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2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?(2)細かく検証してみましょう Bバージョン

 
さて、お待たせしました。いよいよ今回は、昨年4月はじめの2号機からの海洋漏洩事故の実態を、政府事故調査委員会の中間報告書を利用しながら検証していきます。

実はこの話には二つのバージョンを用意しています。昨日公開したのがAバージョン、つまり公式見解に基づいた話です。今回はAバージョンを全て書き終えた後に見つけた証拠に基づいたBバージョンです。私はBバージョンの方が真実に近いと考えていますが、せっかく書いたAバージョンももったいないので皆さんに読んでいただくことにし、昨日公開しました。

まだAバージョンを読んでいない方は、必ずAバージョンを先に読んでください。その後でこの記事を読んでいただきたいと思います。そして二つを読み比べて、どちらがより真実に近いとお考えか、また他の可能性はないのかなど、コメント等いただければ幸いです。


(このブログで用いている図や写真は、画像をクリックすると別画面で拡大して見ることができます。図が小さくて見にくい、と思った時は特に断りがなくてもぜひ一度お試し下さい。)

0.保安院の存在意義を見直しました

※この0.はBバージョンで追記したものです。

今回ご紹介するBバージョンのきっかけとなった写真は、原子力保安院のHPに公開されていたものです。実は私は、保安院のHPはあまり見ていませんでした。資料も東京電力からFAXで送られた?紙の資料をスキャンした白黒のものがほとんどで、画質が悪く、同じ情報ならば東京電力のHPを見た方がカラーだしきれいだからです。

ところが、今回私が何気なく見つけた2枚の写真は、保安院が昨年4/3にHPで公開していたものでした。東京電力のHPおよび東京電力の記者会見(togetterと動画)と、政府事故調の中間報告書を見ていただけで充分と思っていた私は、あやうく見逃すところでした。この写真によって全ての話の前提がひっくり返ってしまったと私は思います。

あとでも述べますが、東京電力のHPには、全ての情報が公開されているわけではありません。今回、保安院も含めた合同対策本部があったことで、保安院のHPから発表される資料・情報には東京電力も手を出すことができませんでした。もし東京電力だけで発表していたのであれば、後日検証しようと思ってもできなかったでしょう。

いろいろ文句を言われる保安院ですが、第三者として現場に入って写真を撮ってくれていたことには本当に感謝です。

1.2号機からの海洋漏洩が起こった場所はどこ?

昨年4/2、東京電力は2号機の海水スクリーンから海に放射能汚染水が漏洩しているという事を発表しました。この写真に見覚えのある方も多いでしょう。

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東京電力HP 写真・動画集より)

まずは「海水スクリーン」って何?という素朴な疑問に答えましょう。「福島第一原子力発電所の基本的な構造、特にサブドレンを理解しましょう」で解説したように、原発は海水を取り入れて冷却水として使っています。しかし、海水には海藻、クラゲ、小魚、などが混ざっているため、それを除去する装置が除塵装置(スクリーン)です(参考:三菱化工機のHP)。

スクリーンにも下の図のようにバースクリーンとトラベリングスクリーンなど種類があるようですが、ここではそこまでは立ち入りません。

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宇部テクノエンジHPより)
そうしてゴミを除いた海水をポンプで吸い上げてタービン建屋に送りこむのです。

福島第一原発2号機のスクリーン、ポンプ室とタービン建屋の位置関係を下の図で示します。

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中間報告書資料V-8より)

上の図では、海(東)が下になっています。2号機のタービン建屋を正面にして海側から見ると、海水スクリーンがあり、その奥に海水をくみ上げるポンプ室があります。そして緑色が海水配管トレンチといって、蒸気を冷却するための海水をタービン建屋の復水器に送りこむための通路です。このトレンチはタービン建屋の内部につながっています。2号機のトレンチに漏れ出してきた汚染水は、タービン建屋からこのトレンチを通じて流れ出してきたと考えられています。

黄色は電源ケーブルトレンチといって、電源ケーブルが埋設されている通路です。また、オレンジ色は電源ケーブル管路といって、電源ケーブルが埋設されています。

上の図で、2号機の海水スクリーン付近をもう少しわかりやすく描いたものが次の図です。この図は立体的に描いてくれているのでイメージしやすいですよね。

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中間報告書資料V-9より)

上の図で、赤い○がついているのが、流出が起こった場所です。赤い○から、厚さ1.5mのコンクリートにできたひび割れを通じて海水スクリーンの中に水が流れ込んでいったのです。

写真でいうと、赤い○に当たるピットが下の写真です。四角い穴が空いているところです。男の人が立っている前のコンクリートに長い亀裂が入っていることにご注目ください。地震でこれだけのひび割れが起こるほどの被害が出ていたのです。

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さらに細かい情報を示す図面が次の図です。複数の図があるのでわかりにくいですが、一番上の図が上から見た図です。(画像をクリックすると別画面に拡大されます。他の図も同じです。)そして、そこに記載されているAとかBという記号に沿って切り出した断面図が、B-B断面図とA-A断面図です。B-B断面図は、黄色い電源ケーブルトレンチとオレンジの電源ケーブル管路の部分の断面を示しているものです。ここで出てきているO.P.という数字は、「福島原発の汚染水をよく知るため、O.P.とサブドレンを理解しましょう」で解説したように、小名浜港の基準面からの高さを示しています。O.P.+2,500(またはO.P.+2.5m)と書けば小名浜港の基準面から2.5m高い位置という意味を示します。福島原発付近の平均海面水位はO.P.+0.828mだそうです(Wikipediaより)。

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中間報告書資料V-10より)

A-A断面図は、漏れ出したピットA(電源ケーブル管路の末端にあるピット)のところで南北方向に沿って切った断面図です。海水スクリーンや海水ポンプ室のあるあたりのO.P.はO.P.4200、ピットAはO.P.4150ですので、ピットAの内面の一番下がO.P.+2,200ということは、約2m低くなっているということです。ピットというのは人が入れるほどの大きさなのですね。実際、下の写真はピットAを北側から取った写真(先ほどの男の人が指さしている写真と同じ向き)ですが、海側(東側)に降りるための階段がついています。メンテナンスのために人が降りられる構造になっているのですね。

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東京電力HP 写真・動画集より)


昨年4/2に発見されたこのスクリーンからの放射能汚染水の漏洩事故について、できるだけ具体的なイメージを持ってもらいたいため、いろいろな図や写真を使って説明をしています。わからなくなったら、ぜひもとに戻って確認しながら読んでいってください。

2.東京電力が取った対策とその効果

さて、当然のことながら、東京電力はこの汚染水の漏出を止めようとします。この漏洩を最初に確認したのは4/2の9:30頃。この時、ピットAの側面のコンクリートに20cmほどの亀裂があり、そこから汚染水が海に流出していることを確認したということです。そして4/2の12:20頃に現場で状況を再度確認します。それから、最初に行ったのは、ピットにコンクリートを流し込んで停止しようとすることでした。政府事故調中間報告書第5章(332ページ)によると、4/2の16:25、下の図でいうとピットB(上流にあるピット)にまずコンクリートの注入を開始しました。さらには19:02にピットAにもコンクリートの注入を開始しました。下の図の赤い○の部分です。

