福島第一原発2号機の謎に迫る(仮題) 目次
新しいカテゴリー「福島第一原発2号機の謎に迫る」においては、私がこれまで一年以上にわたってウオッチしてきた、福島第一原発事故による海洋汚染について、私なりにまとめていく予定です。
ここでは、このまとめの全体像がわかるように、目次として、それぞれの記事の簡単な紹介をしていきます。まだ公開していない部分については、予定稿の段階のものですので、実際に公開する際にはタイトルや内容が変更になる可能性もありますのでご了承ください。
なお、連動企画でtogetterのまとめ(http://togetter.com/li/302436)にもツイートを追加していく予定です。そちらもご覧下さい。
タイトル:福島第一原発2号機の謎に迫る(仮題)
予告編
「福島第一原発事故による海洋汚染のまとめをシリーズで始めます!」
(4/21公開)
第一部
第一章 まずは全体像を理解しましょう
「福島第一原発事故で海洋に流出した放射性セシウム量は全体のわずか2%?」
(4/22公開)
この内容を5/24に発表された東京電力の「東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原子力発電所の事故に伴う大気および海洋への放射性物質の放出量の推定について」を受けて少しアップデートしました。元のバージョンはそのまま残してあります。
「福島第一原発事故で海洋に流出した放射性セシウム量は全体のわずか2%? (東京電力の5/24のデータを加えたアップデート版)」
(5/26公開)
昨年の福島第一原発事故では、大量の放射性物質が大気中及び海洋に放出されました。しかし、その量があまりにも多くて日常とはかけ離れた数字であるため、断片的に数字を聞いてもその数字の意味を理解できない場合がほとんどだと思います。ここでは、福島第一原発事故における放出量を再度確認します。
「福島原発の汚染水をよく知るため、O.P.とサブドレンを理解しましょう」
(5/3公開)
福島第一原発事故の詳細を理解するためには、福島第一原発の構造を理解しておかないといけません。ここでは、海洋放射能汚染を理解するために必要な最低限の情報を整理します。特にO.P.という海抜の表し方と、サブドレンについて理解することが重要です。サブドレンの持っている意味について、東京駅地下駅の話と比較しながら説明します。
第二章 2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?
「2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?(1)シミュレーションからの推定」
(4/29公開)
今年3/6のワークショップでは多くのシミュレーション結果が発表されました。その中の一つを中心に取り上げて、昨年4月に起こった2号機からの漏洩事故はどれだけの海洋汚染を引き起こしていたのか、という推論をご紹介します。
「サイフォンの原理を理解すれば放射能汚染水の管理は理解できる!」
(5/6 公開)
放射能汚染水の管理を理解するのに重要なサイフォンの原理。これを頭に入れた上で、昨年3月から4月の話を、誰もが記憶にあるニュースを例にして、そのニュースでどこに注目するべきなのかを解説していきます。また、当時の状況を政府事故調の報告書をひもときながら頭に思い起こしてもらいます。
「2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?(2)細かく検証してみましょう Aバージョン」
(5/12公開)
「2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?(2)細かく検証してみましょう Bバージョン」
(5/13公開)
4/2に発覚した2号機からの漏洩事故。この事故について、当時の記者会見や政府事故調の報告書を用いて詳細に再現します。あの時何が起こっていたのか、これを読めばわかるようになります。
なお、Aバージョンを書き上げた後に新たな証拠も見つけたため、急遽Bバージョンも用意しました。是非とも読み比べてみてください。
「昨年3/27のトレンチなどの水位検証により判明した衝撃の事実!」
(5/19公開)
いよいよ、原子炉建屋、タービン建屋の水位がどうなっていたのか、どれだけの水がたまっていたのか、ということをこれまでに発表されているデータからひもといていきます。これにより何がわかるのか、ということも注目です。2号機のトレンチからの漏洩事故における見逃されていた事実を示します。
「福島第一原発直下を流れる地下水の水位と流速はどうなっているのか?」
(5/27公開)
最近明らかにされた資料を元に、福島第一原発の構内の地下水の流れについて確認します。これを理解することが昨年4/7以降にも漏洩があったのかどうかを理解するためのキーになります。
第三章 その後の海洋漏洩と放射能汚染水循環処理システム
「沿岸の放射能データが示している地下水から海へ流出した証拠」
(6/10公開)
2号機漏洩事故以後の海洋汚染について、電中研の論文では5月以降は再び少しずつ漏れているというデータを示しています。この事について、スクリーン海水のデータから検証していきます。
「スクリーン海水のデータの変化は何を我々に語りかけているのか?」
(7/17公開)
スクリーン海水の最新データを詳細にチェックすると、どうも今年の5月か6月から上昇傾向にあるようです。そのトレンドの変化は本当なのか?それはなぜ?という事に迫ってみたいと思います。
「放射能汚染水循環処理システムの現状はどうなっているのか?」
(5/30公開)
昨年6月に放射能汚染水循環処理システムが開始されました。これについて、放射性セシウムはいったいどれくらい処理されたのか、現状を紹介します。意外な結果が出てきました。また、汚染水循環処理システムの今後についても述べたいと思います。
「9月に導入予定の多核種除去設備とはどんなもので何が出来るのか?」
(6/2公開)
汚染水循環処理システムの改良版として9月に投入する予定の多核種除去設備について、どんなものなのか、何が出来て何が出来ないのかを解説します。
第四章 2012年年末の情報アップデート 2013年1月追加!
