷区の保坂区長のブログには、最新の情報がタイムリーに発信されており、こういう時には非常に参考になります。また、文科省からも「東京都世田谷区における現地調査について」という第一報が発信されており、参考になります。昨夜の世田谷区長の記者会見の動画はこちら

・28日(金)の夕刻、区民からの「区内八幡山1丁目のスーパー店舗の付近で高い数値が検出されている」との通知があり、区で確認に向かったところ「周辺より異常に高い放射線量の数値」を確認しました。
・15時45分、世田谷区役所は文部科学省に、「一般市民からの通報を通じて世田谷区内において、周辺に比べ高い放射線量が測定された」との連絡をしました。
・世田谷区役所からの要請を受け、文部科学省職員(3名)及び日本原子力研究開発機構の専門家(2名)を現地に派遣し、世田谷区役所と連携して現地調査を行いました。

その結果、以下のことが判明しています。

・調査場所と付近の住宅地との境界における放射線量は、地表から1m高さで0.1μSv/h程度であった。
・それに対して、調査した結果、特に放射線量の高い2地点が確認され、それぞれ地表から1メートル高さのところで、4.7μSv/h及び10μSv/h、地表面で170μSv/h及び110μSv/hであった。
・それ以外にも調査場所敷地内の建屋内外において、周辺より放射線量の高い箇所が数箇所あった(地表面(床表面)で最大2.5μSv/h)。

具体的には2ヶ所というのは『スーパー「パワーラークス世田谷店」敷地内外の2カ所で値が高く、建物そばの歩道表面で毎時170マイクロシーベルト(地表1メートルで4.7マイクロシーベルト)、店の玄関前の地表で毎時110マイクロシーベルト(地表1メートルで10マイクロシーベルト)だった。』(asahi.comより)です。

そして、以下の二つの理由から、福島第一原発由来ではないだろうという予想がなされています。

・特に放射線量の高い2地点は、それぞれ狭い範囲のアスファルト上であること。
・当該2地点は、東京電力(株)福島第一原子力発電所由来により比較的高い放射線量が測定されると予測されるような雨水、泥・土などがたまりやすいところではないこと。
・スペクトルメーターで計ったが「核種」を特定できないとのことです。渡辺次長の話では、「波形が取れないことから、原因物は地中ではないかと推測される」とのことです。(区長のブログより)

現在、現場付近は土のうによる遮蔽及び立入禁止等の安全措置が行われています(安全措置後は、立入禁止の境界において地表から1m高さで最大0.2μSv/h)。

今回は、まだ原因がわかっていません。おそらく、掘り返して調べないと特定できないでしょう。NHKオンラインによると、掘り返して撤去する方針のようです。何かわかったら続報で紹介したいと思います。

参考:togetter「世田谷区・八幡山で170μSv/h

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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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