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アメリカで今、何が起こっているのか?(3) そして今後の世界は

アメリカ大統領選挙が終わり、バイデン大統領が就任式を終えました。
しかし、その就任式の様子もなぜか不思議な点がいくつもあり、本当にその日に就任式が行われたのか、疑問の声も上がっています。

しかし、日本のマスメディアを見ていると、何もなかったかのように普通の政権交代が行われたような報道ぶりです。そして、大多数の人は、それを普通に受け入れています。

今日は、これまでのアメリカ大統領選挙がらみの動きを見てきた者として、アメリカ及び日本のマスメディアの報道と、その後のツイッターやフェースブックなどの明らかに行き過ぎと思われる言論統制から予測される今後の世の中について私の考えを書きたいと思います。

1月6日には、アメリカでは上下院合同議会が開催されました。トランプ大統領は、その日にワシントンで集会を行うので集まるように12月の段階からツイッターで呼びかけていました。
そして、合同議会が開催されているときに、一部の集会参加者が議会の議事堂内に乱入し、警官が発泡したために死亡者がでる事態となりました。それをマスメディアと民主党はトランプ大統領がこの暴動を扇動した、という位置づけにして報道し、それをきっかけにツイッターやフェースブックがトランプ大統領のアカウントを凍結するという事態にまで発展しました。

しかし、事実関係はどうだったのでしょうか。動画で解説してくれている人がいますので、それを見ていただいたらわかります。



つまり、トランプ大統領が演説して、これから歩いて議会に行こう、と言ったこと自体は報道として正しいのですが、その場所から議事堂まで歩いて30分以上かかるため、時系列を追って見ていくと明らかに無理があることがわかります。日本のマスメディアもよく使いますが、自分に都合の良い発言だけを切り取ってストーリーを組み立てるという手法を使っていることがわかります。

アメリカの主流メディアが団結して同じ報道をしているので、日本のマスメディアもそれに右に倣えで同じ報道をしています。ですが、私はこの事態に非常に怖いものを感じました。

今回の1月6日の事態で何が起こったのか、2つの可能性があります。
1.マスメディアが報道するように、トランプ大統領が群衆を煽動させて、議事堂に乱入させた。
2.議事堂に先頭を切って乱入したのは一部の動画で証拠が出ているように、アンティファと呼ばれる過激派グループであり(トランプサポーターもその後に続いて入った)、トランプ大統領を陥れようとしていた民主党やマスメディアが意図的に起こした事件である。

2.の可能性を書いたのは、ネット上には多くの集会参加者の動画が上がっていて、議事堂の警備側が柵を外して中に誘導している場面があったり、議事堂に乱入しようとしている人をトランプ支持者が止めようとしている場面が報告されているからです。これは、誰でもが気軽に動画を撮ってネットで公開できる時代だからこそできたことで、このような手段がなかった時代には、マスメディアの力で完全に抑え込まれていただろうということが容易に想像できました。

おそらくこの2つの解釈以外には今回の1月6日の事件を説明できる仮説はないと思います。よって、論理的に整合性の取れる仮説は2つだけとして話を進めます。

日本に住んでいる日本人にとっては、今回の事件は自分たちの生活には直接は関係ないように見えるため、気楽に考えることができますし、逆に客観的な視点で落ち着いて考えるべきだと思います。

上記の1.か2.しか可能性がないとして、1.であれば、マスメディアの報道している通りであり、何も問題はないでしょう。しかし、もし2.であるとしたら、マスメディアが完全にグルになって嘘の報道をしていることになり、その報道に対する疑惑を指摘する人にすべて「陰謀論者」のレッテルを貼ろうとしているということになります。論理的にはこの解釈も十分に可能です。

もし2.だとしたら、マスメディアや民主党にはそんなことをする理由・必然性があるでしょうか?彼らには理由があります。トランプ大統領を政治的に陥れ、弾劾裁判を起こして有罪にし、二度と大統領選挙に立候補できないようにさせるためです。
でも、残りの任期が2週間を切った大統領の弾劾を行うことなど、意味がないことは誰にでもわかります。でも、それでもやりたいのはなぜなのか?彼らにはなにかやましいこと(例えば不正選挙を行った)があり、その証拠を握られているので、トランプ大統領に表に出てこられては困ると考えれば納得できると思います。

