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11/26 福島市大波地区の緊急追加調査 暫定基準値越え他の5戸でも 最高1270Bq/kg

 
11/19 福島市大波地区のコメ:続報とJA全農方針の謎への解答」のあとで、その後の検査方針をお伝えするヒマもなく、いきなり一回目の検査結果で衝撃的な数値が発表されました。

11/25に福島県は、「米の放射性物質緊急調査の結果について(第1報)」という結果をHPに発表しました。

11/17 福島市の大波地区の玄米から630Bq/kgのセシウム検出!」や「11/19 福島市大波地区のコメ:続報とJA全農方針の謎への解答」でお伝えしたのは、大波地区での結果と、JA全農の販売方針まででした。

その後、福島県は22日に「米の放射性物質の緊急調査に関する当面の対応について」というプレスリリースを出し、緊急調査を始めました。12月中旬までには結果が全て判明するそうです。

具体的には、大波(旧小国村)地区の154戸全戸分のコメ4752袋(1袋は30kg)を全袋検査することにしました。なお、この地区のコメは全て出荷されていないことが確認されています。

一方、類似地区として、福島市、伊達市、相馬市、いわき市の一部の地域の生産農家計1941戸の1戸当たり1検体を採取して簡易検査をおこなうことになりました。簡易検査の結果、200Bq/kgを超える検体があった場合は、県の農業総合センターにおいて詳細検査を行うことになっています。
11/26コメ1

そして、11/25の夜に一回目の緊急調査の検査結果が発表されました。今回はまず旧小国村の一部の結果です。

11/26コメ2

結果を見てびっくりしたのですが、34戸のうち、全ての米袋が暫定基準値を超えなかった農家は28戸だけでした。最初に見つかった農家Fの他に、農家A~農家Eの5戸からは、暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されています。

農家A(8袋のうち2袋が基準値越えで700Bq/kgと710Bq/kg)と農家B(67袋のうち6袋が基準値越え:最高で750Bq/kg)はまだいいとして、農家C(30袋のうち26袋が暫定基準値越え:最高で1110Bq/kg)はほとんどが基準値を超えています。農家D(650-970Bq/kg)、農家E(970-1270Bq/kg)、農家F(最初に発見されたところ:590-670Bq/kg)は、全ての米袋から暫定基準値越えの放射性セシウムが検出されました。

一番放射性セシウムの汚染がひどかったのは、こうやってみると農家Eということになります。最低でも970Bq/kgですから、これまでで一番ひどい汚染です。

日経Webによると、『5戸は、最初に判明した農家の水田から約1~2.5キロの距離。県は「地域的には近いが、同様の条件と言い切れない」としている。』ということなので、「同様の条件」でないならばなおさら、どのような条件であったのか、今後発表される小国地区の他のデータと合わせて検証することが必要だと思います。

今回の検査結果はまだ第一報ですので、小国地区の第2報、第3報と154戸全戸分のデータが出そろうのを待って、全戸のデータを個別に発表するべきだと思います。今回の暫定基準値を超えなかった28戸分についても、おそらく500Bq/kgを超えなかっただけで、300Bq/kg程度の米袋はいくつもあったと予想されます。今回は6戸のデータにみんなの注目が集まっていますが、残りの28戸のデータもできれば全部公表してほしいものです。

これだけの注目を集めてしまったら、もう徹底的に調べてその結果を全て公表すべきと思います。二本松市の時も、調査のあとで考えられる原因は発表されましたが、暫定基準値を超えなかったからか、調査結果の細かい情報は公開されませんでした。

今度は、対象となる農家が複数あり、しかも米の放射性セシウム量が違っていますから、条件が微妙に異なっているはずです。このことは、二本松市の時とは異なり、何が原因かを究明しやすいということでもあります。

154戸全戸分の調査が完了してからでもいいので、今回は今まで原因として言われているようなことを全て調べて公表して欲しいと思います。

(1)調査した袋の全ての放射性セシウムのデータ、最低でも農家ごとの平均値と分散(標準偏差)
(2)袋に対応するそれぞれの田んぼの土壌調査のデータ(5000Bqk/g近くあるのは予想されているので、簡易調査で可)
(3)土質(土壌の粘土質の割合)
(4)地形的な要因、山の近くかどうか、など。
(5)潅漑水をどこから取ってきていたか?またその方法(「中干し」をしたか?等)

農家1戸だけの特殊な事情ではなかった可能性が出てきたことから、なぜ予備調査、本調査で見つからなかったのかという検査体制に対する問題もクローズアップされてくるでしょう。でも、それに対する答を出すためにも、原因の追及は必須と私は考えています。大波地区は土壌の放射性セシウム濃度がかなり高かったような話もどこかで見たような気がした(未確認)ので、仮に5000Bqk/gを超えていれば(今年の方針では作付け禁止ですから)事前の土壌調査が甘かったということになるからです。

また新たな情報が入れば、続報をお伝えしたいと思います。

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これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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