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11/17 福島市の大波地区の玄米から630Bq/kgのセシウム検出!

 
おコメの放射能の問題、今年は終わったかと思っていましたが、最後に大きな問題が発覚してしまいました。毎日jpによると、福島市大波地区の玄米から、630Bq/kgの放射性セシウムが検出され、白米からも300Bq/kgの放射性セシウムが検出されました。この農家のコメは全て倉庫にあり出荷されていません。また、同地区の農家154戸のうち、多くはまだ出荷していないようです。

福島県のHPに正式な発表がありましたので、リンクをつけておきます。

この事態を受けて、福島県は、出荷自粛を要請しました(リンク先は日経新聞Web)。また、政府は、大波地区の米の出荷停止を検討しているようです。現時点でわかる情報を速報でお伝えします。

11/18追記:追加情報は「11/18 福島市大波地区のコメから基準値越えの放射能:その後の動きとJA全農の対応の謎」にありますのでそちらもどうぞ。
福島市の大波地区とはどこなのか?毎日.jpにあった地図では、下図の場所です。

11/17米1_20111117k0000m040108000p_size5

これは、福島県のHPに掲載されている地図でいうと、旧小国村にあたるようです。小国村の中に大波という地名(正確には大波小)がありました。

11/17米2

Google Mapに記載してあった大波小は、旧小国村にあります。伊達市の旧小国村に近いあたりです。

11/17米3


私が以前まとめた「今年のコメの放射能検査の最新状況のまとめ(随時更新用)」では、10/5の本調査の検査結果に下記のようなデータがあります。また、予備調査では、9/16の検査で136Bq/kgの放射性セシウムが検出されていました。

10/5 福島県 福島市(旧小国村)はCs-134:13Bq/kg、Cs-137:20Bq/kg
10/5 福島県 福島市(旧小国村)はCs-134:12Bq/kg、Cs-137:16Bq/kg
9/16 福島県 福島市(旧小国村)はCs-134:58Bq/kg、Cs-137:78Bq/kg

これを見る限り、本調査を行ったコメ(玄米)は33Bq/kgの放射性セシウムを含む程度でしたが、予備調査においては、(一般に本調査よりも高めに出る傾向があるものの)136Bq/kgの放射性セシウムが検出されています。

なお、参考までに、今は伊達市になっている旧小国村の10/7の本調査でも、1ヶ所で163Bq/kgの放射性セシウムが検出されています。

伊達市(旧小国村)はCs-134:23Bq/kg、Cs-137:24Bq/kg
伊達市(旧小国村)はCs-134:79Bq/kg、Cs-137:84Bq/kg

この情報からすると、地形などがわからないのですが、伊達市の旧小国村も注意した方がいいかもしれません。


『大波地区は東京電力福島第1原発から約60キロ離れた中山間地で、154戸の稲作農家がある。原発事故による放射線量が比較的高く、福島市は10月18日から地区の全世帯を対象に、本格的な除染作業を進めている。この農家の水田はくぼ地にあり、沢水を使っているといい、周囲の放射性物質が蓄積された可能性があるとみられる。コメは収穫後に天日干ししていたが、市は「セシウムの濃度が高かったこととは関係がない」としている。』(毎日jpより)

沢の水とすると、その沢は小国川でしょう。ちょうど昨日「11/16 福島県で川底のセシウムが河口へ移動というNHKの報道への疑問」でご紹介した、最近発表された河川の水の放射性セシウムのデータを見ると、小国川は、Cs-137が1Bq/kgですが検出されています。中通りでは不検出の川が多い中で、1Bq/kgですが検出されているのは、ひょっとしたら今回の暫定基準値越えと何か関係するかもしれませんが、現段階ではその関係はわかりません。

11/17米4

今後は、出荷自粛や出荷停止などの措置が取られるとともに、以下のことが議論されると思います。

1.なぜこの地区で高い放射性セシウムが検出されたのか?

二本松市で500Bq/kg検出された事例から、土壌の粘土質の割合や、使用している水に含まれている放射性セシウムが関与していた可能性がありますので、今回も土壌や使用していた水が関係していたのかもしれません。

2.検査方法の再検討

国が定めた方法で問題がなかったコメで630Bq/kgの放射性セシウムが検出されたということで、この方法ではすり抜けるものがたくさんあるのではないか、という議論が出てくるのは必至です。

また、福島県のコメはこれで売れなくなるでしょう。福島県のHPにあったように、「平成23年産米は、JA全農福島や各JAでは、放射性物質調査で放射性セシウムが検出されていない地域の米(不検出米)とそれ以外の米を区分して集荷するとともに、不検出米のみを販売している。」ということなので、このことをPRするしかないと思います。

また、来年は基準値も1/5程度になる可能性を考慮して、予備調査や本調査で100Bq/kgを超える放射性セシウムが検出されたところは、全ての田んぼのコメをチェックしておく方がいいと思います。今回の大波地区(旧小国村)でも、予備調査で100Bq/kgを超えており、危険信号は出ていました。

また、情報が入れば続報をお伝えしたいと思います。

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コメント

Re: JA全農の方針と広報

naoさん

こちらこそ、togetterへの掲載とコメント、ありがとうございます。

実は私はこの方針について新聞記事は読んだことがあるのですが、JAのHPなど、公式な発表は見たことがありません。下記の記事を書く際に一生懸命に探しましたから(この時はツイッターの情報しかなくてそれを信じて書いてしまいました)。今回の福島県のHPの発表で初めて確認できたものです。

http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-440.html

JA全農がその方針を実行していてくれたのはありがたいことと思いますが、彼らはなぜそれを積極的に広報しなかったのか、非常に疑問が残ります。このあたりは、この記事の続きを書きますので、ぜひまたお読み下さい。

意外でした

理論的に移行係数などから考えて
米から基準値以上にセシウムが検出することは
ありえないはずです。
それがなぜまた、いまごろ、玄米から検出されたのか
是非解明してもらいたいです。

No title

いつもタイムリーでわかりやすい解説どうもありがとうございます。
福島市大波地区は旧小国村で、旧小国村は福島県が実施したコメの本検査でセシウムが検出されていたため、「不検出のコメしか売らない」というJA全農福島の基準に従って市場向けには出荷しないことがすでに決まっていました。今回は農家が自家消費分を農協の簡易検査に出したところ、セシウムが検出されたものです。詳しくはTogetterまとめ「福島市大波地区の玄米から規制値越えの放射性セシウムを検出」の報道をめぐる反応」(http://togetter.com/li/215314 )の最後、地元発の詳細情報の部分をご一読いただければ幸いに存じます。

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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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