「放射能汚染水情報アップデート ALPSの稼働をめぐる部分最適の是非(1)」
(2013年1/3公開)
「放射能汚染水情報アップデート ALPSの稼働をめぐる部分最適の是非(2)」
(2013年1/4公開)
2012年9月に稼働する予定で準備されてきた多核種除去設備(ALPS)、しかし原子力規制庁とのやりとりで予想以上に厳しいコメントが出されて試験運転を行うことすらできません。これが本当にいいことなのかどうか、考えてみる余地はあると思います。
「放射能汚染水情報アップデート(3) サブドレン浄化試験の行方は?」
(2013年1/6公開)
サブドレン浄化試験が途中で報告されなくなってしまいました。その裏には何かあるのか?東電の実験とその報告を読み直すと何がわかるのか?
「放射能汚染水情報アップデート(4) 地下水バイパスの現状」
(2013年1/16公開)
地下水バイパスってそもそもなんで必要なの?何をするため?今はどういう状況なの?といった疑問にお答えします。
「放射能汚染水情報アップデート(5) 254,000Bq/kgのムラソイがいる港湾内の現状」
(2013年1/19公開)
1/18にニュースになった254,000Bq/kgのムラソイが見つかった港湾内が現在どういう状況なのか?これまでの情報をまとめます。
「第一部のまとめ」
(執筆予定)
ここまで詳細に検証してきたことのまとめをここで行います。
第一部の終わりが見えてきましたので、先に第二部を書くことにしました。このまとめの執筆は一番最後になる予定です。
第二部
第五章 現在の汚染の現状
「福島第一原発近辺の海洋モニタリング体制はどう変わってきたか」
(6/16公開)
海洋汚染の最新状況は、随時ブログで紹介していますので詳細はそちらを見てもらうことにして、海洋モニタリング体制の変遷を紹介します。
「海底土のモニタリング体制のまとめと海底土汚染の現状」
(7/8公開)
海底土の汚染について、何回か紹介してきています。これについても現状をまとめます。
「河川の放射能汚染の現況、特に千葉県と江戸川水系の底質の汚染状況」
(8/18公開予定)
今年になって、モニタリング体制も強化されました。環境省の発表した河川の底質のデータを簡単にまとめした。
「海洋放射能総合評価事業の資料より(1)海水と海底土 汚染水は海流により茨城県沖で下層に沈んだ?」
(8/28公開)
毎年原発付近の海域への放射能の影響を測定してくれているデータを見てみると、これまで気がつかなかったことがわかってきました。まずは海水と海底土についてです。
第三部
第六章 魚介類への汚染状況
「魚介類への汚染の影響 当初の見通し」
(7/1公開)
コウナゴからの汚染が報告された前後に、チェルノブイリ事故のあとのデータからどういうことが予想されていたのか、また、水産庁はどう言っていたのかをまとめます。
「海洋放射能総合評価事業の資料より(2)魚介類(特にイカ・タコ)とAg-110m」
(8/31ごろ公開予定でしたが、12/9に公開)
海洋放射能総合評価事業の資料より(1)に続いて海産物への影響のまとめです。ここでは、これまで触れてこなかったAg-110mについてまとめした。
「魚介類の汚染の現況」
魚介類への汚染状況については、はっきり言ってコンタンさんのブログの方が詳しい解析があります。ここでは、コンタンさんのブログからデータを借りながら、この一年でどう汚染状況が変わってきたのかを見ていきたいと思います。
第七章 今後の見通し
「海洋汚染による魚介類への影響はいつまで続くのか?」
すでに原発事故から1年が経過しました。コウナゴなどの小さな魚への影響はすでに終了しつつあります。底魚や大きな魚への影響はどうなのか、川魚は?といった話をまとめたいと思います。
おわりに
ここまで行き着くのはいつのことでしょうか?気長におつきあいください。
参考資料:東京電力の各種発表へのリンク集
「東京電力が発表してきた福島第一原発の汚染水情報のまとめ(1)」
予告編
「福島第一原発事故による海洋汚染のまとめをシリーズで始めます!」
(4/21公開)
第一部
第一章 まずは全体像を理解しましょう
「福島第一原発事故で海洋に流出した放射性セシウム量は全体のわずか2%?」
(4/22公開)
この内容を5/24に発表された東京電力の「東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原子力発電所の事故に伴う大気および海洋への放射性物質の放出量の推定について」を受けて少しアップデートしました。元のバージョンはそのまま残してあります。
「福島第一原発事故で海洋に流出した放射性セシウム量は全体のわずか2%? (東京電力の5/24のデータを加えたアップデート版)」