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中間報告書資料V-11より)

このとき、ピットAとピットBの間には電源ケーブルが通っており、また、両ピット内にはがれきが入っていたが、汚染水が非常に高濃度であったため、電源ケーブルやがれきを除去しないままピット内にコンクリートを注入したということです。

残念ながら、翌日になっても汚染水の流出は止まりませんでした。また、この汚染水はトレンチやタービン建屋にたまっていた高濃度汚染水と同じ濃度の汚染水であることも確認されました(後述します)。

東京電力は、『コンクリート注入によっても流出が止まらない原因は、電線管路内や、ピット内のがれきの隙間にコンクリートが浸透せず、そこを汚染水が流れ続けているためであり、そこを塞ぐ必要があると考えた。しかし、その段階では既に、ピット上部はコンクリートで塞がれ、その下のがれきの隙間を埋めることは困難であったため、電線管路を塞ぐこととし、4 月3 日13 時47 分から、上流のピットBの更に上流に穴をあけ、高分子吸水ポリマー、おがくず及び新聞紙を投入した。しかし、流出は依然として止まらなかった。』(中間報告書第5章(332-333ページ脚注)より)ということです。

これについては下の図に解説がありますが、ピットAもピットBもすでにコンクリートを流し込んでしまったので、そのさらに上流にある黄色の電源ケーブルトレンチの末端部のところのコンクリートをはがして(「はつり」)、そこにおがくずや新聞紙、高分子ポリマーを流し込んでつまらせようという作業を行いました。それでも流出量に変化がありませんでした。

実は私は、おがくずや新聞紙という手法を見てこんな方法でいいの?と疑問を持っていた記憶があるのですが、最近読んだ「地下水放射能汚染と地震」(江口工著)という本(60ページ)によると、これはセメント注入工法(グラウト工法)と呼ばれる方法で、ダム建設をはじめ、新幹線や高速道路のトンネル建設でも使われている、地盤強化工法として一般に使われている工法なのだそうです。

投入したおがくずや新聞紙、吸水性の高分子ポリマーが水を含んで膨張するので、その分流速が弱くなり、そこにセメントを投入すると効果があるということらしいです。

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中間報告書資料V-12より)

さらに、4/4には立て坑(トレンチの立て坑として3月末から報告されていた立て坑です)にバスクリンのようなトレーサーを入れて、流出口が白く濁るかどうかを確認しましたが、その効果はありませんでした。この話は4/4のtogetterのまとめに出てきた話です。

※ここまではAバージョンと全く一緒です。ここからバージョンAとは少しずつ異なってきます。

トレンチの立て坑にバスクリンのような乳白色の市販の入浴剤をトレーサーとして入れたのは、4/4の朝7:08からだそうです。その量は13kg。バスクリンと仮定すると、通常の使用では10000倍希釈ですので、130m3=130トンに希釈されても充分に色がついてわかるはずです。130m3とは、流出口の流速が4.3m3/hということなのでちょうど30時間分ほどです。30時間以内に出てくれば、吸着されたりしない限りまず水が濁るはずです。

30時間後とは、4/5の午後1時です。4/4の夕方18:30でもトレーサーは流出口から出てこなかったということですし、4/5の記者会見でも出ていないと言っていました。このトレンチの立て坑は、タービン建屋から出てきた汚染水が存在する大元のはずなので、本当にここから入れたトレーサーが出てこないとしたら、二つの可能性があります。

(1)一つは、この立て坑からスクリーンまで通じているのだが、トレーサーは吸着されてしまって出てこなかった。これは、前日に高分子ポリマー(中村建設の「水ピタ」らしいです)を80袋も入れたということなので、それに吸着されたのでしょうか?でも、入浴剤が13kgもあれば、全てを吸着するのは難しそうです。

(2)もう一つは、今のところはこれは単なる可能性としてあげておきますが、この立て坑以外のルートを通っている可能性です。全く不可能ではないと思います。あとで少しこの議論にもふれます。


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ここに至って東京電力は、なぜ流出が止まらないのか?という原因は、流出ルートがピットや電源ケーブル管路にあるのではなく、これらの下の砕石層である可能性が高いと考えて、今度はピットAの下の砕石層をふさぐことにしました。

まず、4/5の14:18頃に下のA-A断面図の1番と2番の箇所にボーリングを行い、14:23および14:34頃にバスクリンのような乳白色の入浴剤を入れてみて、スクリーンから流出してくる水が乳白色に濁るということが確認できました。

※実はこのトレーサーを入れた時刻は、いつの間にか14:15ということに変更されています。記者会見ではもっと遅かったのに、下の写真を撮ったのが14:20だったので、その前ということに変更したのでしょうか。昨年4/6のプレスリリースをご覧下さい。

記者会見のリンク(ニコニコ動画)をつけます。43:00~45:00頃を見てください。はっきりと1番へのトレーサーは14:23、2番へのトレーサーは14:34と言っています。横から訂正が入っていますので、この時の情報は発表者の読み間違えではなく、関係者全員が確認した情報です。どうしてトレーサーを入れた時刻を繰り上げる必要性があったのか?私は写真を撮った時刻の前にしたかったのだと思います。

5/1-10
中間報告書資料V-13より)

そこで、4/5の15:07に1番と2番から水ガラスの止水液をそれぞれ1500Lと660L注入しました。その結果、4/5には下の写真のように少し流量が弱くなったことが確認できました。

ただ、こう書いてしまうといかにも水ガラスの効果のように思えるのですが、実はこの写真は4/5の14:20に取ったということで、水ガラスの投入の前だということが4/5の記者会見終了後に判明しています。

記者会見の際には、いかにも水ガラスの効果があったような説明をしていたのですが、水ガラスとは関係なく、4/5の午後2時過ぎには流量が弱くなっていました。

5/1-12

さらには、下の図(これは上から見た平面図です)にあるように別の角度から何回も水ガラスを注入していって、なんとか翌朝の4/6 5:38に流出を止めることができました。全部で約6000Lの水ガラスを投入したそうです。

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中間報告書資料V-14より)

さらにその後、流出をより完全に止めるためにスクリーンの亀裂のところに20cm平方のゴム板をして、ゴム板が落ちないように突っ張り棒のようなもので押さえるという処理をしました。下の図は記者会見で配布された手書きの図なのですが、手書きのためか、HPには掲載されませんでした。この図は4/7のまとめのtogetter及びそこにリンクがあったニコニコ動画から引用しています。

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そして、スクリーンのところには4/12、13、15に鉄板を挿入して、スクリーン海水の流出を押さえる処理を行いました。この図もなぜかHPには掲載されませんでした。

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ただ、保安院のHPをよく見たら、このような図は昨年4/7朝8時の第78報に載っていました。

5/11-6

このようにして、大量の海洋への漏洩事故は一段落したのです。

3.政府事故調の中間報告書も含めてウソを書いていないか?

