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12/25 環境省が発表している川の水質と底質のデータが増えています!

 
環境省は、予告通りに少しずつ各県の川の水質と底質のデータを発表しています。12/22には千葉県と山形県(一部)のデータが発表されました。今後岩手県の一部も発表される予定です。

今日はまとめるには時間がないので、今日は簡単な紹介にとどめます。いずれこの話はリンクとともにデータから読み取れることをまとめていく予定です。

環境省のHPには、放射線関係のモニタリング結果を公表するページがあります。環境省ですから、通常のCODとか金属イオンのデータを発表するページもあるのですが、それとは別のページにありますので、注意が必要です。

公共用水域の水質モニタリングデータ
それぞれの発表されたデータにおける観測地点の図を示します。日付の所にファイルへのリンクがあります。

福島県のデータ

6/3発表 調査日:5月26日~29日:(河川:29 地点)
12/25環境省1

8/1発表(調査日:7 月 1 日):(河川:29 地点 6/3発表と同じ場所)
12/25環境省2

11/15発表(調査日:9月15日~10月14日):(河川:113 地点、湖沼・水源地:46 地点、沿岸・水浴場:34 地点)
12/25環境省3

茨城県のデータ

12/2発表(調査日:8月30日~10月8日):(河川:93 地点、湖沼・水源地:12 地点、沿岸・水浴場:23 地点)
12/25環境省4

宮城県のデータ

12/16発表(調査日:10月3日~11月7日):(河川:77 地点、湖沼・水源地:21 地点、沿岸・水浴場:40 地点)
12/25環境省5

栃木県のデータ

12/16発表(調査日:10月5日~10月24日):(河川:107 地点、湖沼:8 地点)
12/25環境省6

千葉県(一部)のデータ

12/22発表(調査日:10月31日~11月4日):(河川:41 地点、湖沼・水源地:8 地点)
12/25環境省7

山形県(一部)のデータ 

12/22発表(調査日:10月24日~10月27日):(河川:10 地点、湖沼・水源地:2 地点)
12/25環境省8


データの概略:

川の水質:ほとんどの地点で、I-131、Cs-134/Cs-137ともに不検出(11月発表以降の検出限界値は1Bq/L)。これまでに検出されているのは、下記の通り。

福島県:
8/1発表  阿武隈川 大正橋 Cs-134/Cs-137 15/17Bq/L
11/15発表 10Bq/L以下ではあるが検出されている地点が多数

宮城県:
12/16発表 馬牛沼で Cs-134/Cs-137 1/2Bq/L

栃木県:
12/16発表 黒川 新田橋で Cs-134/Cs-137 <1/1Bq/L

茨城県、山形県、千葉県は全地点において不検出でした。


底質のデータ:

福島県の6/3発表のデータと8/1発表のデータは同じ地点の比較のため、わかりやすいです。また、調査の目的が「降雨後増水時における福島県内の河川の放射性物質の水質、底質の測定」でしたので、比較するとよくわかります。その詳細については、「8/2 環境省が行った福島県の河川および川底の結果。川底のセシウムは雨で流されて河口へ!」に書きましたので、是非ご覧下さい。

また、「11/16 福島県で川底のセシウムが河口へ移動というNHKの報道への疑問」でも11/15に発表されたデータを、また「12/4 環境省は茨城県の河川の水質調査結果を初めて発表」では12/2に発表された茨城県のデータを一部解説しています。

それ以外の底質のデータについては、今後まとめていきたいと思いますが、茨城県、宮城県、栃木県、11月の福島県のデータはデータの地図上の地点がはっきりせず、非常にわかりにくい発表になっています。今回発表された山形県と千葉県のデータでは、地点番号が地図にふられましたのでやっとわかりやすくなりました。また、12/16発表の宮城県と栃木県から川の位置を強調してくれるようになってわかりやすくなりました。

今後も同じような測定を定期的にするということですので、環境省には測定地点の地図上の位置がわかるようにして欲しいです。そうでないと、余計なところにムダな労力を割かれます。


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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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