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11/30 番外編:伊達市のコメのデータが福島県のHPへの掲載が遅いのはどうして?

 
昨日の夜の続きです。

今日一日の動きとしては、まず、予想されたことですが、国は原子力災害対策特別措置法に基づき、福島県に対し伊達市の旧小国村と旧月館町で生産されるコメの出荷停止を指示しました。

それから、昨日の段階では詳細が発表されなかった伊達市の旧小国村及び旧月舘町の細かい情報、及び福島市の旧小国村の調査結果の追加情報が発表されました。

ですが、ここでは番外編として、今回の福島県の発表を例にして、自治体の広報のあるべき姿について普段から考えていることを書きたいと思います。データの紹介は後ほど別に改めて書きます。


昨日の夜の「11/29 今度は伊達市の旧小国村と旧月舘町の米から最高1050Bq/kgのセシウム!」では、「福島県のHPに詳細な報告が出ないようなので、webのニュースから速報でお伝えします。」と書きました。当然昨日の夜のうちに福島県のHPに出ると思っていたのですがいつになっても出なかったからです。

この発表、最初は厚労省のHPに発表され、福島県のHPに同じものが掲載されたのは29日の夜8時半過ぎでした。厚労省の発表はチェックしていなかったのですが、農水省の原田さんがツイートしていたのが朝の5時48分なので、遅くともその前には出ています。

福島県の28日付の発表で、新聞記者などにはおそらく28日夜の記者会見時に配布されている情報(この点については確認していません)なのに、その詳細を白黒のスキャン画像でまず厚労省で公表し、一日経った29日の夜になってから福島県のHPに発表するというのはあまりにも遅すぎ、国民をバカにした広報の仕方だと思います。資料が用意できているならば、どうして記者会見とほぼ同時にHPにアップしないのでしょうか?

これまでもよくありましたが、新聞記者は発表された内容を理解できずに適当に記事にすることがよくあります。また、紙媒体では字数制限もあるので、細かい情報を伝えられないこともあります。しかし、発表元が一次情報をすぐにHPで公開すれば、仮にマスメディアが間違って伝えていても、国民はその間違いにも気がつきます。今のようにネットが発達していれば、誰かがすぐに知らせてくれます。

これだけインターネットが発達した21世紀において、自治体はまずはマスコミだけに発表するという20世紀のやり方はいい加減にあらためたらどうでしょうか?マスメディアが報じてくれないと多くの人に伝わらないのは確かなので、マスメディアの役割を否定するものではありませんが、資料が用意できているならば、マスコミへの発表と同時にHPで発表するという手法を多くの自治体で採用して欲しいと思います。

あの東京電力でさえ、記者会見配布資料というページにその日の会見の資料を載せるようになっています。東京電力のHPへの掲載が何時間の遅れがあるのかは私は把握していませんが、今回のように福島県の資料にもかかわらず福島県のHPに掲載されるのが丸一日近く遅れるというのはひどいと思います。

まず厚労省で発表して、ということが必要なのかもしれませんが、だったら厚労省が発表した1分後、あるいは1時間後に発表すればいい話です。そうすれば厚労省に対しても筋は通せます。今回のように注目されている情報であればなおさら、しっかりと国民を相手にした広報を心がけて欲しいと思います。基本的に、広報というのはマスコミだけを相手にするのではなく、HPを通じて広く訴えるということも同時に行って欲しいと思います。

今回も厚労省で発表されているからいいではないか?という意見もあるかもしれませんが、厚労省での発表は、都道府県の発表をまとめて表にして発表することが多く、その際の転記ミスがあったりすることもあります。従って、厚労省のデータが間違っていないことを確認するためにも、一次情報である都道府県の情報は即座に都道府県のHPで発表されるべきなのです。また、都道府県のデータをそのまま厚労省で発表するならば、厚労省でまず発表する意味はあまりありません。

福島県は、米の放射能調査でも千葉県や茨城県よりも定量下限値を下げて測定するということを行っていましたので、その姿勢は評価できます。でも、福島県放射能測定マップのように、かっこいいサイトを作るのもいいですが、まずは国民が知りたい情報をタイムリーに伝える、という基本をしっかりと行ってください。それがなくては信頼されません。

今回は福島県の例を取り上げましたが、どこの自治体や大学でも同じことです。つくば市にも以前文句を言ったら担当者はそのことを理解してくれました。ニュース報道を見て、もっと詳細を知りたいという国民は大勢いて、そういう人は該当する自治体や大学、団体のHPを検索しに行くのだということを広報担当者は理解してください。

私のブログは、冷静に客観的に書いてあるとお褒めの言葉をいただくこともよくあるのですが、この問題についてだけはそうはいきません。どんな題材に対してもほとんどいつも私が書いているのは、情報の徹底した公開です。原発事故の後、速やかに多くの情報が公開されていれば、ひょっとしたらこのブログを始めることもなかったかもしれません。情報公開のあり方と情報のわかりやすい伝え方のあり方というのはこのブログの一貫したテーマでもあります。今後も、国や自治体の情報公開についてだけはしつこいと思われても主張し続けたいと思います。

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twitterは@tsokdbaです。
3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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