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アメリカで今、何が起こっているのか?(1)

日本のマスメディア(新聞、TV)だけを情報源としていると、現在のアメリカの状況は全くわからないでしょう。なぜならば、アメリカの大統領選挙はもう終わったもの、ということになっているからです。  

もちろん、最終的にバイデン候補が1月20日に新しい大統領に就任する可能性もあります。ただ、現状はバイデン候補が大統領選挙で勝利してそれが確定した、ということではありません。少なくとも、1月6日に上下院合同議会(上院と下院が合同で行う議会)において、選挙人の投票結果を開票して確定するまでは、正式には決まっていないのです。これは(これを書いている1月3日現在で)正しい情報です。 

12月14日に各州で行われた538人の選挙人による投票は、密封されて、1月6日まで開票されません。ですから、正式な結果はわかっていないということです。  

通常は、11月に行われる選挙人(538人)の選挙で勝利したほうがそのまま大統領に就任しますので、1月6日は単なるセレモニーですが、今回は、不正選挙があったとしてトランプ大統領が異議を申し立て、訴訟を起こしていますので、決定したとは言えません。 では、なぜ日本のマスコミはそのような状況を報道しないのか?それについては少しずつ明らかにしたいと思いますが、彼らにはそうする理由がある、と考える必要があると思います。

そもそも、マスメディアはかなりのお金をかけてニュースを作っています。でも、我々は地上波のTVでは無料でそれを見ることができます。そのコストは誰が払っているのか?スポンサーですよね。スポンサー企業にとって都合の悪いことは報道しない、ということは例を挙げるまでもなくご存知と思います。 

そして、スポンサー以外にも、TVで報道されるニュースにはいろいろなフィルターが掛かっています。自主規制という名のもとに出せないニュースや、政治的理由で報道されないニュースも多くあることはこれまで追いかけてきた福島第一原発事故のニュースでもよくわかりました。 今回も何かがあるはず、という目でニュースを見ていただきたいと思います。


今回はまず、このリンク先にある動画を見ていただきたいと思います。これは、12月3日のジョージア州の公聴会で開示された、ジョージア州のアトランタのある開票所の監視カメラ映像です。



英語で話しているため、わからないことが多いかもしれませんが、これについてYouTubeで日本語で解説している動画を示します。14分の動画ですが、前半部分を見ていただければ何が起こったのかわかると思います。



ポイントは、当初はメディアや共和党側の立会人がいた(アメリカの多くの州のルールでは、立会人のいる場所で開票することが義務付けられているそうです)のに、水道管が破裂した水漏れがあったので今夜の開票作業は中止すると言って、共和党側の立会人を帰してしまい、そのあと残った4人だけが、立会人のいない状況で再度開票作業を開始しています。今はそのデータを見つけられないのですが、ちょうど4人だけで開票を行った時間と、バイデン候補の票が伸びた時間とが完全に一致しているそうです。

一応、そんなことはない、と主張してファクトチェックと銘打っている日本語の記事のリンクも載せておきます。ここに書いてあることが全て正しければ、そうなのかな、とも思えます。ただし、この日本語のファクトチェックは、自分で全て検証したのではなく、あくまでアメリカの民主党よりのサイトの主張をもとに問題無し、としています。もし元になったアメリカのサイトが間違ったこと(正しくないこと)を言っていれば、結果的に自分たちも間違った判断をしてしまったことになります。


ただ、公聴会で指摘された問題はそれだけではありません。ルビー・フリーマン(Ruby Freeman)という女性が同じ投票用紙を何度も集計マシンにスキャンしている映像がはっきりと写っているということです。もしこれが事実ならば、明らかな不正行為ですよね。



ですが、上記のファクトチェックではそのことはスルーしています。つまり、自分らの都合のいい主張、表面上取り繕うことができる主張だけを取り上げて、同じ投票用紙を何度もスキャンするという不正行為については全く記載しないという解釈も出来ます。何も知らずにこの記事を読んだ人は、不正なんかなかったんだ、と思ってしまいます。

アメリカの情報のため、英語ということもあってなかなか一次ソースに当たるのが大変で、一次ソースを示すのが難しいのが残念なのですが、そこまでの手間をかけていられないのでお許しください。もちろん、そのために私自身も間違った判断をしている可能性もあるという認識は持っています。