日本のマスメディアの報道にだけ接している人にとっては、私の書いていることも単なる「陰謀論」としか受け取れないでしょう。しかし、トランプ大統領の好き嫌いということは横に置いておいて、思考訓練だと思って考えてみてください。たぶん、トランブ嫌いの人にとってはもうそれすらできないと思いますが、トレーニングとして、こういう可能性もありうるかどうか、という視点で考えてみてください。2.の仮説も十分に成立することがわかると思います。

米国においては、国論を2分するような事態となっており、数千万人の人が2.を信じているという実態をみたら、単なる陰謀論で片付けていいのか、と気づくと思います。

いやいや、選挙不正なんてトランプ支持者が思い込んでいるでっち上げだ、と思う方も多いでしょう。でも、アメリカで出されたナバロレポートというレポート(英語)を読めば、単なる陰謀論ではないということはわかると思います。ピーター・ナヴァロというトランプ政権の通称担当補佐官だった人が書いたもので、その日本語訳はこちらにあります。

おそらく多くの日本人にとって、今回の出来事がアメリカで起こった出来事であり、一次情報に当たりたくてもそれが英語であるために理解が難しく、また、アメリカの政治や法律のシステムをよく知らないために途中で面倒になってしまうというのが本音だと思います。幸いなことに、現在ではその日本語訳を作ってくれる人もいますので、丁寧にそういう情報を追いかけていくことで真実に近づけると思います。

ナバロレポートと呼ばれる報告書を読めば、今回の大統領選挙において不正が行われた可能性が高いことは理解できると思います。でも、不正なんかなかったということになっているではないか?裁判でも却下されただろう?という疑問をお持ちの方も多いでしょう。そこが今回、私が怖いと思っていることなのです。

もし不正選挙があったのに、それを裁判でも取り上げず(今回の多くの裁判において、証拠を提示しての裁判での議論は行われていません。すべて何らかの理由をつけて門前払いの却下になっています)、メディアの報道もそれを否定するようなことが可能だとしたらどうでしょうか。三権分立だから裁判官は正しい判断を下すだろう、というのは思い込みかもしれません。裁判官も、自分や家族の身の危険で脅されていたら?あり得ますよね。

第二次世界大戦時、昭和18年から19年頃は日本がアメリカの物量にまけて、どんどん戦線を縮小していきましたが、日本国内の報道(大本営発表)はすべて日本軍が勝った、というものでした。多くの国民は「なにかおかしいな」と思っていましたが、疑問を公に言うこともできず、大本営発表を信じるしかありませんでした。そして、昭和20年8月に敗戦を迎えたあと、多くの国民は真実を知らされたのです。

私は、ナバロレポートやその他の情報を見てきて、今回の大統領選挙では明らかに大規模な不正があったと思います。これまで表に出ていることはすべて「大本営発表」であると思っています。ただ、この大本営発表を行っている勢力の力が非常に強く、嘘を本当にしてしまう力があったのだと思います。特にマスメディアを支配していればそれが可能です。そうすると、表向きは、バイデンが史上最多得票で大統領になり、それに不満なトランプ大統領が1月6日に群衆を動員して暴動を扇動した、という図式が完成するのです。そして、私のように疑問を呈する人については「陰謀論者」のレッテルを貼ればおしまいです。

しかし、人気のあるはずのバイデン大統領の就任式の動画はあまり閲覧者も多くなく、低評価が多い、とか、就任式が終わったあともワシントンには軍隊が駐留していて鉄条網などのフェンスもまだ撤去されていないとか、バイデン大統領就任後もなぜか不思議な現象が起こっているということは、日本のメディアでは報道されませんが、知っておく必要があると思います。

さらに、今回起こった大きな出来事は、フェイスブックやツイッターがプラットフォーマーとしてあるべき立場を捨て、破ってはいけない一線を超えてアカウントの凍結という言論弾圧に舵を切りました。今後は、彼らの気に入らない人々のアカウントを凍結したり、投稿を削除したり、ということが自由にできるようになってしまったのです。ある意味これが一番の問題かもしれません。

このような世界では、今後何が起こっていくのでしょうか。ジョージ・オーウェルが1949年に書いた小説「1984」で書かれた世界が、最先端のITと結びついて更に進化した世界が実現する可能性があります。「1984」を読んだことがない方は、ぜひ一読することをお勧めします。


