1/28 福島県のお米の緊急調査 その後の進捗状況
「12/31 福島県の緊急調査の途中経過とその後の情報のまとめ」で昨年のまとめをして以来、福島県のお米の緊急調査もかなり進みました。年末以来、あまりこの話題を取り上げていなかったので、久しぶりにお米の調査結果についてまとめます。
「12/31 福島県の緊急調査の途中経過とその後の情報のまとめ」で昨年11月以降の情報の流れを整理していますので、忘れた方はぜひそちらを一度読んでください。
12/28に発表された水田畑作課の「米の放射性物質緊急調査の今後の進め方について」に緊急調査の方針が書いてあります。
(1)調査は、平成24年1月末日までの終了を目途に進めて行く。
(2)調査予定数:3万6千点
その結果が毎週金曜日に発表されています。
1/6
米の放射性物質緊急調査の結果(第13報)について
この日の結果は「米のモニタリング調査において僅かでも放射性セシウムが検出された地域」のデータでした。
2,439戸の2,678点を検査し、累計5,475戸の5,901点になりました。
1/13
米の放射性物質緊急調査の結果(第14報)について
以下の二つの地区のデータの集計結果が発表になりました。
「特定避難勧奨地点が存在する地域等」のデータ
214戸の502点を調査し、その結果、福島市旧福島市から5点と、伊達市旧掛田町から1点の規制値越えがありました。

「米のモニタリング調査において僅かでも放射性セシウムが検出された地域」のデータ
2,325戸の2,441点を検査し、累計7,792戸の8,342点になりました。
1/20
米の放射性物質緊急調査の結果(第15報)について
以下の二つの地区のデータの集計結果が発表になりました。
「特定避難勧奨地点が存在する地域等」のデータ
236戸の923点を検査し、その結果、福島市旧福島市から1点と、伊達市旧掛田町から2点の合計3点が規制値越えになりました。累計で、4市20旧市町村で450戸の1425点を調査しました。

「米のモニタリング調査において僅かでも放射性セシウムが検出された地域」のデータ
17市町村62旧市町村で、3,401戸の3,799点を検査し、累計で7,898戸の8,818点になりました。全体の22市町村95旧市町村では10,925戸の12,141点を検査しました。その中で、伊達市旧堰本村で見つかった1点だけが規制値越えです。
この結果、1/20時点での集計状況は下記のようになりました。

1/27
米の放射性物質緊急調査の結果(第16報)について
以下の二つの地区のデータの集計結果が発表になりました。
「特定避難勧奨地点が存在する地域等」のデータ
25戸の27点を検査し、その結果、伊達市旧小国村から2点が規制値越えになりました。累計で、4市20旧市町村で475戸の1452点を調査しました。


「米のモニタリング調査において僅かでも放射性セシウムが検出された地域」のデータ
21市町村97旧市町村で4,847戸の5,604点を検査し、累計で7,898戸の8,818点になりました。全体の29市町村119旧市町村では15,644戸の17,745点を検査しました。その中で、伊達市旧堰本村で見つかった1点だけが規制値越えです。
この結果、1/27時点での集計状況は下記のようになりました。

昨年末に発表されたの調査予定数が36000点ですから、1/27発表の数値ではまだ半分近くしか調査できていない可能性があります。2月には今年の作付け制限地区を決定するということなのですが、この調査が終わらないとそれもできないのではないでしょうか?いつ終わるのかが福島県のHPの情報でははっきりしませんでした。「2 今後の対応」のところで今後の調査がいつまで続く予定なのか、大体の予定を示して欲しいです。
さて、おまけとしてみなさんにお伝えしておきますが、福島県のこの調査において、調査件数が毎週集計されています。しかしながら、前回までの累計と、今回の結果を足した数値が今回の累計にはなっていません。例えば1/20の全体計のところで、農家数は11375戸。1/27で4872戸調査したので合計は11375+4872=16247戸になるかと思ったのですが、16119戸です。
なお、調査点数は前回が13566点で、今回5631点の調査なので13566+5631=19197点と合っています。
こんな感じで単純な合計が合わないように見える発表が昨年からずっと続いています。発表されていない表を合わせてみたら辻褄が合うのかもしれませんが、発表されている数値は矛盾だらけです。従って、集計数をここにも書いていますが、私はあまり信用していません。
集計対象の市町村の数を毎回変えるからこういう間違いを平然とやるのです。今回は調査しなくても、調査対象となる全ての市町村を毎週載せておき、検査しない時は「今週は対象外」とか「調査済み」と記載するべきです。そうすればこういう間違いは自然となくなります。
昨年の「12/31 福島県の緊急調査の途中経過とその後の情報のまとめ」でも指摘(福島市旧小国村の農家が154戸→135戸に減った)したように、特に農家戸数は断りなくいつの間にか修正されます。間違いを修正するのはかまいませんが、その旨記載するべきです。行政がごまかしをやるのは良くないと思います。
なお、関連する農水省のHPでも、福島県の情報を元にとりまとめていますが、この数字を見るとさらに混乱しますので紹介しません。
12/28に発表された水田畑作課の「米の放射性物質緊急調査の今後の進め方について」に緊急調査の方針が書いてあります。
(1)調査は、平成24年1月末日までの終了を目途に進めて行く。
(2)調査予定数:3万6千点
その結果が毎週金曜日に発表されています。
1/6
米の放射性物質緊急調査の結果(第13報)について
この日の結果は「米のモニタリング調査において僅かでも放射性セシウムが検出された地域」のデータでした。
2,439戸の2,678点を検査し、累計5,475戸の5,901点になりました。
1/13
米の放射性物質緊急調査の結果(第14報)について
以下の二つの地区のデータの集計結果が発表になりました。
「特定避難勧奨地点が存在する地域等」のデータ
214戸の502点を調査し、その結果、福島市旧福島市から5点と、伊達市旧掛田町から1点の規制値越えがありました。