(5/26公開)
昨年の福島第一原発事故では、大量の放射性物質が大気中及び海洋に放出されました。しかし、その量があまりにも多くて日常とはかけ離れた数字であるため、断片的に数字を聞いてもその数字の意味を理解できない場合がほとんどだと思います。ここでは、福島第一原発事故における放出量を再度確認します。
「福島原発の汚染水をよく知るため、O.P.とサブドレンを理解しましょう」
(5/3公開)
福島第一原発事故の詳細を理解するためには、福島第一原発の構造を理解しておかないといけません。ここでは、海洋放射能汚染を理解するために必要な最低限の情報を整理します。特にO.P.という海抜の表し方と、サブドレンについて理解することが重要です。サブドレンの持っている意味について、東京駅地下駅の話と比較しながら説明します。
第二章 2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?
「2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?(1)シミュレーションからの推定」
(4/29公開)
今年3/6のワークショップでは多くのシミュレーション結果が発表されました。その中の一つを中心に取り上げて、昨年4月に起こった2号機からの漏洩事故はどれだけの海洋汚染を引き起こしていたのか、という推論をご紹介します。
「サイフォンの原理を理解すれば放射能汚染水の管理は理解できる!」
(5/6 公開)
放射能汚染水の管理を理解するのに重要なサイフォンの原理。これを頭に入れた上で、昨年3月から4月の話を、誰もが記憶にあるニュースを例にして、そのニュースでどこに注目するべきなのかを解説していきます。また、当時の状況を政府事故調の報告書をひもときながら頭に思い起こしてもらいます。
「2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?(2)細かく検証してみましょう Aバージョン」
(5/12公開)
「2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?(2)細かく検証してみましょう Bバージョン」
(5/13公開)
4/2に発覚した2号機からの漏洩事故。この事故について、当時の記者会見や政府事故調の報告書を用いて詳細に再現します。あの時何が起こっていたのか、これを読めばわかるようになります。
なお、Aバージョンを書き上げた後に新たな証拠も見つけたため、急遽Bバージョンも用意しました。是非とも読み比べてみてください。
「昨年3/27のトレンチなどの水位検証により判明した衝撃の事実!」
(5/19公開)
いよいよ、原子炉建屋、タービン建屋の水位がどうなっていたのか、どれだけの水がたまっていたのか、ということをこれまでに発表されているデータからひもといていきます。これにより何がわかるのか、ということも注目です。2号機のトレンチからの漏洩事故における見逃されていた事実を示します。
「福島第一原発直下を流れる地下水の水位と流速はどうなっているのか?」
(5/27公開)
最近明らかにされた資料を元に、福島第一原発の構内の地下水の流れについて確認します。これを理解することが昨年4/7以降にも漏洩があったのかどうかを理解するためのキーになります。
第三章 その後の海洋漏洩と放射能汚染水循環処理システム
「沿岸の放射能データが示している地下水から海へ流出した証拠」
(6/10公開)
2号機漏洩事故以後の海洋汚染について、電中研の論文では5月以降は再び少しずつ漏れているというデータを示しています。この事について、スクリーン海水のデータから検証していきます。
「スクリーン海水のデータの変化は何を我々に語りかけているのか?」
(7/17公開)
スクリーン海水の最新データを詳細にチェックすると、どうも今年の5月か6月から上昇傾向にあるようです。そのトレンドの変化は本当なのか?それはなぜ?という事に迫ってみたいと思います。
「放射能汚染水循環処理システムの現状はどうなっているのか?」
(5/30公開)
昨年6月に放射能汚染水循環処理システムが開始されました。これについて、放射性セシウムはいったいどれくらい処理されたのか、現状を紹介します。意外な結果が出てきました。また、汚染水循環処理システムの今後についても述べたいと思います。
「9月に導入予定の多核種除去設備とはどんなもので何が出来るのか?」
(6/2公開)
汚染水循環処理システムの改良版として9月に投入する予定の多核種除去設備について、どんなものなのか、何が出来て何が出来ないのかを解説します。
第四章 2012年年末の情報アップデート 2013年1月追加!
