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存在証明 & 放射能汚染水のその後


諸般の事情で、しばらくはじっくりと腰を落ちつけてブログを書いている時間がとれそうにありません。ですが、ブログを一ヶ月更新しないでいたら、なんとトップページにスポンサーサイトが掲載されてしまったので、近況報告を兼ねて簡単に記載します。いずれ時間がとれたらまたまとめたいと思いますが、4月以降でないと難しそうです。


本日、木野龍逸さん(@kinoryuichi)が福島第一原発における放射能汚染水についてまとめてツイートされていました。

【東電会見】という一連のツイートをご覧いただきたいのですが、彼は恐らく放射能汚染水について強い関心を持ち続けてくれているほとんど唯一のメディア関係者だと思います。木野さんの最近のブログはこちら

私のブログは2月にほとんど更新せず、ツイッターで一部つぶやいただけなのですが、2月になってALPS(多核種除去設備)の扱いに動きがありました。原子力規制委員会の特定原子力施設監視・評価検討会で、2/21の第4回会合において条件付きでALPSの稼働を認める方針が打ち出されました。

その後、いわゆるホット試験に向けた準備が進んでいるのですが、先週の金曜日に行われた第5回の特定原子力施設監視・評価検討会の資料を見てもまだホット試験は稼働していないようです。

3/1の原子力規制庁の見解はこちらにあります。

さて、本日の木野さんのツイートは、私がこれまでずっとブログに記載してきたような汚染水の状況をまとめてくれています。その中でちょっと気になったのが保安規定に関することです。

ALPSが稼働すれば、現在は除去できていないストロンチウムなどもほとんど除去できる予定(試験通りの性能を出せれば)なのですが、それでも除去できないのがトリチウム(H-3)なのです。H-3は人体に対する影響からすればそれほど大騒ぎするものではないのですが、残念ながら現在の汚染水のH-3の濃度は告示濃度(60000Bq/L)を100倍近く上回る濃度です。従って、漁業関係者の了解が得られるかどうかということは別問題として、仮に海に流そうとしても現状では法的な規制を満たしていないため、希釈して流すしかないのです。

一方で、H-3については、総量での規制もあります。それが保安規定に定められているのですが、福島第一原発では年間22兆Bqという総量での規制なのです。そのため、単に希釈して流せばいい、というものでもないのです(しつこいようですが、漁業関係者の了解という大きな問題は別に存在します。)。

実は東京電力は2/28に「福島第一原子力発電所でのトリチウムについて」という資料をHPに掲載しています。これがなぜいきなりでてきたのか私にはわからなかったのですが、この日に初めて福島第一原発(1F)の所長が記者会見していましたので、その関係でしょうか。

この資料に記載があるように、事故前にあった1Fの保安規定ではH-3については年間最大放出量が22兆Bqと決まっています。

3/5-1
(東京電力HPより引用)

しかし、この上の資料にもあるように、これは「事故前」の基準値です。今回のような事故を起こした原発については、原子炉規制法を現在整備中で、1Fの1号機から4号機は特定原子力施設の指定を受けることになります。その場合、第4回の特定原子力施設監視・評価検討会の資料1-1にあるように、通常の原発で受けている規制の一部が廃止され、1Fにあった規制が適用されることになっています。その廃止される規制の一つに保安規定があります。

3/5-2
(第4回の特定原子力施設監視・評価検討会の資料1-1より引用)

つまり、今後は従来の保安規定は廃止され、新しいルールが適用されるはずです。このあたりの情報について詳細に確認している時間がとれないため、多少見込みで書かせていただきますが、パブコメを実施しているとのことなので、案はもう公開されていると思います。

その中でH-3に対する扱いが変わるのかどうか、例えばこれまでの年間22兆Bqという数値が緩められるようなことがあるのかどうか、このあたりについては木野さんにぜひ記者会見で質問して下さい、とお願いしておきました。木野さんからは質問していただけるとのお返事をもらえましたので、いずれ何らかの情報が得られると思います。

今の東京電力は、将来に対する不確かな発言は一切しない方針で記者会見などにも臨んでいるようなので、いくら質問しても満足な回答が引き出せないかもしれませんが、保安規定が適用されなくなって、特定原子力施設における新たな規制がかかった際にどうなるのか。ひょっとしたら東京電力はここにウルトラCを使えるようにいろいろと根回しをしているのではないか・・・なんていう妄想を考えたりもしています。

今の原子力規制委員会の姿勢を見る限りは簡単に総量規制が緩和されるということはないと思いますが、注目しておく必要はあると思います。

(今は文章を推敲する時間がとれないため、おかしな記述があるかもしれませんが、ご容赦下さい。)

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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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