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4/19 福島原発で注ぎ込まれた冷却水はどこへ行ったのか?その2

冷却水の行方について、調べていますが、まだちゃんとした形でまとめられそうにありません。
昨日も海洋汚染の推移を動画にしようと思って地図にデータを書き込んでいたら、調べる時間がほとんどなくなってしまいました。ちょっとわかりにくいけど、一応手間はかかっているので、まだの方はぜひ一度見てください。
4/18 海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?その24

さて、進まないながらも、水の出入りについて、わかってきたことを少しずつまとめていきたいと思います。


日本原子力学会が昨日発表した、調査専門委員会の「現状推定」によると、
http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/cyousacom/chousacom01_110418.pdf

1号機:6トン/時の注入、崩壊熱による蒸気発生量が約2トン/時なので、炉心に約4トン/時の流量で注水されていると推定される。
2号機:7トン/時の注入、崩壊熱による蒸気発生量が約4トン/時なので、炉心に約3トン/時の流量で注水されていると推定される。
3号機:7トン/時の注入、崩壊熱による蒸気発生量が約4トン/時なので、炉心に約3トン/時の流量で注水されていると推定される。

ということでした。ここ数日は1号機6トン/時、2号機、3号機は7トン/時ということはわかっていたのですが、水蒸気でどれくらい蒸発しているのかがわかりませんでした。なので、これは貴重な情報として採用させていただきます。圧力抑制室が破損していると東京電力も保安院も認めている2号機と、大きな損傷はないと言っている1号機、3号機は、分けて考える必要があるかもしれませんが、3つ合わせて10トン/時の水を外部のポンプから注いでいる、ということです。そして、この水は循環していませんので、基本的に全てがタービン建屋やトレンチに流れ出し、さらには海に流れ出していると考えていいと思います。2号機の分でいうと、3トン/時=3×24=72トン/日、3機分合わせると10×24=240トン/日です。それが何日かというところを今発表資料をさかのぼって確認しているところなのですが、毎日の注水量が発表データに出てきたのは3/30頃のようなので、少なくともそのときから外部電源に接続したポンプで真水を注水しています。

今日東京電力がHPで発表した資料にも、関係ありそうな情報がありました。

http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110419a.pdf
概略を抜き出すと以下のようになります。

・2号機タービン建屋には高レベル汚染水が25000トンある。
・Cs-137 3×10(9)/L、I-131 1.3×10(10)/Lである。
・2号機には、原子炉に168トン/日のペースで注水している。
・格納容器が破損しているため、蒸発した分以外は全てタービン建屋に漏れ出している可能性がある。

集中廃棄物処理建屋には、プロセス主建屋、雑個体廃棄物減容処理建屋、サイトバンカー建屋、焼却工作室建屋の4つの建屋があるが、貯蔵可能要領が一番大きいプロセス主建屋へ移送する。
移送量:10000トン(480トン/日)=約21日の予定。


一方、4号機や3号機などの使用済み燃料棒格納プールに注ぎ込まれた水の量は、首相官邸のHPにまとめが書いてありました。

http://www.kantei.go.jp/saigai/pdf/201104191700genpatsu.pdf
なお、こちらのpdfは日々アップデートされているようです。最新版はこのページの下の方「直近の政府発表」を参照のこと。
http://www.kantei.go.jp/saigai/index.html

それによると、
1号機:約90トン
2号機:約511-526トン(3日に一度約50トンを今も注水中)
3号機:約5293トン(今も数日おきに30トンを注水中)
4号機:2136トン(今も2日に一度90トンを注水中)
共用プール:約130トン

ということで、1号機以外はまだ時々注水していかないと、蒸発してしまうようです。全部合わせて約8000トンです。

こちらは、おそらく蒸発した分を追加しているという形だと思いますので、どこかに漏れ出すということはあまりないと思いたいです。

今、こうやってインプットの量を書き出してみているのですが、タービン建屋にたまっている汚染水の量は、報道によれば保安院の発表で6万トンらしいので、ちょっと数字が合いません。蒸発分を含めて、1号機から3号機まで20トン/時=20×24=480トン/日とします。仮に地震翌日の3月12日から同量を注いだとして、昨日まで38日なので、480トン/日×38日=18240トンです。使用済みプールの8000トンを足しても26000トンにしかなりません。あとの34000トンはどうしたのでしょうか?

まず、地震の前の通常の運転時に使っていた水の量を計算しないといけません。それでも足りなければ、津波でトレンチにたまった水があった?6万トン以外に海に流出した分もあるはずなので、収支が合いません。うーん、謎ですね。

やはりデータ不足ですね。もう少し情報収集の必要がありそうです。

今日はこの辺で終わりにします。しっかりと情報公開をしてくれないので、謎が多いです。
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3.11では、停電・断水のため、一晩避難所で過ごし、震災後の情報収集をきっかけにブログを始めました。
これまで約4年間、原発事故関係のニュースを中心に独自の視点で発信してきました。その中でわかったことは情報の受け手も出し手も意識改革が必要だということです。従って、このブログの大きなテーマは情報の扱い方です。原発事故は一つのツールに過ぎません。

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