と、こういう風に書いてきたのがAバージョンでした(若干Bバージョンでは途中から少し書き方を変えています。)。ところが、Aバージョンを一通り書き終えた後に、意外な写真を発見しました。それによって、これまでの説明を再度一から考え直す必要が出てきました。

それは、原子力保安院が撮影して公開していた写真です。

もともと私はこの写真で見つけました。
http://www.nisa.meti.go.jp/disclosure/files/koukaipic_f1_110403.pdf

しかし実は同じ写真は地震被害情報(第71報)(4月3日15時30分現在)ですでに公開されていたことを知って、自分の調査能力不足にちょっとがっかりしました。

脇道にそれましたが、ここに掲載された写真の何がすごいのか、これから細かく説明していきます。まず、最初の水漏れの写真2枚は映りが悪いのでここでは飛ばします。写真3から写真6までにご注目ください。

まずは写真6です。これは、手前に見えるのがピットB(上流)で、奥に見えるのがピットAです。写真の奥には見えませんが海があります。

5/8-保安院4
写真6 スクリーン設備本体(2)

次は写真5です。ちょうど先ほども掲載した、東京電力のHPにある写真から人を除いたような写真です。ここに写っているのがピットAです。この写真は北から南に向かって撮っています。このピットAの形をよく見ておいてください。

5/8-保安院3
写真5 スクリーン設備本体(1)

比較のために、東京電力のHPの写真を再度示します。カメラが違うせいか、コントラストは違いますが、ほとんど同じですよね。

5/1-5
(東京電力のHPにある写真)

さて、これからが問題の2枚の写真です。まず下は写真4です。これは、ピットAの中が見えるように拡大して撮った写真です。

5/8-保安院2
写真4 ピット内部の状況(2)

先ほどの東京電力のHPにある写真を次に並べて示しますので、微妙に角度が違うのがわかるでしょう。でも、上の写真には、下の写真では見えなかった決定的に重要な情報が載っているのです。

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東京電力HP 写真・動画集より)

その話をする前に、続いて写真3を示します。この写真は、どのピットか解説はありませんが、上の写真4とじっくり見比べれば、上の写真4がピットAを北側から撮って、上の写真3が同じピットAを西側から撮ったものだということはおわかりだと思います。

5/8-保安院1
写真3 ピット内部の状況(1)

どうです。写真4の重要な情報、わかりましたか?「えっ、何が重要なの?」と思った方のために解説しましょう。

下の図のように、写真4と写真3は別々の角度からピットAを撮ったものであることは明らかです。ここまではいいですね。

5/8-保安院7

さて、上の図に記載したように、写真3にはピットAから北側に向かうケーブル管路(これは写真4や東京電力のHPの写真では絶対に見えないものです)があります。そしてその管路の脇には大きな亀裂が縦に入っています。上の図は政府事故調の中間報告書を改変したものですが、たまたま地表面クラックという記載があります。しかし、地表面クラックの位置は、写真5と比べればわかるように、ピットAのまん中よりも東側(海側)に寄っています。つまり、写真3にある壁面にできた亀裂とぴったり一致することがわかるのです(下の図参照)。

5/11-3

実はピットAにはこんな大きな亀裂が入っていたのです。どうして東京電力のHPの写真ではこの亀裂を隠して写したのでしょうね。見せたくないのでしょうか?

それから、ケーブル管路についてですが、政府事故調の中間報告書において、この資料V-14の図だけがさらりと「スクリーン操作室(電線)管路」と記載してあります。しかし本文中にはこの管路に関する記載は一切ありません。また、他の資料の図には、これまでお見せしてきたように、いっさいこのケーブル管路に関する情報は載っていないのです。

さらにです。写真4をよく見て欲しいのです。木片でしょうか、がれきの陰になって見にくいですが、ピットAの西側(山側)の壁面がこの写真では写っています。本来ならば、下の図のように、この壁面にはケーブル管路がピットBから続いてきて、この写真で見えるケーブルは西側の管路から出てこないといけないのです。

5/8-保安院8

東京電力の記者会見において、このピットAにおいて、ケーブル管路から来たケーブルがこのピットでスクリーンの方に上がっていって、スクリーンに電源を供給するのだ、と説明していました。確かにケーブルは来て、スクリーンの方につながっていましたが、来る方向が、上の図のように西側から来るのではなく、北側から来ていました。しかも、西側にはケーブル管路はありません。これはいったいどういうことなのでしょうか?

※このあたりの記述、結構重要な話なので、北とか西とかいわれてわからないと思った人は、読み飛ばさないで、手元に図を描くか印刷して、じっくり照らし合わせながら読んでいってくださいね。

今までの説明では、下の図で左のような流路でケーブル管路に沿って水が流れてきてピットAにもたまっていた、という理解でした。しかしながら、ピットBからピットAに行くケーブル管路が予想された場所になく、右のように別の場所にあるとなると、東京電力の説明図は間違っていることになります。

5/8-保安院9


実は、東京電力の記者会見でも、昨年4/5の時点ではピットAの北側のケーブル管路らしきものは記載しています。ただ、それが何かという説明はありませんでした。

5/8-10
4/5 18:28会見のニコニコ動画より)

保安院のHPにも、4/5の16時現在の情報(第75報)としてしっかりと載っています。

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しかし、現在東京電力のHPのプレスリリースに掲載されている図(下図)からは、なぜかこのケーブル管路は削除されています。まるでこのケーブル管路の存在を消し去りたいかのようにです。

5/8-保安院12

昨年4/5の時点では速報で間違っていたから削除するというのは別にあってもいいと思いますが、北側のケーブル管路は保安院が撮った写真という動かぬ証拠があるため、削除できませんし、間違っていないので削除する必要はないはずです。念のため、このpdfファイルの「文書のプロパティ」で確認したら昨年4/5の14:04:51でしたから、東京電力のHPには当初からこのバージョンで掲載していたようです。

何か隠そうとしている?と疑い出すと、HPに写真を掲載する際に、写っていたらまずいものが入っている写真は載せないで、うまく隠れている写真のみを載せた可能性も考えられます。そう考えると、現在のHPに載っている写真は実によく撮れた写真です。西側のケーブル管路がないことをがれきで隠し、北側のケーブル管路と割れ目の存在は北側から撮ることで隠しています。

また、政府事故調の中間報告書もお粗末です。あれだけ詳細な解析があり、3次元の見取り図を東京電力に提出させておき、資料V-14で「スクリーン操作室(電線)管路」という情報まで付け加えているのです。この中間報告書以外にこの管路の名前はありません。ということは、東京電力に聞き出して書いているのです。(V-14は「東京電力作成資料を元に作成」なので、事故調で付け加えて描いている図です。)

このケーブル管路の存在を知ったら、この先はどこにつながっているのか?この管路のO.P.はいくつなのか?割れ目からピットの水が漏れ出した可能性はないのか?などと、聞きたいことは山のように出てくるはずです。それを聞かなかったのか、聞いたけどわざと記載からは除外したのか?ならばなぜV-14には「スクリーン操作室(電線)管路」と記載したのか?政府事故調についても疑問が残る行動です。

政府事故調の考え方をよく解釈するとすれば、ピットAの西側にあるケーブル管路の存在を疑っていなかったので、このケーブル管路は関係ないですよ、と言葉で言われて名前だけ記載したのかもしれません。

