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マルハニチロの冷凍食品から農薬マラチオン検出 第2報

 
大晦日に書いた「マルハニチロの冷凍食品から農薬マラチオン検出 何が起こっている?」の続報です。1/2に追記した部分も多少重複しますが今回も記載します。

(これは原発関係の情報ではありません。)


年末に急遽判明した、マルハニチロホールディングスの子会社であるアクリフーズの群馬工場で製造された冷凍食品から、農薬のマラチオンが検出された件は、少しずつ進展を見せています。

まず、自主回収の対象商品ですが、市販用が49種類、業務用が45種類で合計94種類です(前回49種と書いてしまいました)。そして、1/2には市販用49種類について、下図のような感じで写真入りで49種類全ての情報がHPに掲載されました。下図はごく一部の例だけを示していますが、実際は49種類の商品の写真があります。

0104-1
(1/2 アクリフーズ 回収商品一覧(追記) 【市販用商品・パッケージ画像付き】 より ごく一部を掲載)

1/2には鳥取県で40代の男性がコロッケを食べて嘔吐したというニュースもありましたので、西日本であっても該当する群馬工場製の商品が流通している可能性はあります。ぜひ冷凍食品を食べる前には確認していただいた方がいいと思います。


さて、1/3にマルハニチロホールディングスのHPに掲載された情報によると、今回の事態を受けてアクリフーズ本社内に、「(株)アクリフーズ群馬工場事故調査委員会」を設置したそうです。

委員長 :アクリフーズ 代表取締役社長 田邊 裕
副委員長:アクリフーズ 常務取締役 永廣 啓輔
委員  :マルハニチロホールディングス 常務取締役 今村 宏
他委員 :アクリフーズ経営管理室長、アクリフーズ生産部長、
     アクリフーズ品質保証部長、マルハニチロホールディングスCSR統括部長、
     マルハニチロホールディングス経営企画部長
事務局長 :アクリフーズ人事総務部長
(1/3 「アクリフーズ群馬工場生産品における農薬検出について」 第四報 より)

そして、『混入経路の解明と再発防止のため、工場内の製造工程における原料保管、成形、包装の各ラインの調査に加え、工場従業員(約 300 名)に対し業務内容および職場環境についての聞き取りを1月4日から開始いたします。』
(1/3 「アクリフーズ群馬工場生産品における農薬検出について」 第四報 より)

ということで、今日1/4からアクリフーズの全社員約300名に対して業務内容および職場環境についての聞き取りを開始するということが表明されています。

また、報道によると群馬県警も意図的な混入の可能性があるということで、捜査に乗り出しているそうです。

なぜ意図的な混入が疑われるかというと、原材料の残留農薬ならば多くのサンプルから均一に検出されるはずなのに同じミックスピザ3枚入りでも検出されたりされなかったりした(12月31日「株式会社アクリフーズ群馬工場生産品における農薬検出について第二報」参照)ことと、検出された場合の濃度が最高で15000ppm(とろーりコーンクリームコロッケの場合)と、1.5%と異常に高かったことからです。

この事については、昨年12/30に群馬県衛生食品課が立ち入り調査をした際にも意図的な混入という言葉は使っていませんが、工場ではマラチオンを使用していないことを確認したこと、原材料農産品の定期的な残留農薬検査を行っていること、苦情品の汚染が均一でないことから、通常の製造工程上で汚染された可能性は低いという判断をしています。

そして、1/1の報道(読売新聞)によると、製造過程は群馬工場内の8系統の製造ラインのうち、ピザ、フライ、コロッケの3系統で製造されていました。各ラインは部屋で仕切られ、従業員が担当ライン以外の部屋に出入りすることは原則できない仕組みになっているのですが、3系統のラインは、最終段階で同じ区域に集められ、そこで包装作業が行われていたということです。

また、これらの商品はいずれも加工段階で加熱処理されていますが、熱に弱いマラチオンが加熱前に混入していれば、これほど高濃度で残留することはないということがわかっています。

ということは、7種類9件の商品から検出されたマラチオンはすべて同一の包装過程で(意図的あるいは事故を含めて)混入した可能性が高いということです。

さらに本日1/4の報道(毎日新聞)によると、工場内にはピザ、コロッケ、フライ、グラタン、ホットケーキの5種類8本の製造ラインがあり、包装室はホットケーキ1種類用と、ほか4種類用の2カ所。農薬が検出された7商品9件は全て後者で包装されていたということです。そして、ホットケーキに関してはこれまでアクリフーズに寄せられた苦情20件の中に1件も入っていませんし、マラチオンの検出もありませんでした。

となると、農薬の混入が起こった可能性は2つの包装室のうち一つに絞られる可能性が高いということになります。問題の包装室では、全従業員294人中81人(昨年12月1日現在)が2交代制で勤務しているということです(毎日新聞より)。


少しずつ絞られてきたような気もします。あまり考えたくないのですが、マラチオン(マラソン)は農薬として普通に入手できますので、誰かが意図的に包装室に持ち込んで混入したという可能性も有り得ます。今後の事態の展開を見守りたいと思います。


今回は前回の続報として、正月の情報アップデートということでお伝えしました。

1/4追記:
新潟、山形でも被害か、発熱や嘔吐 群馬県警、本格捜査へ(1/4 産経)

意図的に農薬混入の疑いも 工場を現場検証(1/4 NHK)

1/5追記:
<冷凍食品農薬>「私物、持ち込めず」作業着、ポケットなし(1/4 毎日)
複数回にわたり農薬混入の疑いも(1/5 NHK)
混入経路は謎のまま 発覚から1週間 公表遅れ…消費者の不安続く(1/5 産経)

 
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これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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