「米のモニタリング調査において僅かでも放射性セシウムが検出された地域」のデータ
2,325戸の2,441点を検査し、累計7,792戸の8,342点になりました。
1/20
米の放射性物質緊急調査の結果(第15報)について
以下の二つの地区のデータの集計結果が発表になりました。
「特定避難勧奨地点が存在する地域等」のデータ
236戸の923点を検査し、その結果、福島市旧福島市から1点と、伊達市旧掛田町から2点の合計3点が規制値越えになりました。累計で、4市20旧市町村で450戸の1425点を調査しました。

「米のモニタリング調査において僅かでも放射性セシウムが検出された地域」のデータ
17市町村62旧市町村で、3,401戸の3,799点を検査し、累計で7,898戸の8,818点になりました。全体の22市町村95旧市町村では10,925戸の12,141点を検査しました。その中で、伊達市旧堰本村で見つかった1点だけが規制値越えです。
この結果、1/20時点での集計状況は下記のようになりました。

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米の放射性物質緊急調査の結果(第16報)について
以下の二つの地区のデータの集計結果が発表になりました。
「特定避難勧奨地点が存在する地域等」のデータ
25戸の27点を検査し、その結果、伊達市旧小国村から2点が規制値越えになりました。累計で、4市20旧市町村で475戸の1452点を調査しました。


「米のモニタリング調査において僅かでも放射性セシウムが検出された地域」のデータ
21市町村97旧市町村で4,847戸の5,604点を検査し、累計で7,898戸の8,818点になりました。全体の29市町村119旧市町村では15,644戸の17,745点を検査しました。その中で、伊達市旧堰本村で見つかった1点だけが規制値越えです。
この結果、1/27時点での集計状況は下記のようになりました。

昨年末に発表されたの調査予定数が36000点ですから、1/27発表の数値ではまだ半分近くしか調査できていない可能性があります。2月には今年の作付け制限地区を決定するということなのですが、この調査が終わらないとそれもできないのではないでしょうか?いつ終わるのかが福島県のHPの情報でははっきりしませんでした。「2 今後の対応」のところで今後の調査がいつまで続く予定なのか、大体の予定を示して欲しいです。
さて、おまけとしてみなさんにお伝えしておきますが、福島県のこの調査において、調査件数が毎週集計されています。しかしながら、前回までの累計と、今回の結果を足した数値が今回の累計にはなっていません。例えば1/20の全体計のところで、農家数は11375戸。1/27で4872戸調査したので合計は11375+4872=16247戸になるかと思ったのですが、16119戸です。
なお、調査点数は前回が13566点で、今回5631点の調査なので13566+5631=19197点と合っています。
こんな感じで単純な合計が合わないように見える発表が昨年からずっと続いています。発表されていない表を合わせてみたら辻褄が合うのかもしれませんが、発表されている数値は矛盾だらけです。従って、集計数をここにも書いていますが、私はあまり信用していません。
集計対象の市町村の数を毎回変えるからこういう間違いを平然とやるのです。今回は調査しなくても、調査対象となる全ての市町村を毎週載せておき、検査しない時は「今週は対象外」とか「調査済み」と記載するべきです。そうすればこういう間違いは自然となくなります。
昨年の「12/31 福島県の緊急調査の途中経過とその後の情報のまとめ」でも指摘(福島市旧小国村の農家が154戸→135戸に減った)したように、特に農家戸数は断りなくいつの間にか修正されます。間違いを修正するのはかまいませんが、その旨記載するべきです。行政がごまかしをやるのは良くないと思います。
なお、関連する農水省のHPでも、福島県の情報を元にとりまとめていますが、この数字を見るとさらに混乱しますので紹介しません。
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