実は私も、あの写真3と写真4を見るまでは、政府事故調の報告書通りに信じていましたし、V-14に「地表面クラック」という言葉は見ていたのにすぐ下に記載してある「スクリーン操作室(電線)管路」は見落としていましたから、思い込みがあると貴重な情報があっても気がつかないものかもしれませんね。


4.情報を整理します

あまりにもョッキングな話でした。話の前提がひっくり返るかもしれません。そこで、ここまでわかっていることを再度整理してみたいと思います。実は、私もいろいろと考えているのですが、答がわかりません。このブログ記事を発表後、コメントや意見をいろいろな人に聞いて見たいと考えています。一人で考えていても限界がありますし、専門業界の人が見たらすぐに解決することかもしれません。そういう意味で、ここではわかっていること、疑問点を整理しておこうと思います。

(1) ピットの構造について

ピットA周辺の構造について

・サイズ:1.2m×1.9m×深さ2m:下の約20cmには溜まり水がある。
・ピット底面の高さはO.P.2200。従って20cmたまっているならば水の水位はO.P.2400。
・北側の壁面:写真3から3段×3列のケーブル管路がある。現在もこの管路は使われていて、多数のケーブルが管路の中を通っている。
・東側の壁面:ハシゴがある。そのハシゴの付近によく見ると小さなケーブル用の穴が二つある。
・西側の壁面:写真4でがれきに隠れて見にくいが、中間報告書資料V-10に記載されているような3段×5列の管路は存在しないと断言できる(あれば横120cm×縦70cmもあるので写真3のようにはっきりと写っているはず)。
・南側の壁面:写真4及び東京電力HPの写真から、3段×5列のケーブルが通るサイズの穴があった形跡がある。しかし今はその穴は埋められていて使われていないようだ。

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ピットB周辺の構造について

東京電力のHPに1枚だけ写真がある。
・水が数10cmたまっている。高濃度汚染水かどうかは不明。
・東側の壁面:東京電力HPの写真から、地震によるものかどうか不明だが、大きな穴のようなものがあり、鉄筋が露出している。中間報告書資料V-10に記載の3段×5列の管路は存在しないと断言できる。
・北側の壁面:ハシゴがある。地上に近いところに地面に平行に大きなクラックがある。
・南側の壁面:見ることができない。ピットAのようにケーブル管路のあとがあるかどうか気になる。
・西側の壁面:見ることができない。電源ケーブルトレンチにつながるケーブル管路があるかどうか気になる。
ピットBの写真(南から見たもの)
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つまり、まとめると下の図のようになっているということです。

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(2) 東京電力の取った対応について

4/2 朝9:30頃発見。12:20頃に再度確認し、スクリーンに水が流出していることを確認。スクリーンの壁に亀裂が20cmほどあった。ピットAの水面から120cmのところで空間線量率が、>1000mSv/h。

4/2 16:25 ピットBをコンクリートで埋める。19:05 ピットAも埋める。しかし流量に変化はなかった。
4/2 12:40サンプリング ピットAの水のCs-137は1,900,000Bq/cm3。2号機スクリーンは120,000Bq/cm3(正確な数値は4/5発表だが4/2時点で速報は判明済)。

4/3 上流の電源ケーブルトレンチのコンクリートをはがし、そこにおがくず、高分子ポリマー、新聞紙を投入して下流のケーブル管路を塞ごうとした。下記は保安院の昨年4/6報告書5ページより。
『2号機バースクリーン近傍にあるピット内に溜まっている水の海水への流出を防止する措置として、取水電源トレンチの天端を破砕し、おがくず(3kg/袋)20袋、高分子吸収材(100g/袋)80袋、裁断処理した新聞紙(大きいゴミ袋)3袋を投入(4月3日13:47~14:30)』
おがくずが滞留していたので、水を入れてさらにバイブレーターで撹拌した。しかし流出量に変化はなかった。
4/3 8:00サンプリング2号機スクリーンのCs-137は36,000Bq/cm3(4/5発表)。

4/4 さらに上流のトレンチの立て坑にトレーサー(バスクリンのような乳白色の入浴剤)を13kg投入。一日経ってもトレーサーは流出口から出てこなかった。
4/4 8:00サンプリング2号機スクリーンのCs-137は96,000Bq/cm3(4/5発表)。

4/5 夕方の記者会見で、14:20撮影の流量が落ちた写真を公開。
4/5 14:18頃にピットAの下にある砕石層にボーリング及び14:23と14:34頃にトレーサー注入。すぐに流出口から出てきたため、15:07、水ガラスを2箇所から約2100L投入。その後も合計6000Lの水ガラスを投入。
4/5 8:00サンプリング 2号機スクリーンのCs-137は5500Bq/cm3と前日の1/10以下に低下。

4/6 5:38頃、流出が止まる。同日、ゴム板で亀裂を塞ぐ。下記は保安院の昨年4/7報告書5ページより。
『さらに、流出していた箇所について、ゴム板と治具(つっかえ棒)により止水の対策を実施(4月6日13:15完了)』

(3) 海水の放射能濃度の推移

次に示す表は、東京電力のHPから抜き出してきたデータです。(沿岸:昨年4/44/54/64/74/84/9スクリーン:昨年4/54/64/74/84/9単位がいつものBq/LではなくBq/cm3であることにご注意下さい。Bq/Lにしたらこの1000倍です。なお、「-」は測定していないことを示します。

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上の表に記載したそれぞれの場所を念のために下の図で示します。5,6号放水口北と、1-4号南放水口は港湾の外で、外洋そのものですが、1-4号スクリーンと物揚場は港湾内部ですので、港湾によって多少は拡散が防がれる可能性もあります。

実際にデータを見ると、5、6号放水口北と1-4号南放水口のCs-137の濃度は、4号スクリーンよりも100倍程度低い濃度であることがわかります。このことから、港湾の岸壁によって外海への漏洩がガードされており、海水でかなり希釈された状態でしか外海へは漏洩していないことが見て取れます。

なお、例えば1-4号南放水口の数字の動きについては、潮の流れを計算すると、「流れが速い場合には濃度が低くなり、流れが遅い場合には濃度が高くなる」風応力を反映したものだということが津旨さんの日本語論文に記載されていました。この数字の上下には潮の流れの速さが関係しているようです。

もう少し細かくこのデータを見てみましょう。2号スクリーンにおいて、4/5 朝8時には前日の1/10以下に下がっています。これは、それまでの止水対策がある程度の効果を示したということだと思います。実はこの時点ではまだ水ガラスは注入していませんので、それ以前のおがくずや新聞紙もある程度の効果を発揮していた可能性はあります。この4/5に1/10以下に低下していたという事は重要な情報です。

5/3-4

(1)と(2)は写真を元に再構成した事実です。(3)はAバージョンで記載したことをほとんどそのまま書いています。この情報がないと総合的に考えられないのです。このあとに、上記の前提で私の推論を書いていきます。