ここまで読んで来られた方はどう感じたでしょうか。私のブログでは、2011年からずっと福島第一原発事故を取り上げてきました。東京電力から真実の情報が出てこないので、何が起こっているのか知りたい、と思ってずっと追いかけてきました。その中で、情報の受け取り方については、一人ひとりが与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、本当は何が起こっているのか、発表されていることは本当なのだろうか、ということを考えながら情報の取捨選択をするべきだ、ということに気がついてきました。そして、真実を追求する姿勢は貫くべきだと思いますし、多くの人にそれを実践してほしいと思っています。

そして私は、今回の大統領選挙では明らかに不正があったはず、と思います。ただ、現状ではそれを隠蔽することのできる勢力の力があまりにも強く、いわゆる三権分立の三権全てに加えて、マスメディアも支配できる力を持っていることがわかりました。重要なことは、私が考えていること(2.の立場)と、日本のメディアの情報を鵜呑みにしている人(1.の立場)とでは、表に出てきている事象の認識については一致しています(表に出ている現象を合理的に解釈できる2つの仮説だから当たり前ですよね)が、今後の捉え方については大きな違いがあるということです。

1.の立場においては、トランプ大統領や保守派の人たちのアカウントが凍結されるという正しいことがなされたので、彼らが余計な反乱を起こさなければこれからの世の中は良くなっていくであろう、という認識だと思います。一方で、2.の立場の人にとっては、大本営発表がずっと現実世界で続いて行く、恐ろしい世界が待っているという認識です。

以下は、2.の立場での考え方を書いてみます。1.の立場の人も、おそらくはトランプ大統領のアカウントが凍結されてよかった、と喜んでいる状況ではないことに気がついてほしいと思います。いつあなた自身に言論弾圧やバッシングの矛先が向いてくるかわからない、恐ろしい世の中になってしまった可能性があることに気がついてほしいです。

このような世界では、今後何が起こっていくのでしょうか。先程も書きましたが、ジョージ・オーウェルが1949年に書いた小説「1984」で書かれた世界が、最先端のITと結びついて更に進化した世界が実現する可能性があります。今回、フェイスブックやツイッターがプラットフォーマーとしてあるべき、これまでの一線を超えて、言論弾圧に舵を切りました。今後は、彼らの気に入らない人々のアカウントを凍結したり、投稿を削除したり、ということが自由にできるようになってしまったのです。

第二次世界大戦の頃にドイツの牧師であったマルティン・ニーメラーさんが、ナチスに捕まったときの言葉とされるものがあります。下記はWikiから引用してきたものです。

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった 私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった 私は社会民主主義者ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった 私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった


今回の大統領選挙が終わったあと、アメリカで起こっていることは、いずれ日本でも起こりうることです。すでに中国は、そして昨年から香港でも、そういう言論統制が行われていることは皆さんご存知でしょう。これまで言論の自由が保証されていると信じられてきたアメリカで、今年に入ってあまりにも急激に言論統制が進んでいる現状を、対岸の火事を思って冷ややかな目で眺めている人は、今引用したマルティン・ニーメラーさんの言葉をよく噛み締めてほしいと思います。

アメリカで現在トランプ支持者に対して行われているような言論統制、言論弾圧は、今はその対象がアメリカのトランプ支持者かもしれませんが、日本でも同様なことがいつ起こるかもしれません。そして、ある時その弾圧の対象が急に矛先を変えて、あなた自身に向かうかもしれないということ、そしてその時になっても誰もあなたを助けてくれない可能性があることは認識しておく必要があります。

今回の事態は、「1984」で描かれた恐ろしい世界が、民主主義の国と思われていたアメリカで実現しつつあるということです。そしてそうなったら日本でも同じことが起こる可能性が高いです(ひょっとしたらすでに始まっているかもしれません)。そうなる前に、自分が今できることを見つけて小さなことでもいいので行っていく、それが私達一人ひとりに課せられた使命なのだと思います。

私は、今は何人が読んでくれるかわかりませんが、この思いをこのブログで表現するということで、一人でも多くの人に現在の状況を理解してもらいたい、危機感を持ってもらいたいと思って今回の話を書きました。

今後の状況の推移を見ながら、また発信していきたいと思います。
よろしくお願いします。


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Author:TSOKDBA
twitterは@tsokdbaです。
3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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