「放射能汚染水情報アップデート ALPSの稼働をめぐる部分最適の是非(1)」
(2013年1/3公開)
「放射能汚染水情報アップデート ALPSの稼働をめぐる部分最適の是非(2)」
(2013年1/4公開)
2012年9月に稼働する予定で準備されてきた多核種除去設備(ALPS)、しかし原子力規制庁とのやりとりで予想以上に厳しいコメントが出されて試験運転を行うことすらできません。これが本当にいいことなのかどうか、考えてみる余地はあると思います。
「放射能汚染水情報アップデート(3) サブドレン浄化試験の行方は?」
(2013年1/6公開)
サブドレン浄化試験が途中で報告されなくなってしまいました。その裏には何かあるのか?東電の実験とその報告を読み直すと何がわかるのか?
「放射能汚染水情報アップデート(4) 地下水バイパスの現状」
(2013年1/16公開)
地下水バイパスってそもそもなんで必要なの?何をするため?今はどういう状況なの?といった疑問にお答えします。
「放射能汚染水情報アップデート(5) 254,000Bq/kgのムラソイがいる港湾内の現状」
(2013年1/19公開)
1/18にニュースになった254,000Bq/kgのムラソイが見つかった港湾内が現在どういう状況なのか?これまでの情報をまとめます。
「第一部のまとめ」
(執筆予定)
ここまで詳細に検証してきたことのまとめをここで行います。
第一部の終わりが見えてきましたので、先に第二部を書くことにしました。このまとめの執筆は一番最後になる予定です。
第二部
第五章 現在の汚染の現状
「福島第一原発近辺の海洋モニタリング体制はどう変わってきたか」
(6/16公開)
海洋汚染の最新状況は、随時ブログで紹介していますので詳細はそちらを見てもらうことにして、海洋モニタリング体制の変遷を紹介します。
「海底土のモニタリング体制のまとめと海底土汚染の現状」
(7/8公開)
海底土の汚染について、何回か紹介してきています。これについても現状をまとめます。
「河川の放射能汚染の現況、特に千葉県と江戸川水系の底質の汚染状況」
(8/18公開予定)
今年になって、モニタリング体制も強化されました。環境省の発表した河川の底質のデータを簡単にまとめした。
「海洋放射能総合評価事業の資料より(1)海水と海底土 汚染水は海流により茨城県沖で下層に沈んだ?」
(8/28公開)
毎年原発付近の海域への放射能の影響を測定してくれているデータを見てみると、これまで気がつかなかったことがわかってきました。まずは海水と海底土についてです。
第三部
第六章 魚介類への汚染状況
「魚介類への汚染の影響 当初の見通し」
(7/1公開)
コウナゴからの汚染が報告された前後に、チェルノブイリ事故のあとのデータからどういうことが予想されていたのか、また、水産庁はどう言っていたのかをまとめます。
「海洋放射能総合評価事業の資料より(2)魚介類(特にイカ・タコ)とAg-110m」
(8/31ごろ公開予定でしたが、12/9に公開)
海洋放射能総合評価事業の資料より(1)に続いて海産物への影響のまとめです。ここでは、これまで触れてこなかったAg-110mについてまとめした。
「魚介類の汚染の現況」
魚介類への汚染状況については、はっきり言ってコンタンさんのブログの方が詳しい解析があります。ここでは、コンタンさんのブログからデータを借りながら、この一年でどう汚染状況が変わってきたのかを見ていきたいと思います。
第七章 今後の見通し
「海洋汚染による魚介類への影響はいつまで続くのか?」
すでに原発事故から1年が経過しました。コウナゴなどの小さな魚への影響はすでに終了しつつあります。底魚や大きな魚への影響はどうなのか、川魚は?といった話をまとめたいと思います。
おわりに
ここまで行き着くのはいつのことでしょうか?気長におつきあいください。
参考資料:東京電力の各種発表へのリンク集
「東京電力が発表してきた福島第一原発の汚染水情報のまとめ(1)」
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