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4/6 海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その7-危険信号発生!

東京電力のHPに、さきほどはデータのリンクが不十分(アップしている最中だった?)だったために解析できなかった、海洋15kmのサンプリングのデータが出ましたので、見てみました。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11040608-j.html

今夜のデータでは、昨日までの楽観論を打ち消すようなデータが出てきています。ぜひこれを読んだ方はこの情報を広めてください。ただし、不安を煽るつもりはありません。東電はひょっとしたら記者会見でも何もコメントしなかったかもしれないけれど、HPに公表したデータがはっきりと示していることを知ってもらいたいだけです。よろしくお願いします。

このブログを初めて見る方は、この「海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?」シリーズをぜひ読んでみてください。

東京電力は、原子力安全委員会の指導を受けて、モニタリングポイントを増やしたようです。海洋15kmの地点が3点から6点になりました。図でいうと⑧から⑩までの3地点です。

http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110406s.pdf
東電15km_4/6

さて、4/5にサンプリングしたデータです。左から右に、北から南へと並んでいます。(9,10,5,6,7,8の順です。)例によってグラフの見方を解説すると、縦軸は対数で、一目盛り10倍です。また、Bq/cm3なので、Bq/kgに直すためには1000倍する必要があります。すなわち、0.1というのは、0.1×1000=100Bq/kgです。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110406t.pdf
4/6グラフ_15km


前回気にしていた、5番の1F敷地沖合15km地点のデータです(1Fというのは福島第一の略)。
「海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その5」で紹介したように、
http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-49.html
この地点のCs-137のデータは、26Bq/kg→39Bq/kg→64Bq/kgと上がってきていましたが、さらに26Bq/kg→39Bq/kg→64Bq/kg→77Bq/kgと上がっていることが4/5にサンプリングしたデータでわかりました。つまり、少しずつ上がってきているということです。これは、高濃度の放射性物質の流出の影響が出ていると見るのが正しいでしょう。由々しき事態と考えます。

また、今日の沖合15kmのデータを見ると、上の対数グラフではわかりにくいので数字で並べてみました。Cs-137のデータ(Bq/kgに換算)です。

南相馬市沖合15km   18 
請戸川沖合15km    71
1F敷地沖合15km    77
2F敷地沖合15km    22
岩沢海岸沖合15km  320
広野町沖合15km    59

海流は、北から南に流れていると仮定します。そうすると、1F(福島第一)から出た高濃度の放射性物質は、拡散しながら南(南東)に行きます。5番の1F敷地沖合15kmよりもさらに15kmほど南の岩沢海岸沖合15kmで、これまでにない320Bq/kgという高い値が観測されたのは、何日前からか出ている高濃度の放射性物質の影響が出てきていると判断するしかないと思います。4/4のサンプリングでは、Cs-134のデータしかありませんが、4/5のサンプリングではCs-134で18Bq/kg→320Bq/kgと10倍以上に跳ね上がっています。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110406o.pdf

このことが何を意味するか、というと、非常に重大なことです。私がこれまで主張してきているように、海水中のCs-137の約50-100倍の濃度のCs-137が魚にたまります。Cs-134もほぼ等量ありますので、放射性セシウムとしては、約100-200倍の量が魚に蓄積されます。岩沢海岸沖合15kmの魚の放射性セシウムは、30000~60000Bq/kgになるでしょう。それ以外のところでも、沖合15kmの魚は、2000-7000Bq/kgのCS-137(放射性セシウムはその2倍)になる可能性が高いです。明日のCs-137の数値がさらに上がるようだと、もっと上がる可能性も否定できません。昨日のコウナゴのように、520Bq/kgという基準値ギリギリでは済みません。

こうなると、この影響がどれくらいの範囲に広がるかが焦点になってきそうです。
明日にでも発表される、沖合約30kmの文科省のデータがどうなるか、非常に気になります。東にも放射性物質が広がっていくならば、そろそろ文科省のデータでも高くなってくる可能性があります。そして、そこで何Bq/kgのオーダーになるかで、魚介類にどれだけの範囲で影響するかを見ることができると思います。

もし沖合30kmでは同じように1-3Bq/kg以下で収まってくれるとすると、30km程度の沖合ではあまり影響ないということになりますが、逆に放射性物質がどんどん海流に乗って南下している可能性があります。10Bq/kg以上に上がると、東にも拡散するので、距離が遠くなればあまり影響しない可能性が出てきます。また、30kmの数値が変わる日がいつなのかによって、15kmの移動にかかる日数を割り出せます。

流出が何日に始まったのかわかりませんが、数日のタイムラグはあるでしょう。本日止まったということなので、数日間は数字が高いままと予想されます。とにかく今後もモニタリングデータを監視し続けますので、明日以降も見に来てください。
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コメント

No title

中川恵一先生「魚を食べても大丈夫」
http://www.youtube.com/watch?v=R5gHts8iKA4

No title

はじめまして。とても参考になります。

海洋や魚介類の汚染予測ついて書かれたサイトは見当たらず、このサイトの記事はとても貴重なものだと思います。

大気の汚染は、県南では、原子炉の爆発でも無い限り心配の必要はなさそうに思うのですが、海洋(魚介類)の汚染は、これからですからね。
お忙しいと思いますが、是非とも続けてください。
(続ける必要が無くなる日が早く来ることを祈っていますが)

プロフィール

TSOKDBA

Author:TSOKDBA
twitterは@tsokdbaです。
3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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