5.情報を整理した上での私の推論

もし私が東京電力の現場の責任者だったら、という視点で考えてみます。

(1) 4/2の行動

4/2に海水が海に流出しているという報告を受けて、すぐに確認するように指示をします。そして、12:20にやはり海に漏れていること、及びピットAに水がたまっている事、その水の線量がかなり高そうだということがわかりました。

まずは「ピットをコンクリートで埋めてしまえ!」というのはその時点の判断としては悪くないと思います。ただ、ピットBを先に埋めている(政府事故調の中間報告書第5章332ページ脚注に記載がある)点が気になります。私だったらまずピットAを埋めて様子を見ます。直接の漏洩元と思われるところを先に埋めるのが第一手です。ところが東京電力の第一手がピットBをコンクリートで埋めることです。その2時間半後にピットAを埋めているので、ピットBの効果が即効性を発揮しないことを確認してからピットAに移行しています。

ここで推論1です。

スクリーンとピットA、ピットBの間にある1.5mのコンクリートですが、実はピットAにはこのコンクリートのところにケーブル管路のような穴が空いていた事はさきほど確認済です。今は使われていませんが、その昔は使っていたはずです。だとしたらどこへつながっていたのでしょうか?

東京電力は4/3から一貫してピットBとピットAが管路でつながっている図面を出しています。ということは、おそらく残っていた図面上はそうなっていたのでしょう。しかし、ピットAの南側にかつての管路の穴があったり、北側に正体不明のケーブル管路があったりすることからして、長い間に何度も工事をしてケーブルの通し方も変更されてきているのだと思います。

昨年6/2の報告書においても、ピットを塞ぐために81箇所のピットを全て調査しましたが、図面上はあるのに存在しないピットや、逆に図面上にないピットが何ヶ所もありました(高線量のため入れない事務本館にしかない図面もある)。ということはこのピットA、ピットBを結ぶケーブル管路についても同じ事が言えると思います。

5/11-8

とすると、根拠はないのですが一つの可能性として、ピットBとピットAの間を隣のコンクリートの中を通る管路がかつて存在した、ということはありうると思います。下の図のような感じです。

5/11-9

ピットAからコンクリートの中につながる管路は現在はふさがれていますが、こういうものを塞ぐ時はおそらく表面だけ塞いで、最初に空けた穴を全て埋めることはしないのではないでしょうか?もしそうだとしたら、1.5mの厚さのコンクリートといっても中空の部分があり、地震によってそういう部分から亀裂が生じて、ピットBからかつての管路を通って水が流出したという流路を想定した可能性があります。ならばピットAよりもピットBを先にコンクリートで塞ぐという事の説明になると思います。

推論1はここまでです。これは思いつきレベルなので違う可能性も高いと思いますが、一つの可能性として提示しておきたいと思います。

また、別の可能性としては、ピットBは東側に(今回の地震に夜かどうかは不明ですが)穴が開いているのが確認されています。ですから、そこから汚染水が漏れた可能性を考慮して、ピットBにもコンクリートを投入した可能性もあります。


残念ながら、ピットB、およびピットAにコンクリートを入れても流出先の流量は変わりませんでした。しかも、ピットAの溜まり水はCs-137で1,900,000Bq/cm3もあって、タービン建屋から来ていると判断せざるを得ないことがわかりました。正確な数値の発表は、この直前に放射能濃度の数値が誤っているということで保安院に怒られたため、再発防止策を講じてから4/5にまとめて発表していますが、速報値として現場は認識していたはずです。また、ピットからスクリーンに流出している水も、海に落ちる前にサンプリングして測定し、Cs-137で1,800,000Bq/cm3とほぼピットAと変わりないことを確認しています。

これをみて私だったらどう考えるか?コンクリートを投入したと言っても下にはがれきやケーブルがあり、完全には止められなかった可能性があります。でも、少なくとも4/2夜の時点では、ピットAの北側にある管路の存在やその脇にできた大きなクラック、ピットBとピットAの間には公表されているような管路は存在しないことがわかっていたはずです。

となれば、その情報に基づいて少なくとも4/3以降は行動しているはずです。

(2) 4/3の行動

4/3に東京電力はピットBのさらに上流の電源ケーブルトレンチのコンクリートに穴をあけて(「はつり」)、上からおがくず、高分子ポリマー、新聞紙などを投入しました。

この時の説明としては、上流からおがくずなどを電源ケーブル管路に流して詰まらせようという目的で入れたということでしたが、実はこの時にはピットBとピットAは公表されたようなルートではつながっていないし、ピットBにコンクリートを流し込んでも効果がなかったことを現場では百も承知なのです。ピットBに至るケーブル管路をふさいでもほとんど効果がないことなど最初からわかっていたはずです。

だとしたらなんのためにここにおがくずなどを入れたのか?真の目的を探るためには公表されている図面の不一致がヒントになると思います。

下の図に載せた図は、別の場所で同等の図を載せていますので、詳細を見たい人はそちらで拡大図を見て欲しいのですが、ここでは時系列に沿ってどういう情報が公開されたかを示します。

5/12-1

4/2(全て昨年です)の夕方に保安院が発表した第69報の資料では、これまでご紹介してきた政府事故調の中間報告書と同じ平面図が公開されています。一方、断面図については、翌4/3の朝の保安院の第70報の資料以降、基本的なトレンチの配置はその後の4/5の朝の保安院の第74報の資料4/5の東京電力HP掲載資料と全く同じです。海水配管トレンチと電源ケーブルトレンチのつなぎ目は、4/3にコンクリートをはがしておがくずを入れた場所よりも山側(西側)にあることになっています。

しかし、どうみてもこの断面図は誤りです。政府事故調の中間報告書に詳細な図面があるので下の図の右側に載せておきますが、この図から考えれば、断面図にすれば下の図のようにつながっているはずです。ピットBとピットAはつながっていないので管路をなくしました。4/3の時点では情報が不正確だった可能性もありますが、4/5に原因を説明する際には、緑色の海水配管トレンチとの接続位置がどちらにあるかは重要な情報です。

5/12-2

もし、発表されている断面図にあるような位置に亀裂があるとすれば、海水配管トレンチから来た汚染水が陸側に戻って広がっていることになります。となると当然その先はどこまで汚染水が広がっているの?他のトレンチにまで広がっている可能性は?という疑問をもつと思います。そういう疑念を起こさせないためにも、陸側から海側に汚染水が流れていって、その途中で下の砕石層に流出した、という説明を用意したのではないでしょうか?

ここから推論2です。

では、現場の責任者は4/3の時点でどう考えたのか?ピットAの北側にケーブル管路があり、その管路の出口付近には大きな亀裂が地震で出来ていることを知っているはずです。またピットBはピットAと直接つながっていない可能性が高いことも知っています。

そして前日にピットAとピットBにコンクリートを入れたけれど効果はなかった。となると、汚染水はピットBを経由してスクリーンにまで来ているのではなく、もっと上流から別のルートを通ってピットAの北側の管路につながっていると考えたのだと思います。

そこでおがくずを入れた海水配管トレンチと電源ケーブルトレンチの合流する場所(以下「合流部」とします)のコンクリートをはがしてそこにおがくずを投入しました。しかしその真の目的は合流部からピットBへの管路を塞ぐのではなく、合流部から陸側に向かって流れているであろう流路をおがくずなどで塞ぐという事だったのではないでしょうか?