この証拠映像があまりにもインパクトがあったため、ジョージア州のケンプ知事(共和党)は、12/4に郵便投票の署名検証を行うと発表しました。ところが、その日にケンプ知事の娘の婚約者が自動車事故で死亡。しかもその死に方がどう見ても爆死で、ただの交通事故とは思えない状況だったそうです。それを受けてケンプ知事は前言を撤回したようです。

ケンプ知事は共和党なのですが、何故か終始民主党寄りの行動をしています(お金で買収された可能性があります)。ところが、あまりにも明白な証拠を突きつけられて、署名検証を行うと言ったところ、どう考えても脅迫と思われる事故で自分の関係者が殺されてしまった(可能性があります)。そうなったら、自分の命が怖いので、なんとなくごまかしながら1月20日までやり過ごしたい、というのがケンプ知事の心情でしょう。

その後、再集計をしたけれども問題はなかった、という発表をジョージア州はしていますが、郵便投票においては、投票用紙を入れた封筒にサインをしているため、そのサインが投票用紙にしたサインと同じであるかどうかの確認をする必要があるのですが、その確認をしないで単に票の再集計を行った結果、問題なし、という発表です。マスメディアの発表ではこういう事実は一切省略されて問題なかった、という結果だけが発表されますが、サインの確認をせずに数え直しをしても全く意味がないことは記載しておきます。


アメリカの主流メディアと民主党側は、なにかあると「証拠がない」「証拠も示さずに」ということを書いていますが、証拠はいくつもあります。しかし、なんとしてもトランプ大統領を引きずり下ろしたいアメリカの民主党側と主流メディアは、「証拠はない」と言うか、証拠を無視して報道しない、という手法を持ってバイデンが勝ったという既成事実を積み上げて1月20日を迎えようとしています。日本のマスメディアは何も知らずにそれに乗っかっているだけ(常識的にはありえないですが)なのか、あるいは意図的にバイデンが勝ったという報道をしているのか、それはわかりません。

今回、この記事を読んだ方に理解していただきたいのは、日本で報道されていることとは異なり、アメリカの大統領選挙はまだ終わっていないということです。少なくとも、1月6日で何が起こるか、その後1月20日までに何が起こるかを注目していく必要があるということを理解していただきたいです。

今回のこのジョージア州の事例一つをとっても、バイデン側か、トランプ側か、どちらのサイドに立つかによって、2つの異なる解釈が生まれます。そして、どちらのサイドにとっても自分が正しい、と思えるような状態が生じる状況になっているのが現在のアメリカです。アメリカはもう完全に国論が真っ二つに割れています。1月6日、あるいは1月20日の結果如何では暴動が起きる可能性もあります。日本にいる私達は、一方的な報道しかしない日本のマスメディアの言うことを鵜呑みにするのではなく、アメリカの世論は2つに割れているという事実(これはどちらのサイドのアメリカ人も認めるはずです)を認識する必要があります。

最終的に日本のマスメディアが報じているとおりにバイデン大統領が誕生したら、現在報道されている話と何も変わらないように思えるかもしれませんが、実は日本にとってとんでもない暗い未来が確定してしまうことになります(このことは後日記載します)。逆に、マスメディアが報じていることとは異なり、トランプ大統領が再選されたら、日本のマスメディアは完全に嘘を報じていた、ということが確定します。そして、日本のマスメディアを信じていたあなたも完全に騙されていた、あるいは正しい情報があったにもかかわらずそれを取り入れようとしなかった、ということになります。

私のブログのテーマは、情報の発信の仕方、情報の受け取り方をもっと一人ひとりが考えよう、というものです。10年前の福島第一原発事故のときからそれをメインテーマとして考えていました。ですから、今回は題材が異なりますが、正しい情報は何なのか、それを自分の頭で考えて受け入れていくことをお願いしたいと思います。

このブログがその判断をするために、少しでも助けになれば、と思いますので、このテーマでは時間が許す限り書いていきたいと思います。なぜならば、今回のアメリカ大統領選挙は、単にどちらが勝つかという問題を超えて、もっと大きな問題であることがわかってきたからです。


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twitterは@tsokdbaです。
3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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