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11/18 福島市大波地区のコメから基準値越えの放射能:その後の動きとJA全農の対応の謎

 
昨日の「11/17 福島市の大波地区の玄米から630Bq/kgのセシウム検出!」の続きです。

昨日は速報ということで、あの時点で私がわかっていた情報を全てつなぎ合わせて書きましたが、@parasite2006さんのtogetterのまとめ(彼のtogetterはいつもうまくコメントを入れてまとめてくれています)にも紹介していただきました。ありがとうございます。

1.全体的な動きについて

昨日の動きとして、一番大きいのは原子力災害対策本部長(野田首相です)からの大波地区のコメの出荷停止の指示です。これにより、16日の出荷自粛から法的な根拠を持った出荷停止措置となりました。内容は下記の通りです。

『福島県福島市(旧小国村の区域に限る。)において産出された平成23年産の米について、当分の間、出荷を差し控えるよう、関係自治体の長及び関係事業者等に要請すること。』

一方、この地区でセシウムが高くなった原因についての話はほとんど出てきていないようです。これに関してはしばらくかかるものと思われます。二本松市と状況が似ているという話はあります。前回の二本松市の時は元東大教授の森さんによるWINEPブログにいろいろと原因についての考察があったのですが、今回はまだないようです。

また、NHKオンラインによると、昨日、福島県では今後の検査方針などをめぐって対策会議が開かれたそうです。今後どういう方針になったとしても、福島県やJAは後で述べるようにHPなどでわかりやすく広報をして欲しいです。

『この中で、福島県は、大波地区で生産されたすべてのコメについて検査を行う方針を説明し、これに対して、JA新ふくしまは「管轄する福島市と川俣町で生産されたすべてのコメについても自主的に検査を行いたい」という考えを示しました。これを受けて、福島県は、検査の対象範囲を広げるかどうか検討するとともに、検査態勢の強化に向けて連携を強めていくことを確認しました。』

また、最新の動きとしては、このような情報もあります。
『県は、これまでの検査で国の暫定基準値を下回ったものの僅かでも放射性セシウムが検出された福島市や二本松市など21の市町村の一部の地域のコメについて、さらに安全性を確保するために出荷前に改めて検査を行う方向で検討を始めました。』(NHKオンラインより

2.JA全農福島の対応の謎

福島県JA全農のこれまでの対応について、昨日も一部書きましたが、私の理解が不十分なところもあったので補足しておきます。福島県のJA全農は、農家から集荷したコメについて、不検出の米だけを販売していたそうです。

10/14の河北新報の記事のコピー(元記事は今は会員でないと読めません)

「全農福島県本部はことし収穫された県産米について、県の検査で放射性物質が検出限界値(1キログラム当たり5~10ベクレル)を下回った「不検出米」だけを販売する方針を決めた。検査では全地点で国の暫定基準値(500ベクレル)を超えず全量が出荷可能となったが、福島第1原発事故で販売不振が予想されるため、不検出米の限定販売で安全性をアピールして販売促進を図る。新ふくしま農協(福島市)など複数の単位農協も同様の措置を取る。」

私は似たような報道をみて、裏を取るためにJA全農福島のHPなどをいくつか探したのですが、HP上に不検出の米以外は販売しないとの情報は見つけられませんでした。今見ても、JA全農福島のHPには下のような情報しか見つけられません。これは、JA全農福島に11/1に発表された「JA全農福島だより11月号」です(河北新報の記事は10/14です)。

11/18コメ2

不検出米しか販売しないというような重要な方針は、HPのわかりやすいところに載せるのは当然として、それ以外にも広くアピールするべきだったと思うのですが、JA全農はそういう努力をしたのでしょうか?少なくとも私は見つけられませんでした。どなたかそういう公式な報告で誰もが見られる資料をご存じでしたら教えて下さい。

ここに書いてある情報からすると、「市場に出回るお米は放射性セシウムが不検出か濃度の低いものばかりになります」とありますので、不検出米しか売らないとは書いてありません。「JA全農福島としては、県産米は安全であることを県内外にPR」するならば、まずここに不検出米以外は販売していませんと明記するべきです。

ただ、昨日福島県のHPに下記のように明記してありましたので、不検出米しか販売していないのは事実だと思います。でも、5(2)をみても、検出されても農家が出荷することはできるので、あくまでJA全農に販売委託された米で不検出米以外が販売されていないということだと思います。

11/18コメ3

また、「JA新ふくしま」のHPに、JA新ふくしまのコメの出荷方針についての解説がありました。

11/18コメ1

これを読んでも、「万一規制値を超える米があったとしても販売流通には回らない対策をしている」と書いてあって、不検出米は販売していない、とは書いてありません。もしこれまでに行っていれば、そこを強調してアピールするはずです。

不検出米は販売しない、というのは前面に押し出して言ってはいけないことなのでしょうか?もしその方針を採っているならば、福島県の米の安全性を主張するいい材料になると思うのです。JA全農はそれを一切主張せず、福島県のHPにのみ記載があるというのは、政治的な理由があるのでしょうか?

実は私は10月にお米のデータのまとめをする際に、この件についてJA全農が不検出米以外は販売しないのでこれならば安心できるということで書こうと思っていたのです。ですが、上に述べたように新聞記事以外にJA全農のHPを見ても一言も書いていない(少なくとも私には見つけられなかった)ので、確証が取れなくて記載しなかったのです。

そして、県が研究用に買い上げたお米を除いて、二本松市のお米が出荷されていったことから、「10/23 お米の放射能データのまとめ(2) 福島県のセシウムの平均値は?」において書く際に、直前に確認した何かのまとめで福島県知事の横やりが入って全て出荷できることになったという話を読んだので、そのまま書いてしまいました。

今回のJA全農の販売方針について、真実はどうなのか?不検出米以外は販売していないならばそれをどうやって広報していたのか?しなかったのならばなぜなのか?私には疑問点が多いです。情報をお持ちの方がいたらぜひお寄せ下さい。

こういう重要な情報が正しく伝わっていない状況では、消費者の信頼を得るのは不可能だと思います。

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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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