そして、おがくずを入れたけれども流出量を下げる効果はありませんでした。そこでひょっとしたらもっと上流から別のルートを通ってピットAの北側に流れたのではないか?という推論をし、翌4/4にはさらに上流のトレンチの立て坑にトレーサーを大量にいれるということを行ったのだと思います。どんどん上流にたどっていっているのは、どこからどういう経路で汚染水がスクリーンに流れたのかがわからないからです。

ではなぜピットAの上流をたどらないのか?それは、ピットAの北側に存在する管路が図面上はなかった可能性があります。政府事故調の中間報告書には「スクリーン操作室(電線)管路」という言葉が載っていますが、それも昔はあったけど今はないのかもしれません。このケーブルがどこを通っているのか東京電力も(事務本館に入れないため図面を全ては持っていないので)正確には把握していないという推論を私はしました。推論1のところでもふれましたが、図面上にはあるけど実際にはないとか、実際にはあるけど図面上はないというピットが他にも幾つも実在しているので、このケーブル管路もその一つだと思います。

それならば、ピットAの上流をたどっていけないので、ピットBや合流部からたどっていくしかないという行動が矛盾なく説明できます。ただし、表向きはどこからこのケーブルが来ているかわからない、とは言えないので(そんなずさんな管理をしているのかと言われる可能性がある)、このケーブル管路の存在は隠したかったのではないかと私は考えています。

ここまでが推論2です。

(3) 4/4の行動

実は4/4の行動は謎です。トレンチの立て坑にトレーサーを入れたのが朝7時過ぎです。その後トレーサーが流出口から出てくるかどうか様子を見ているのですが、それから4/5の朝に保安院の会見に合流部付近から砕石層に漏れ出しているということが発表されるまでは何もしていないのです。当然のことながら、もしトレーサーがだめだったらどうしようか?という議論が現場ではなされていて、考えられる全ての可能性をチェックしたはずです。

そして、砕石層の存在を発見し、そこを通っていったのではないか?という推論をして、4/5の午後にトレーサーを入れたということになっているのですが、それでは説明がつかないことがあります。

4/5 8時にサンプリングされた2号機スクリーンの放射能濃度が前日の1/10に下がっていること、及びまだトレーサーを入れていないのに流量が下がっていることです。

トレーサーを入れた時間についてはすでに述べましたが、記者会見で発表した投入時刻14:23が後でHPに発表する際には14:15に変更されたりしていて、発表用のストーリーにおける矛盾点を社内で指摘されたために修正している印象があります。

放射能濃度については、2号機スクリーンでCs-137の濃度が4/4に96000Bq/cm3だったのが4/5には5500Bq/cm3に下がっているのです。4/4に何もしないで流量が変わらず濃度だけが下がったとすれば、Aバージョンで書いたようにCs-137がおがくずに吸着されたくらいしか考えられません。

一方で、流量が下がっている写真があります。記者会見では「流れている水が少し白く濁っているようだがトレーサーのせいか?」という質問に対してたぶんそうだと答えていました。そのことにつじつまを合わせるために東京電力のHPでは記者会見発表の時間からトレーサー投入時刻を前倒ししたのでしょう。

しかし、トレーサーを入れた前後にかかわらず、この写真(14:20)は水ガラス投入(15:07)前です。ということは水ガラスを入れる前に流量は減少し、Cs-137の濃度も前日の1/10以下に落ちているのです。しかし公表されている事実では、4/4はトレンチの立て坑にトレーサーを入れただけで実質的には何もしていないのです。

だとすれば、二つの可能性があります。

一つ目は、4/3のおがくずなどが、一日以上経って効果を現したという可能性。二つ目は、実はボーリングとトレーサーの実験は4/4に公表せずに行っていて、水ガラス投入まで試しに行ってみたという可能性です。

これについてはどちらもありうると思います。2番目の可能性については、何もしないで流量が落ちるというのは考えにくいので、論理的にはこのような事もありうるということで挙げてみました。

(4) 4/5の行動

すでに述べているように、この日の行動の時系列は明らかに怪しいです。後からつじつまを合わせるために時刻の調整をしている可能性が高いと思います。

行動自体は単純で、ボーリングを行ってトレーサーを入れて、確認できたら水ガラスを注入するという作業です。これを翌日の明け方まで行って完全に止水に成功しました。ボーリングした場所とその角度が政府事故調の中間報告書にありますので示します。9回の水ガラス注入において、効果のあったのは1番と2番、そしておそらく7番と8番でしょう。9番については補助的な効果はあったかもしれませんが不明です。3番から6番は効果がなかったとはっきり書いてあります。

5/12-3

実はこの図でキーになるのは4番です。すでにピットBからピットAに至る管路(上の図では取水電源管路と記載)が現在は通じていないことは私たちは知っていますが、最初はこの管路があって後に廃止されたのか、計画だけはあったのか、全く図面にもなかったのかはわかりません。従って、公表されている砕石層が存在するのかどうかについても実はわからないのです。

ここでは砕石層は存在すると仮定します。すると4番の角度でなぜトレーサーの効果がないのか、ここだけが理解できません。公表されているルートで汚染水が流出したならば、4番に入れれば、その時点で止水できていない以上はまず間違いなくトレーサーが流出口から出てくるはずです。しかしトレーサーの効果もないと記載してあります。これはおかしいです。止水効果まではなかったとしても、トレーサーも出てこないというのは、ボーリングの深さ・角度を間違えたか、実はそこには水は流れていなかったか、その位置にボーリングしていなかったかのどれかです。

そう思って保安院のHPで4/6朝に止水完了を発表した時の情報として見比べると、なぜかこの4番だけが向きが大きく変わっています。

5/12-4

発表当時は情報が混乱していた可能性もありますが、キーになる情報がいろいろと変更されたり隠されてしまったりということがあまりにも多く、どれを信用していいのかがわからないというのが実感です。

(5) 全体の行動のまとめ

現場の責任者がどう考えて行動したのか、という私の推論のまとめです。

・4/2はまずピットBとピットAをコンクリートでふさぎました。この段階でピットBとピットAをつなぐ管路がないなど、どこまでの情報を把握していたのかは不明です。
・4/3は合流点におがくずなどを投入しました。少なくともこの時点ではもうピットBとピットA間の管路がないこと、ピットAの北側に管路があること、ピットA内の管路のとなりにはピット下部まで至る大きなクラックがあることは認識していたはずです。
・しかし、ピットA北側の管路の上流がどこにあるのか、詳細な図面がなくてわからなかったのではないでしょうか?だからどのルートから汚染水が来たのか見当がつかず、ピットBの上流をたどって、合流点、そしてダメならトレンチの立て坑と上流上流へと遡っていったはずです。
・4/4の立て坑へのトレーサー投入後、これがもしダメだったらということで現場では侃々諤々の議論をしたはずです。そして、上流をたどっても大元が特定できない以上は、流出点に一番近く、ピットAにできた大きなクラックから下に漏れ出した可能性を考えてボーリングを考えついたのでしょう。
・はじめからここをやらなかった理由は、こちら(最下流)を止めても別の場所に流路が出来てしまって、別のところから海に流出する可能性を恐れたためと思います。上流で止めてしまえば、そのような恐れはないためにまずは上流を止めるという方法をとったのでしょう。しかしトレーサーを入れても上流がどこか特定できなかったのでやむを得ず最下流を止めることにしたのでしょう。その結果どうなったのか、ということについては、次回にトレンチの水位データでご紹介します。

では、(誰の判断かはわかりませんが)なぜ真実を公開できなかったのか?

