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4/17 海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その23

福島第一原発から流出した海洋汚染水の総量を算出するため、いろいろ検索しているうちに、他の方のブログで、海洋学者で前鹿児島大学教授、現在は海洋研究開発機構の上席研究員をされている市川洋さんのブログを見つけましたのでご紹介します。

海洋学研究者の日常
http://blogs.dion.ne.jp/hiroichiblg/archives/10083045.html



市川さんのブログ(4/10)には、私も「4/6 海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その6」で紹介したフランスのシミュレーション(SIROCCO)を引用している、4/5の読売新聞の記事について、シミュレーションの前提条件を全く考慮していない、と批判されています。私も同意見です(というか、おそらくあの条件を読んで理解する英語力がないのでは?という気もします)。

それはまあいいとして、市川さんのブログでは、汚染水の拡散がどのような動きをするかについて、記載されています。私は記載内容をざっとしか読んでいないのですが、難しかったので正確には理解できませんでした。しかし、まとめとして下記の記載があったので、そこだけ引用させていただきます。

『つまり、海岸線がほぼ南北に延びている福島原発周辺海域においては、「放射性物質の拡散は方向によって大きな差があり、最初は沿岸を南北に広がり、東西にはすぐに広がらないこと」は、数値計算で「福島県沖の海底地形や潮流、水温、塩分濃度をもとに拡散を予測」しなくても、予想できることである。

つまり、南北にまず広がり、その後徐々に東西にも広がっていくということが複雑なシミュレーションをしなくても容易に予想できる、ということらしいです。やはりこういう専門家の見解は大事にしないといけないですね。

また、市川さんのブログでは、海上保安庁海洋情報部によるの海流実況図のリンクも教えてくれました。

海洋速報&海流推測図
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/

そこにGIFアニメーションがあったので、よく見てみると、茨城県の沿岸では結構複雑に海流が変動していますが、3月下旬には、銚子沖から北茨城市あたりに向けて北向きの流れも観測されました。福島県から南下する流れもあるのですが、両者がぶつかって東に移動するような形になっているように私には読み取れました。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/animation/curr_anim.html

だとすると、茨城県のコウナゴには茨城の地産と仙台湾から南下してくるものと2種類いるということ(「4/14 海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その17」参照)ですので、いわき市や北茨城市ではコウナゴで放射性セシウムが500Bq/kg近い数値が出ているのに、ひたちなか市では60-80Bq/kgで収まっているのは、ひょっとすると海流(ひたちなか、大洗では北向きの流れだが、北茨城や高萩では福島からの南向きの流れ)の違いで説明できるかもしれません。もちろん、現段階では単に福島原発からの距離によるタイムラグの可能性もありますが、改めて茨城県のHPに発表された数値をみてみると、同じ茨城県の中でも場所によって明らかに数値が異なっています

茨城県HPよりコウナゴのデータ
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/20110416_01/files/20110414_01bb.pdf
4/14コウナゴCs

このブログには、他にも海洋についていろいろと情報がありそうなので、時間があればもう少しみてみようと思います。
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コメント

Re: 御礼とお願い

コメントありがとうございました。

コウナゴの放射能濃度の測定方法の件、私もどこかで読みました。海水と比較してもらえるとこの疑問は解消しますね。でも、海水をまきこんだとしても、茨城県では放射性セシウムが100Bq/Lもないのは明らかです。過去のチェルノブイリの時のデータなどをみても、海水から魚に行くときに数十倍の濃縮がかかるのは間違いないため、やはりコウナゴの特性(表層近くを泳ぐ、たまたま汚染海域を通ってきた)によるものと考えた方が正しいかと素人考えでは思っています。

難しくて理解できなかった部分は別途ご回答します。

御礼とお願い

拙ブログ記事のご紹介をありがとうございます。

>難しかったので正確には理解できませんでした。

できるだけ、分かりやすい説明となるように心掛けてはいるのですが、気付かないところで、言葉足らずとなっているところがあると思います。

今後のためにも、どこが難しかったのか、是非、お知らせください。

*コウナゴの放射能濃度
コウナゴの放射能濃度が特に高いのは、他の魚では魚肉に含まれる放射性物質濃度を調べているのに対し、コウナゴでは魚肉部分を分離するのが難しく、胃腔内の海水を合わせて分析しているためではないか、という話を聞いています。コウナゴを捕ったところの海水も同時に採取し、コウナゴと海水の双方を分析、比較すれば、このことが確認できるはずですが、何か事情があって出来ないのかもしれません。

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Author:TSOKDBA
twitterは@tsokdbaです。
3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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