・図面に乗っていない管路があったということを公開すると、では全ての管路の情報を公開しろという要求が出てくるため、あまり情報を公開したくない東京電力としては最低限の情報公開で済む方法をとったのではないかと思います。
・あるいは、ピットAの北側の流路がどうなっているのかを把握していたが、そこには公開しては困る何か不都合な真実があり、それを隠すためにこの管路の存在にはふれなかったのかもしれません。
・とはいえ、完全に全ての情報を隠し切れたわけではないのですが、公式発表をくり返して行うことで異論があっても封じ込められるという自信もあったのでしょう。

しかし、東京電力と保安院が発表している写真によって、公式に発表していることは明らかに事実とは異なると証明できることは、これまで検証してきたとおりです。真実がどうなっているのかわかりませんが、明らかに東京電力は何かを隠したいと思っていて、そのための工作(時刻の修正や管路情報の消去)を行っていることが数々の証拠で明らかです。

以上が私が現段階で考えていることです。まだ正解が何なのか、わかっていません。ぜひこれを読んだ方にも一緒に考えていただき、この謎解きに挑戦していただきたいと思います。ここは違うよ、というようなご意見でもかまいませんので、何かあればぜひご連絡下さい。

6.疑問点の整理

最後に、Aバージョンですでに言及したことについて一部修正しながら、いくつかのポイントを整理してみたいと思います。

(1)ピットAからバースクリーンまでの間は1.5mもの厚さのコンクリートがあるのに、どうしてここから漏れたのか?

これは、先ほど示した作業員がピットAを指さしている写真がヒントになります。私は政府事故調の中間報告書を読んでいて、厚さ1.5mものコンクリートにひびが入るというのはどんな事態なんだ?と不思議でした。しかし、よくよく位置関係を整理してみると、実はあのひび割れの延長線上に、ピットのひび割れができた位置があるのです。先ほどの平面図に、写真の作業員が立っていた位置を書き込み、1.5mのコンクリートに入ったと予想されるひび割れを書き込んでみると、地上のひび割れからきれいに一直線上に来ることがわかります。中間報告書でも、よく見るとわざわざ「地表面クラック」と記載がしてあります(赤枠で囲ったところ)。

5/1-14
中間報告書資料V-14を改変)

つまり、地震によってコンクリートに大きなひび割れが生じていたために、汚染水がそこを通って大量に流出したと考えることができます。スクリーンのコンクリートまで一直線につながる、地表面に生じた大きなひび割れがその根拠です。

さらに、このBバージョンで示したように、このコンクリートにはかつてケーブル管路と思われる穴が開いており、現在はピット側は塞がっていますが、その先は中空のまま管路が残っている可能性があります。そういう構造的に弱いところから地震で亀裂が入ったのではないでしょうか?

(2)トレンチの立て坑に入れたなぜトレーサーは出てこなかったのか?

4/4にトレンチの立て坑に入れたトレーサーは、2号機のタービン建屋から通ずる大元に近い場所なので、普通に考えたら必ず出てくるはずです。それが出なかったということは、この立て坑以外からスクリーンに通じていた可能性も考えておく必要があります。

ここでは、トレンチの水位からそれが可能なのかどうかをチェックしておきましょう。2号機近辺のトレンチやケーブル管路は、下の図のように張り巡らされています。

5/13-1
政府事故調の中間報告書資料V-8より)

下は2号機付近を少し拡大した図です。2号機のタービン建屋からトレンチへの出口は2箇所ありますので、出口によって流路を赤線と青線で書いてみました。トレーサーは赤線の通路である赤丸に入れました。その中で、管路のO.P.から考えて可能な通路が赤や青の実線、通路はあるけど水の流入が確認されていない、あるいは通路がわからないものを青や赤の点線で記載してあります。青い線から4/2に漏洩が確認されたピットAまでの通路は、理論的には不可能ではないとは思いますが、途中のピットに水がたまっていたというデータがないため、あまり考えにくいと思います。むしろ、例えば赤い点線で書いたような、公表されている経路とは別の経路からピットAにつながっている可能性の方が高いと現時点では私は考えています。ただ、そうすると、トレーサーが出てこなかったという話がつじつまが合わなくなります。どれかの情報が間違っているのか、何かを見落としているのか?まだわかりません。

5/13-2



(3)実際はどのような経路で漏れたのか?

この疑問に対する答を現時点では私は持っていません。できればいろいろな方からご意見をいただきたいと考えています。それらを踏まえて、この「第二章 2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?」の終わりに予定しているまとめにおいて、最終的な私なりの意見を書くつもりです。

※ここではケーブル管路が東京電力の説明とは全く違うということは置いておいて、とりあえず説明通りだったとして考えておきましょう。というのは、今後の話の展開において、Aバージョンで挙げた3つの疑問点が重要であることは変わらず、その説明をしておくことは必要だからです。

昨年4/5に東京電力が「想定される要因と現状考えている対策工事」として配布した資料には、下記のように漏洩経路を予想しています(この時点ではすでに砕石層に入浴剤を入れて流出液が白く濁ることを確認しています)。

5/1-13
昨年4/5:想定される要因と現状考えている対策工事より

これによると、地震によって電源ケーブルトレンチのどこかにひびが入り、そこから砕石層に汚染水がもれて、ピットAの下部にまで到達し、コンクリートの亀裂を通じてスクリーンに流出したという経路を予想しているようです。

私はすでにこの説明はうそだと確信していますが、トレンチの継ぎ目や管路のどこか、あるいはピットにひびが入るなどして汚染水が閉じた流路から出て行ったのは間違いありません。そしてその穴あるいはひびが出来た場所の高さは、4/2時点のO.P.2960より低いところにあったことも間違いありません。

だとすると、上の図にあるように、2号機トレンチあるいはタービン建屋の水位がO.P.+2.5m~3m(電源ケーブルトレンチの亀裂のできた高さは不明なため幅をもたせた)に達すれば、正確な経路は不明ですが、容易に汚染水がピットAの下部にまで達するということが予想できます。


このことは、海に流出しないまでも、トレンチの外側すなわち環境中に高濃度汚染水が4/2以前に漏れ出していた事を強く示唆するものです。

4/2に発見された、スクリーンの亀裂からの大量の流出は4/1(あるいは4/2)から始まった可能性が高いと思いますが、それ以前にも、もっと下の方にできた亀裂から目立たない形で少しずつ海に流出していたということは完全には否定できないと思います。

だとすると、次に確認するべき事は以下のことです。


(1)2号機のトレンチあるいはタービン建屋の昨年3/26頃からの水位はどうなっていたのか?O.P.(2.5m~)3mに達して、ピットA付近まで汚染水が達することが可能になったのはいつ頃なのか?

(2)昨年3月下旬の原子炉反応容器への注水量から考えて、タービン建屋やトレンチの水位は妥当なのか?どこかへ消えてしまった計算になる水は存在しないのか?

(3)スクリーン付近の地下水の水位はどのくらいの高さなのか?トレンチの外側に漏れ出した汚染水が地下水に流れ出した可能性はないのか?


次回以降は、これらの疑問に対して迫ってみたいと思います。

以上、Aバージョンとは全く違ったストーリーを考えないといけなくなったBバージョンでした。
AバージョンとBバージョンとをお読みになって、疑問に思ったことがあればどんなことでもいいですので、質問、コメントをして下さい。ツイッターやtogetterのまとめ(http://togetter.com/li/302436)でもかまいません。私が見落としているポイントや勘違いがあるかもしれないので、ぜひお願いします。


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次へ続く     目次
(いずれこのリンクをつける予定です。)
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まとめtyaiました【2号機からの海洋漏洩はいつ始まったのか?(2)細かく検証してみましょう Bバージョン】

 さて、お待たせしました。いよいよ今回は、昨年4月はじめの2号機からの海洋漏洩事故の実態を、政府事故調査委員会の中間報告書を利用しながら検証していきます。実はこの

コメント

No title

砕石層(砕石地業)はコンクリート構造物の基礎の下には間違いなくあるはずです。
(なければ手抜き工事です。厚さは100~200mm位でしょう。)

また、これは、比較的簡易な構造物(U字溝など)の下にもあります。
(ないと、そのうち変に沈下してガタガタになります。)

Re: No title

コンタンさん、コメントありがとうございます。

> ただ、そのことよりも、今回写真を見ていて、海水スクリーンへの流出箇所の
> レベルが低いことの方が気になりました。結構水面に近いですよね。
> これだと、ピットAの底よりは明らかに低そうです。

ピットAの底(O.P.2200)より流出箇所(O.P.1700前後)は明らかに低いです。なので、ピットAから直接スクリーンに流出したという可能性は少ないかと思います。


> まぁ、菅路というより、汚染水が「砕石層を流れたてきた」ということには
> 間違いなさそうに思いました。

(砕石層は本当にあるんだろうか?という疑問もあったりしますが、それは置いといて)水が速く流れられる一つのルートとしては砕石層でしょうね。でも、ピットAに高濃度汚染水がたまっているのも事実です。ピットAにたまった水が、ピットAの北側の割れ目(下がどこまで割れているかによりますが)から砕石層に漏れ出して、砕石層をずっと流れてきた水と合流したというのもあるのではないかと思います。


> それと、この流出箇所ですが、CRYPTOMEの写真
> http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp2/daiichi-photos2.htm
> などを見てみても、クラックというよりは、あらかじめ何らかの事情で存在していた
> 穴ではないかと思いました。「クラック」と呼ぶには不自然な感じです。

ありがとうございます。厚さ1.5mもあるのにどうしてこんな穴が開くの?と不思議だったのです。排水用とかで空けられていた穴だとしたら穴の存在は説明できますよね。5月の3号機の事故の時も同じく厚さ1.5mのコンクリートにできた穴からの流出なので、その説はありそうですね。


> また、CRYPTOMEの全景写真
> http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp/daiichi-photos.htm
> で見ると、タービン建屋から海水スクリーンまでは結構距離があることが実感できます。
>
> ここに至る、いろんな所から地中に汚染水が漏れだしていた、というのが実態
> だと思うのですよね。 但し、見えない箇所からの流出は、よく判らないし、
> 調査もされていない、ということだと思っています。

地下水の話もそのうちに取り上げる予定です。これがまたわからないことが多いので、またその時にコメントいただけると幸いです。

CRYPTOME、いい写真がありますね。今はとにかく原発内部の写真をいろいろ見てみたいです。何か気がつくことがあるような気がしています。

Re: No title

コメントありがとうございました。ですが根本的な誤解があるようですね。

> 「今んなこと言ってる場合か?」と。

> まずは「魅力的な仮説」は置いておいて当初の検証を進捗されることを期待します。

原発事故について、いろんな人がいろんな角度で検証しようとしていると思います。中でも私が行おうとしている「当初の検証」は、まさしく「落ち着いた今」「ディティールにこだわり」真実を理解しようとすることです。過去のブログを見てもらえればわかりますが、私は1年前から炉心に注水した水がどうなったのか、知ろうとしていました。やっとその材料が揃ってきたのでそれを行おうとしているだけです。

東京電力がケーブル管路について事実を伏せて発表している事は疑いのない事実であり、「仮説」ではありません。その後の私が書いた「仮説」は、とりあえずこんな事が考えられます、ということで提示しただけです。でも、こうやって事実をねじ曲げられてしまうと一番困るのは私なのです。東京電力の発表をどこまで信じていいかわからなくなるからです。こういうことをされると非常に迷惑なのです。

東京電力がケーブル管路の情報を隠しているという「事実」を指摘し、「どうしてこんなバカなことをしてくれたんだ!」という怒りを表明しているのであり、事実を隠さずに公表して欲しいと訴えているのです。何の根拠もなく「陰謀だ」と言っている人たちと一緒にしないで下さい。そのように読み取れたとすれば私の書き方が悪かったのだと思います。

私もこの写真のおかげで思わぬ所で寄り道させられて非常に不愉快なのです。

No title

ピットAへのケーブル菅路が北側から来ているのは間違いないようですね。

ただ、そのことよりも、今回写真を見ていて、海水スクリーンへの流出箇所の
レベルが低いことの方が気になりました。結構水面に近いですよね。
これだと、ピットAの底よりは明らかに低そうです。

まぁ、菅路というより、汚染水が「砕石層を流れたてきた」ということには
間違いなさそうに思いました。

それと、この流出箇所ですが、CRYPTOMEの写真
http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp2/daiichi-photos2.htm
などを見てみても、クラックというよりは、あらかじめ何らかの事情で存在していた
穴ではないかと思いました。「クラック」と呼ぶには不自然な感じです。

また、CRYPTOMEの全景写真
http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp/daiichi-photos.htm
で見ると、タービン建屋から海水スクリーンまでは結構距離があることが実感できます。

ここに至る、いろんな所から地中に汚染水が漏れだしていた、というのが実態
だと思うのですよね。 但し、見えない箇所からの流出は、よく判らないし、
調査もされていない、ということだと思っています。

No title

つまるところ、陰謀だ、隠蔽だ、ということをおっしゃりたいわけですね。
失礼ながら緊急時につまらぬディティールに異様にこだわり現場を混乱させ続けたK総理、あるいは低レベルな比喩で恥ずかしいのですがダイハードのTVレポーターを想起しました。「今んなこと言ってる場合か?」と。
まずは「魅力的な仮説」は置いておいて当初の検証を進捗されることを期待します。

下種な書き込み、お許しください。

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TSOKDBA

Author:TSOKDBA
twitterは@tsokdbaです。
3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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